2023'02.09 (Thu)
ランニングしたので
鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛治の里編へ
テレビ版の再公開&先行公開なので、映画館に行く必要は全く無いのですが、ご近所ランの目的地の緑地が映画館に近かったのでつい足を伸ばしました。しかも、上映時間に間に合わせるためにタイムトライアルになっちまった...アホなの???
構成は遊廓編の十話、十一話を再度、刀鍛治の里編の一話を先行の形で見ることになります。
遊廓編十話の戦闘シーンのクオリティがテレビアニメのレベルを遥かに越えていたのはこの公開を想定してたからなんだなと、そして、十一話のCM抜きの放送もこのためだったのかと思います。
あの戦闘シーンは大画面でもう一回見たいと思わせたからなあ🤔
そして、次シーンズの第一話。上弦の鬼集結の無限城のシーンは大画面で見ても納得のクオリティ。
上弦の声優に古川登志夫、置鮎龍太郎がキャスティングされてたのもアニメオタク古株のkinkachoには刺さりました。敵ボスキャラの関俊彦、謎の剣士の井上和彦も刺さるんですよね。
主役やら柱とかの主要キャラの声優はもう全くわからないのですが、井上さんは009の島村ジョー、古川さんはガンダムのカイ・シデンでバリバリリアルで見てたし、鮎置さんはキャプテン翼の若島津くん、関さんはシュラトの主役で若手声優として見てたからなーとノスタルジーに浸りました。ついでに言うなら、シャアの池田さんも若手として見てたのに、今や超絶ベテランですものね。
この公開、テレビで見れるのですが、来場記念のパンフがまだ配布されてたし、パンフ付きで1000円(シニア割とか割引を駆使するとこうなる)なら映画館で見てもそんした気にはならないですね。
そして、この公開で燃料投下された二次創作が賑やかになってきたので、オタクとしてはちょっと嬉しかったりします。
2022'11.11 (Fri)
ジャンプで歴史物???
逃げ上手の若君 松井優征
ネカフェへ「怪獣8号」の最新刊と「パリピ孔明」(ホスト孔明が見たかった!!)の京都編以降を読もうと出掛けたのですが、目についたこのコミックを手にとってビックリ😲
あの「暗殺教室」の松井優征の新刊、しかも歴史物、とどめに週刊ジャンプに掲載ですと!!!
とりあえず読みました。
松井優征らしいギャグを挟み込みながらのストーリー展開でした。
北条時行って誰さ???とツッコミながら読んだところ、最後の執権・北条高時の息子でした。
鎌倉末期~南北朝時代の武将なんですね。建武年間に中先代の乱を起こし、鎌倉を落として足利直義(尊氏の弟)を追い落としたりしてるのですね。
大河ドラマの「太平記」は主役が真田広之、後醍醐天皇が片岡仁左衛門だったので、血道をあげて見ていたのですが、この中先代の乱は記憶の欠片にも残ってませんでした...
