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2008'06.21 (Sat)

スカーレット・ピンパーネル

宝塚歌劇星組公演。2階15列43番B席です。でもセンターで舞台の見切りは良く、大階段のてっぺんが見えないぐらいです。
ブロードウェイ・ミュージカルの初翻訳上演と鳴り物入りの割に、2階A席後方はがら空きです。
ブロードウェイ初演の時「スカーレット・ピンパーネル=紅はこべ」と気付くまで時間がかかりました。わかってから「なんでまたそんな古典を…」をと思った記憶があります。あの頃ブロードウェイの新作に興味津々だったので家探しすれば、オリジナル・キャストのCDがあるはず。芝居友達がオリジナルの役者に入れあげてたので、確かもらったような記憶が…
さて、宝塚版は昨日初日でまだ硬いですね。
パーシー卿:安蘭けい
マルグリット:遠野あすか
ショーブラン:柚希礼音
う~ん、いかにも原作が古典。いやもう退屈の一歩手前の筋書きですね。皆が主役の掌の上で踊ってるストーリーです。
主演のパーシー卿のキャラが軽薄なイギリス貴族、実は凄腕の逃がし屋スカーレット・ピンパーネルと二つの顔があるのはわかってましたが、逃がし屋として潜入のためのキャラが立ちすぎです。もう少し日にちが経って芝居が練れてくると変わるのでしょうが、ヒーローとしての面が目立たないと宝塚男役トップとして辛いです。
ヒロイン遠野あすかは妖艶です。マルグリットは元女優という設定なんで問題はありませんが、前回見た「エル・アルコン」でも女海賊ブランシュ・フルールでしたから、正統派娘役は無理なのかと思ってしまいます。
ショーブランが一番おいしい?最後にバカバカしい転け方をしますが、そこまではたっぷり見せる歌があって「この人、主役?」と誤解させてくれます。
そして、期待したワイドボーンの曲がドラマチックに歌い上げる曲とコミカルな曲の2パターンに分類されてしまって、飽きてしまいました。これが痛い!
これを見ると、アンドリュー・ロイド・ウェーバーは一作品であの曲の多彩さは偉大だったなとしみじみします。
そして、フィナーレ。同行の母が「羽根をケチってる」と文句たれた通り、安蘭のみが羽根背負って大階段を降りてきました。シャンシャンは全員持ってたんですが、やはりトップ、娘役トップ、セカンドまでは羽根背負ってほしいですね。
さて、家探しして原作小説とオリジナル・キャストCDを見つけましょうか。
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