2007'03.31 (Sat)
エリザベート
梅田芸術劇場1階12列39番。満を持して、行ってきました来日公演。
ドイツ語なんてわかりません。それでもウィーンへ行った過去を省みれば楽勝。
指揮者、オケも来日みたいですが、金管がいきなり外してました。
装置もできるだけ再現してるとのことですが、セリが斜めにならなかったので、kinkachoが見たのとは別バージョンでした。
人がこぼれても演出か事故かわからないほど危険なのが楽しかったのに…
さすが外人!トートがルドルフを力技でぶん回してます。マイヤーリンクワルツの引いてしまう女装も、まじキスも見れたし…って見所が違う。黒天使のナイスバディな女性の黒装束も良かったよ。宝塚みたいに体型補正してないのが倒錯的で…ってこれも違うか。
私が踊る時、ドイツ語では初見でした。宝塚よりエリザベートのエキセントリックさが際立っていい場面だと思います。
オペラ座の怪人同様、やはり翻訳上演するとニュアンスが変わるんですね。
オペラ座が四季版が男二人の戦いで、オリジナルは女性の親離れ成長物語。
エリザベートは、宝塚(これは改作してますが)は恋愛物語、東宝版は忍耐と解放、オリジナルは変わり者の美女が周りをふり回す話に、kinkachoに見えるのですが…
↓散財の数々

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2007'03.27 (Tue)
私たちは繁殖しているグリーン
内田春菊の私生活マンガ。一応は別人とことわってますが、誰もそんなこと信じてないって
少子化の昨今、子供を産まない女に課税するとか言ったどこぞの首相経験者に読ませたい本です。もし、世の女性が全てこんな感じになっても、子供を産めと言えるかな?今の世の中、かの首相経験者や某厚生労働大臣のような男が考えるような普通(語弊がある言い方だ)の女性は子供をなかなか産まないよ。内田女史ほど腹くくってるぐらいでないと無理だよ。困るだろう?ここまで私生活暴露されたいのか?
まあそれはさて置き、キョーレツです義父母もですが、内田女史も。
ここまで衆目にさらされたらなぁ…私生活をネタにする作家は多いですね。内田春菊、西原理恵子、中村うさぎ、倉田真由美、藤臣柊子、柳美里はkinkacho的に同じ分類ですね。読んでるんだけど、一抹の嫌悪を感じます。不等式>の一番右にあるのは柳美里。他は僅かでも笑いの要素があるけど、柳作品は文学の皮被ってるからかしら。
2007'03.24 (Sat)
ワインの会
月一の例会ホームパーティー編です。
今回は一品持ち寄りで、kinkachoはちらし寿司とキッシュロレーヌを朝から作りました。
16:00~19:30喋る・飲む・食べるの無礼講宴会。
チーズ、角煮、シュウマイ、ウインナー、コロッケ、ちらし寿司、キッシュ、ケーキ、苺を食べ散らかし、マルゴーのパピヨン・ブラン1989、トカイ、メドック2001を飲み散らかす。
パピヨン、さすがマルゴーと感心。白なのに次に開けたメドック(現にシャトー名を忘れた)が吹っ飛ぶほど強い印象が残る。トカイはトカイ独特のハチミツ臭とトロリした甘味と舌に残るかすかな渋味がスイーツと合わせると際立ちます。kinkachoは極甘口ワインとスイーツの組み合わせが好きです。