北条高時は片岡鶴太郎で、北畠親房はゴクミだったはずと記憶は手繰れるのてすが、何だろう...負けた気分です。
このマンガの最新刊は8巻。時行が挙兵したあたりです。
最終的に時行は刑死しています。つまり、着地点は決まっています。
松井優征は「暗殺教室」でも殺センセーの暗殺で物語を締めくくってますが、今回もゴールを決めての連載です。
作者本人はきちんと最後を想定しているのでしょうが、週刊ジャンプが最後まで描かせてくれるのか? そっちの方が心配です。
2022'10.14 (Fri)
読むのに苦労
MUJIN -無尽- 10 (10巻) (ヤングキングコミックス)
最近の平積みになっている時代小説より遥かに出来の良い時代物だと思います。そして、ラノベのような時代小説より読むのに遥かに根性が要ります。
一ページに盛り込まれた情報量が多くて理解するのに集中力を要求されて、なかなか読み終わるのが大変でした。
kinkachoがイラチなのもあって、ページがなかなか捲れなくてイラついたぐらいです。
竹宮恵子さんが「天馬の血族」を連載していた時、最近の読者は一ページに情報を詰め込むと読み切れないとおっしゃってましたが、この岡田屋さんの作品はその傾向に真っ向勝負していると思います。
主人公は伊庭八郎。
戊辰戦争を嗜んだことのある幕末フリークなら名前は知っていると思います。
でも、その伊庭八郎が直参旗本で14代将軍家茂の側近くに使えていた前半生はなかなか知らないのでは??? その前半生を緻密に描いていて、その時代背景、周囲の人々を描いていて、とにかく密度が濃いです。この巻では家茂と慶喜の複雑な関係を踏み込んで描いていて、とても興味深かったです。慶喜の人間像がkinkacho(慶喜のアンチ)には新鮮でした。
さらに、岡田屋さんの絵柄が洗練されてきて、将軍、旗本、帝、公家の衣装がとても決まってます。さすがBL出身だけあって、身体の描写が凄い。骨格が解ってないと紋服やら衣冠束帯はあんなに体に馴染んだ絵にはならないです。加えて、幕末の風俗も詳しく描かれてます。庶民の衣装や髷も、武家の女性の着こなしも、そして、伊庭の講武所髷の凛々しいこと!!
というわけで、作品の着地点はまだわからないのですが、この作品はご一読をおすすめします。
2022'04.01 (Fri)
ラノベを一気読み
オーバーロード
俗に言うなろう系ラノベです。
ゲームプレイヤーがゲームのキャラのまま自分のダンジョンごと異世界転移したお話です。
俺Tueeeee状態で、部下との認識のズレのなすがまま世界征服に乗り出すことになってます...
と言う感じですかね???
Amazonプライムの無料体験でアニメ一期を偶然見て面白いなとは思っていたのですが、四期が始まることを知って、図書館で借りてみたら案外面白くて、既刊14冊を一気読みしてみました。ついでに、アニメ三期までを試聴し、漫画化も既刊は読んでみました。
原作はあと三巻で完結するらしいです。
主人公はアンデッドの魔法詠唱者とその部下が悪魔やら吸血鬼やらの異形種の間の意識のすれ違いで、あれよあれよという間に異世界の各国を征服していく、すれ違いコメディが主軸です。
でも、その中に含まれるちょっとした暗黒面が面白いと思わせる要素ですね。弱者がそのまま踏み潰されたり、ありがちな話なら助けてもらえるキャラが殺されたり、主人公が元は人間なのに少しずつアンデッドに意識を引きずられていくのがなかなか面白い。
部下キャラも主人公にはおバカなほどに忠実なのに、征服対象には悪辣ですしね。
そして、主人公が元いた世界はとんでもない格差社会で、自然が崩壊したディストピアというSF設定という二重構造。
それが、上手く融合して着地できるのか、そこら辺を楽しみにしています。
ぶっちゃけ、原作より、二次創作の方が面白かったりするのは秘密です。
2022'02.25 (Fri)
完結してたよ
双亡亭壊すべし 藤田和日郎
ちょーと目を離していたら完結していました。
少年漫画の性で巻数が多い...コミックス派なので一巻一巻講読してると前の話を忘れているので、ネカフェで一気読みです。オーブン席で読んで背中バキバキです。まあ最近はネカフェの方が集中して読めるので頑張りました。
藤田先生は長編でも見事に着地させるなぁ~と感心しました。
うしおとおら、からくりサーカス、月光条例とことごとく見事に着地させてます。きれいに完結させるのはなかなか難しい作業であることは、こちらも歳を取ってようやくわかってきました。
商業誌掲載だけに、いろいろな事情で打ち切られたり、無理矢理伸ばされたりと大変なのと、作者も歳を取ってくるので作業が大変になってくるのがひしひしとわかります。
いい歳の大人が読んでも大した破綻も無く、面白く読めました。ありがとうございます。
藤田作品は中、短編に真髄があると思ってますが、やっぱり長編も面白いよ!