ただ今、アウトドア自粛中です
2012年05月17日 (木) | 編集 |
前の記事の映画「王朝の陰謀」の火炎虫を見て思い出したのがチン(鳥)です。
火炎虫は浸けておいたり、接触したりすると発火性の毒に冒されるようですね。
同じように、チンの羽には毒性があって、この羽を酒に浸けてチン酒を作り毒殺に使うのは、中国王朝のお約束です。
今回のブログのタイトル「チン毒を賜う」または「チン酒を賜う」というのは君主から死罪を言い渡されることを指します。
実際のところ、チンは架空の鳥で、亜砒酸を使ったそうです。
(世の東西を問わず、砒素は毒殺のデフォルトですね。愚者の毒薬とも言うのに…)
しかし、パプアニューギニアには羽に毒を持つ鳥が実際にいるそうで、チンはその鳥の絶命種という説もあります。
スグロモリモズ
(スグロモリモズ 毒鳥)

さて、ごく最近、中国・重慶市で共産党幹部の薄氏が英国人を殺害した事件がありましたよね。
食事に招いて、椅子に押さえつけて、毒を飲ませたという手口を聞いて、
「チン毒か?!」
とkinkachoは新聞に突っ込んでしまいました。
21世紀に入って12年も経とうというのに、この手口とは…
しかも、薄氏の子息はハーバードに留学中。
奨学金を取得とか言ってますが、広いアパートメントに住んで高級車を乗り回していたそうです。
ハーバードは特別枠で入って、奨学金という国費を使ってるって訳ですね。

中国四千年の腐敗政治の伝統は現在も継続中のようです。


2012年05月16日 (水) | 編集 |
ごみつさんの強い推薦を受けて行きましたとも!!

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王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件 心斎橋シネマート

中国・唐王朝初期、武則天の即位直前に謎の人体発火事件。
その謎を解明するために武則天は、かつて自分に逆らい獄に落とした狄仁傑を呼び戻す…

ピンインでディー・レンチェと言われても一体誰のことかわかりませんでした。
テキジンケツ(狄仁傑)のことだったのか~と分かったら話の面白さは倍増します。
名判事として有名な人物に探偵役をさせるという趣向です。まあ映画はアクションが主体ですが…

kinkachoが注目したのは女性二人、武則天とチンアルです。
武則天は有名な中国三大悪女(呂后・武則天・西太后)の一人にして、中国唯一の女帝。
徳川光圀の「圀」の字を作った人です。(則天文字ですね)
太宗の後宮からいったんは尼寺に入れられながら、高宗の後宮に返り咲き、見事に皇后までに登り詰め、帝位簒奪に成功した女傑です。
中国の三大悪女の皆さんはいずれも政治能力に富んだ人ですが、特に武則天は一歩抜きん出ていたのではと思います。
この後に続く玄宗の貞観の治も武則天の地ならしがあったからだと信じています。
だから、玄宗の即位の直前にある韋后の専横と武則天の即位が合わせて「武韋の禍」と呼ばれるのは甚だ不本意です。
その点、この映画は武則天を単なる簒奪者として描かず、民を安んじることに置いては名君と扱っているのはgoodです!
そして、もう一人チンアル。
あくまで映画の創作人物ですが、おそらくは武則天の側近・上官婉児をモデルにしたと思われます。
上官婉児は祖父が武則天に逆らい処刑され、獄に落とされるところを武則天の温情で後宮で養われた女性です。
才気煥発なところを武則天に寵愛され、著作を残したりして、日本の清少納言みたいな人です。
まあ、ご本人は武則天の死後、韋后に媚びたり、太平公主(武則天の娘)に靡いたりして、保身を図るのですが、最後は玄宗に処刑されます。
当然チンアルみたいに武術は使えませんので、あしからず。
kinkachoとしてはチンアルの額に刺青を入れておいて欲しかった。
上官婉児は武則天に逆らって刺青を額に入れられてるんですね。
でも、武自身がかわいがっていたものだから、刑吏に小さく入れろと命じて、黒子みたいだったそうです。
そこで、婉児は刺青を花鈿で彩って、かえって魅力的にしたというエピソードを生かして欲しかったなあと思います。

結局、中国って、強い女性に支配されないように、儒教で女性をがんじがらめにしたのではないかと思います。
それでも、勝てなくって、武則天や上官婉児のような歴史に悪女として刻まれる女性が出てしまうというのが、結論ではないでしょうか。