2007'03.23 (Fri)
鴨志田氏死去
訃報が新聞に載った時は驚きましたね。
フェードアウトするように亡くなると思っていたので、記事が載ったこと自体が驚きでした。
kinkachoには鴨志田氏は西原理恵子女史の夫という認識しかないので、語るのは失礼とは思っています。著作もいくつか読みましたが(共著も単独のものも)、情緒に流れすぎてルポを書くには不向きな感じがしました。文章から憤りは感じるのだが、それ以上話が進まない。読んでいてつらかった。西原女史の夫という肩書きを鴨志田氏はどう思っていたのか、失礼だが知りたい。その状況に流されることもできず、その状況から大きくはみだしもしなかったとkinkachoには見えました。
とりあえず、合掌。
2007'03.20 (Tue)
鋼の錬金術師16
順調に巻数を重ねてます。巻数が多いのはかなんのですが、エピソードもきっちり重なっているので、よしとしましょう。
話はドンドン悲惨な方向へ向かう予感…登場人物のうちで、幸せになれる人はいるのか、と言うか、生き残る人はいるのか
ハガレンは作者が女性のせいか、女性キャラが強い。この巻に出たアームストロング姉も強烈!そして、主要女性キャラはみ~んな職業婦人か、手に職あり。自分を「主婦だ!」と言い切るイズミ師匠も、皇女のはずのリンも特技ありだし…誰か風にも耐えない貴婦人はいないのかいって、浮くけどね。こんな強い女ばっかじゃ、鋼のも焔のもつらいよね
2007'03.19 (Mon)
華麗なる一族
はぁ~終わりました。
鉄平さんご愁傷さまです
あなたの物作りにかけた情熱は立派だけど、あなたが生きて今の日本を見たらどう思うかね
末期も末期…もうろくなことないよ、日本
多分ね、あの時代に間違えたのよ、いい物を作れば売れると思い込んじゃって…
あの時点で、製造ではなく、社会構造とか、規範とか、
人間の土台を確立する方が大事だったのでは
鉄平さん、あんた理想のために戦ったというより、夢を見ただけじゃない?
と作中人物に突っ込んでも仕方ないのですが、う~ん、バカ
でも、たかがABO式で知れる親子鑑定をなんで、調べなかったのかねぇ。
鉄平もじじいの血液型確認するより、己の血液型調べるって考えなかったのかね?
私生活でこれほどうかつじゃあ、経営者としての理念も疑われるよ。
大介親父、じいさんじいさんていつまでも未練がましい!
寝取られた時点で、じいさんか、嫁か、きっちり決めろよ!
だらだら、じいさんに言われるままに銀行家になるは、嫁にはぼこぼこ子供産ませるは
そーゆーのを優柔不断って言うの
そんなこったから、婿に足元すくわれるのよ。
まあ、一番したたかだったのは、嫁の寧子だね。
愛人の相子なんて目じゃないよ
2007'03.18 (Sun)
六甲山
3月も間もなく下旬、彼岸も目の前なのに雪です。寒い~
六甲駅~護国神社~山寺道~摩耶山~穂高湖~三国池~記念碑台~みよし観音~凌雲台~西おたふく山~打越峠~七兵衛山~岡本駅
二週前の堂満岳があんなに春だったのが嘘の様に、粉雪の中、摩耶山への最短距離の急坂を登る。掬星台にも人気なし。アゴニー坂を下り縦走道に入る。
11:00穂高湖で早目のお昼。雪の中作ったラーメンが温かくてホッとする。コーヒーと虎屋の羊羮でデザートして温まったところで出発。
ここからは平坦な道を黙々と歩き、凌雲台でおやつブレイク
そして、西おたふく山から一気に下る。打越峠から前回課題だった七兵衛山へ。小さい山ながら結構険しく、山頂の眺望は正面に神戸港がきれいに見える。
打越峠に戻り、八幡谷を岡本駅に降りて16:30到着。
歩行距離は約20kmでした。おつかれさま

