2008'09.15 (Mon)
甲斐駒
アルプスデビューの北岳以来の南アルプスです。
大阪夜発、戸台で市営バスに5:00乗り換え6:00北沢峠着でした。18名なので団体として何かと融通が効きました。市営バスは戸台6:00が本来の始発なのに、おかげで7:00過ぎには登山開始です。
深い森の中を上り仙水小屋を通過すると、一転ガレ場のトラバースになり仙水峠で眺望が開けてました。しかしガスがかかって山のシルエットが視認できる程度。一瞬の晴れ間に見えた摩利支天が圧巻ながら、この先の天候の不安を抱えて、樹林帯のジグザグの急登に突入。
急登さもさることながら、暑さにげっそり。高山なのに何故暑いと思っている間に、ハイマツ帯に入る頃から晴れ間になり、目の前に甲斐駒、振り向けば北岳、富士山。ラッキーと思っていると、駒津峰に到着。
甲斐駒の白い頂上を眺めているうちに再び雲がかかり始めたので出発。
頂上に至るには岩場の直登コースをチョイス。
これが足にきました。岩場の尾根を上ったり下りたり。足元に集中しているので、天候は雨さえ降らねばいいという気分になりました。
本来怖いはずなんですが、もはやそう思う余裕もありません。
岩場が切れるあたりで再び晴れ間がきて、頂上の白い砂礫が見え、明日の目的地仙丈が眼前に開けました。
仙丈は話に聞く通り、優美な姿でした。 砂礫帯に入る頃には再び曇り。眼前の白い砂山を疲れた足で一歩一歩踏みしめて、ようやく頂上に到着。 印象的な白い砂の頂上でした。連休初日だけに人も沢山です。眺望が望めないのはやむなしでしたが、岩場で小雨程度で済んだのは幸運でした。
下りは巻道をチョイス。下り始めは見事なと言いたい砂礫帯です。サクサクと音のしそうな道を小股で下ると再び岩場に突入。断続的な小雨とカッパの着脱の競争し、駒津峰に帰着。
疲れでかなりぐったりしていましたが、歩かないとテント場に帰れません。
自分を叱咤激励して双児山をとりあえず目指します。
ガレ場に足を取られ、やや高さのあるハイマツ帯では暑さのために疲労感を増して、双児山を踏み樹林帯に入る頃には疲れがピーク。
このだるさには覚えが…シャリバテ?!
やはり「アメ車並み」と自覚している燃費の悪さ。キャラメルとチョコを残すだけ食べてもこれか?!
それなのに、下れども下れども道は終わらず、「さすが南アルプス」と妙な点で感心してしまいました。
テント場帰着は15:30。
クタクタで死にそうと思っただるさは夕食を食べると回復。
結論は「シャリバテかい?!」
明日は3時起き。
果たして仙丈の頂上には立てるのか?
天候は大丈夫か?
とにかく寝る。
それしか対策はありませんでした。


仙丈は話に聞く通り、優美な姿でした。 砂礫帯に入る頃には再び曇り。眼前の白い砂山を疲れた足で一歩一歩踏みしめて、ようやく頂上に到着。 印象的な白い砂の頂上でした。連休初日だけに人も沢山です。眺望が望めないのはやむなしでしたが、岩場で小雨程度で済んだのは幸運でした。

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