今回、上映前の韓国映画の予告編にウンザリして、本編上映が始まるとホッとしました。
今回の映画鑑賞で、kinkachoは視覚的にも聴覚的にも韓国は受け付けない、中国の方が大丈夫ということが判明しました。
だって「冬ソナ」も「チャングム」もチラ見でも苦痛でしたもの。


2012年05月14日 (月) | 編集 |
何じゃこりゃ~!!の数字を見て以来、運動として歩きたいけど、誘惑が多い町歩き…
パン屋、ケーキ屋、アイスクリーム屋、フレンチ惣菜屋の誘惑に耐えながらの町歩きはストレスです。
そんな時の心の癒しは
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ちょっとご年配でお疲れ気味ですが、うどん屋さんの看板モフモフ~
愛想振りまきまくるタイプではなく、差し出した指の臭いを確認してから、触って欲しい場所を指の前に持ってきます。右耳の後ろあたりがご所望のようで、しばしカリカリさせていただきました。
「ミーちゃん」(kinkachoはネコはとりあえずミーちゃんと呼ぶ)と声をかけると、ちっちゃな声で「ミー」と返してくれました。
消極的な看板ネコですが、心和むには十分でした。


2012年05月09日 (水) | 編集 |
タイトルを雑記からダイエット日記にしないとヤバい!

今日は健康診断だったのですが、朝一に体重を測られて、気絶しそうになりました。
生涯最高の数値…
順調に肥え太っておりました。
しかも、お年がお年なだけに、太り方が若い頃と違うよ!
若い頃はプリっだったのに、今はポテ?いやボテ?
脂肪の重みに皮膚が耐えられなくて、重力に負けてます。
何が悪いのかはわかってます。
あ~んなのや
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こ~んなののせいです。
揚げだし
ああ、それなのに、また新しいパン屋を見つけてしまいました。
涙がでます…
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ワイヤが抜けたら、ラン帰宅が確定ですね。


2012年05月06日 (日) | 編集 |
草原の王朝 契丹 大阪市立美術館
契丹ポスター
このポスターのセンスの良さにびっくりです。
契丹チラシ
さらに、チラシの斬新さに驚嘆!
いつの間にこんなセンスを身につけたのかしらと感心していたのですが、宣伝活動はいまいちのようで会場はガラ空きでした。
kinkacho的にはゆっくりじっくり展示を楽しめて満足です。

契丹です。半農半牧なので、遊牧民と言っていいのか悩むところですが、中原にプレッシャーをかけたということでは同様です。
遼を建国してからは北宋に迫って燕雲十六州(当時の中国の紛争地帯)を割譲させたり威勢を誇りましたが、女真の金に国を滅ぼされて、チンギス・ハーンに止めをさされました。
その遼を建てた耶律氏の末裔・耶律楚材さんとは卒論でさんざんお付き合いしました。
元の南宋攻略で、主将・伯顔とセットで参謀として史料に出てきたお方ですので(最近、耶律楚材が実在の人物ではないとの学説が出て、驚愕しましたが…)、kinkachoはこの展覧会がとても楽しみでした。

この展覧会の展示は、最近発掘された墳墓の埋蔵品が中心で、陽明文庫展とは真逆のアプローチでした。
連れとkinkachoは文献学アプローチ派なので、内心「考古学は発掘したら一発逆転だからな」と含むところはあるのですが、夫婦(契丹でも降嫁政策ありで公主が嫁)で合葬されている出土状況や見事な棺の装飾、副葬品を見ると、物語が見えるようで感ずるところがありました。
この展覧会を企画した学芸員の趣味丸出しでとても面白い展覧会です。
東京でも開催があるようなので、そちらの方面の方は是非足を運んでください。

お勧めの予習本は「中国の歴史8 疾駆する草原の征服者―遼 西夏 金 元」(講談社)です。
というか、これぐらいしか一般書では思いつきません…遊牧民には冷たいぞ、日本の出版界。
展覧会も空いてるし、みんな、遊牧民に興味ない?
遊牧民へのアプローチも一昔前は、ソ連のスキタイ研究がほとんどで、kinkachoの先生がイスラム化以前トルコ民族をやってたのが珍しくて、やっと中国が周辺の遊牧民の研究をやってくれるようになったんですがね…
遊牧民は史料残してないから、そのせいで一般書のネタがないのも事実。
唯一の史料の中国の史書では、夷狄、蛮族扱いだからどうしようもないです。

庭園
↑隣接の庭園から見ると、とても立派な大阪市立美術館