↓この人が六甲山開発者 記念碑台にぽつんと寒そう



2007'03.16 (Fri)
文庫新刊
トランシルバニア・アップルとぼくの新日本百名山。
ぼくの新日本百名山はミッドナイトイーグルとどちらを買おうか悩みました。
どちらも登山を扱ってるんですが、あちらは小説、こちらはエッセイで、
細切れで読めるこちらを購入。
岩崎元郎氏は登山不適格者であまりにも有名。
この本を読んで来シーズンの冬山を決めるつもり。
今回トレーニングからオーダーメイドしてくれるそうだから、
体力ギリギリを選ぶつもり。
人の少ない冬山は最高だ
トランシルバニア・アップルはマンガ、しかも古いぞ。
萩尾、竹宮ほどではないけど、LaLaが創刊から数年目の前後編の読み切り。
樹なつみがデビューの直後の荒らさから脱却しつつあり、
なおかつ、たたみかけるようなスピード感、こっぱずかしくなるような華やかな筋書と
樹女史の持ち味は十分盛り込まれています。
これでたった100Pていうのが、古風でしょう?こんなマンガは今はできないよね
2007'03.12 (Mon)
懐石料理二種
この週末は懐石料理を二日連続でいただきました。
ヒルトン和食ダイニング源氏と洛西にし田。
どちらもkinkachoはめったに行けないお店です。
当然自腹ではありません。お・よ・ば・れ
源氏は四国の食材を使った創作性豊かな懐石料理。
さすがホテルで盛り付けが美的です品数がたっぷり。
お値段分だけわがままもききます。
対するにし田は住宅街にある隠れ家的なお店。
地元客しかあまり来ないそうです。
一品一品の量が多くて、食べごたえたっぷり。ヒレ酒も湯呑みで出てきます
逸品は粟しんじょのあんかけでしょう。
ただkinkachoは薬味はワサビでなくショウガがよかったなぁ。
懐石料理はこういう風にお店で食べれますが、茶懐石はなかなか機会がありません。
濃茶が恋しい今日この頃です。
2007'03.10 (Sat)
文庫二冊
またまた新刊購入。特捜司法官S-A 4とうつ病の妻と共に。
前者は置いといて、うつ病の妻と共に、読んでいてすごい不快感がこみあげてきました。普通この手の本はシンパシィを覚えるkinkachoですが、なんですか著者たる夫!妻を治そうという姿勢が感じられない。よく言われる共依存を感じます。治らない方がいいと無意識にでも思ってない?次男に対する態度もそう、いい加減に自立してほしいと言いながら、自分がいないとダメなこの状況のままにしておきたいと感じられる。妻も次男もこの夫には所有物、この本から妻と次男の心がにじみ出ていない。
それと躁うつ病とうつ病を一緒に扱うところは、本当に医者か?
この夫が医師、病院の副院長の地位にあるのが怖い。
2007'03.07 (Wed)
AOI/KOMAHI
居心地の悪い客席でした。
9列13番の割りといい席なのに、観劇のカタルシスのない芝居のせいなのは明らか。
好きな麻実れいも出てるのに悲しい…
三島の近代能楽集なんて肩書きがない創作ならば許せるんでしょう。
三島戯曲にはあのキラキラしい華麗な美輪明宏演出か、
何もかも削ぎ落としたむき出しの痛さのあるD・ルヴォー演出が
確固として頭にあるからでしょうか?
今回のあまりに俗な翻案には呆れました。
AOIの火サスな展開は目眩ものでしたし
KOMACHIのダンサーを使った演出は好きなはずが、映像とのコラボで興醒め。
舞台というナマモノに映像を持ち込むのはルール違反だと思います。
招待券でなく身銭切ってたらキレてました。
2007'03.04 (Sun)
堂満岳
暑いくらいのポカポカ陽気の中、比良へ。駅前の菜の花が満開で、ひばりがさえずる、春の盛りの景色を見ながら登山道に入る。イン谷口→青ガレ→金糞峠→堂満岳山頂→ノタノホリ→駅のコース。冬の定番第一ルンゼには雪は見えず、青ガレは本来の岩が見えまくり、雪はないと思いきや、峠からは残雪が結構あって、足がはまりこむことが度々で、びっくりする。左が切れてるので、雪の上にのるのはスリリング。頂上で昼食後、急坂を一気に下り、勢いでノタノホリ経由で駅に戻る。9時開始15時終了でした。
↓正面のとんがり山が堂満岳
↓金糞峠北側斜面の残雪


2007'03.03 (Sat)
ラノベ三冊とマンガ一冊
阿片常用者の告白と顔の文化誌を残し読破したところに、ラノベとマンガを購入。あっさり読破。
ラノベは角川ビーンズ文庫の今月の新刊。シリーズものの外伝とシリーズ一作目。なんでこういう構成になるか~いっぺんみたいぞ、一冊で終わるラノベ!外伝は同人誌に任せたら?
マンガはBL系雑誌に掲載作品。篠原烏童作品1巻目なのでまったく話が見えず、長期化の模様
疲れてますね~選んでる本見るとすさんでるのがわかります
kinkachoの身内内の符丁で「腐ってる」と呼ばれる本が大増殖してます。
こんな弱ってる時は、萩尾望都、槙村さとるは読めません。
萩尾は作品哲学が正確に読み取れないから、槙村は強い女が神経に障るので。
この両者、気力体力が充実してないとつらい…
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