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2009'09.27 (Sun)

障害者ハイク at 万博公園

20090927210702.jpg
年に一度のボランティア活動です。
障害者の方の野外活動をサポートしました。身体障害、知的障害、視覚障害の方のサポートですが、kinkachoの担当は車椅子の介助でした。
地下鉄、モノレールを一度乗り換えるだけでいいので楽なはずですが、ホームと車両のギャップやら、エレベーターまでの微妙に長い距離が、けっこう面倒くさい。
つくづく二本の足のフレキシビリティに感心します。段差、ギャップ、振動に多様に対応していますものね。
万博公園はその名の通り大阪万博の会場の跡地です。中に入ったのは久しぶりですが、記憶の中の人工物のイメージとは違う緑の多い公園になってました。40年ですもの、苗木も一人前の木になりますって。
実は障害者ハイクの参加は苦手です。今日も車椅子はちょこっとしか押してません。
ガタガタ道なんかで車椅子から振動が伝わってくるとドキドキします。知的障害者の方がの奇声を聞くとビビります。そんな自分が嫌になります。
だから、苦手なんです。
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21:07  |  登山  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT   このページの上へ

2009'09.26 (Sat)

あひるちゃん

20090926174450.jpgあひるのおしり
灰猫さんおすすめのオブジェです。期間限定で明日までなので午後の散歩に行ってきました。
どこかなと探すまでもなく黄色い影が川面に浮いてました。
写真撮影の人も沢山います。皆さん、一様に
「あひるちゃん」
「かわいい」
を連発しています。
このフォルムはたとえバカでかい物体でもかわいいと言わせてしまうのでしょう。
そして、カフェトリコロールで秋の和フッル(小豆と栗入り)とミルクティーでおやつです。
和ッフル
17:44  |  雑感  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT   このページの上へ

2009'09.25 (Fri)

鉄板イタリアン らっしゅ

ワイン友達が三線の賞を取りました。
来年には沖縄のイベントで独演をやるそうです。
おめでとう!!

そこで、お祝いに食事会です。
鉄板イタリアンと銘打ってましたが、なにが鉄板なのかは終始不明でした。
ピースポーター
一本目ピースポーター。フルーティーでやや甘い。
ピノ
二本目ピノ・ロゼ。発泡酒。かわいいピンクで軽い。
シャルドネ
ピノ・シャルドネ。発泡酒。無色であっさり軽め。
この三本を空けて、料理は単品を適当にオーダー。
前菜の盛り合わせ
シーザーサラダ
ポルチーニ茸のピザ
からすみのクリームパスタ
子羊のロースト三種のソース添え
明太子トースト
夜のオムライス
アイスクリーム
コーヒー
一応コースにしようとした努力は見られるオーダーですね。
お値段が安い割りに味は合格でしたね。
前菜の盛り合わせで安くて飲みやすいワインをグイグイやるのをお勧めしたいお店です。
そして、締めのオムライス!!
これは食べてほしいです。リゾット風のライスにトロトロ卵とデミグラスソースがかかっていて、これは美味です。
減点要素は、オーダーしてから料理が出てくるまでの手際が悪い。デザートが手抜き。という点でしょう。
でも、これだけ飲んで食べて一人3300円だから文句は言えないか???
07:52  |  グルメ・クッキング  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT   このページの上へ

2009'09.23 (Wed)

ヴィンランド・サガ8

幸村誠著。
帯に新章突入とありましたが、まさかこの展開とは…いや驚きました。
トルフィンの腑抜けぶりは想定内でしたが、アシェラッドがこの選択をするとは、案外純情な親父だったこと…
北欧史、日本では穴場と思いきや、kinkachoは案外マンガで読んでます。ただし、ヴァイキング時代に限られています。
あと、北欧神話。これはマンガ家にワグネリアンが多いせいでしょうか。
誰か、カルマル同盟とか、北方戦争とか、マンガにしてくれないかしら。
垢臭いヴァイキングはもういいや…ハラルド美髪王なんてほったらかしの髪を洗ったら金髪でしたというオチだったし、青歯王は虫歯?ヴァイキングの王って身だしなみ失敗のあだ名が多い気がします。
21:58  |  アニメ・コミック  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT   このページの上へ

2009'09.23 (Wed)

常念~蝶縦走

憧れの縦走初級コースを女三人で初挑戦!
祝!テント初使い。
kinkacho、縦走初リーダーです。
一日目:9:20一ノ沢~笠原~最後の水場~13:26常念乗越
二日目:6:00常念乗越~常念岳~鞍部~蝶槍~13:45蝶が岳ヒュッテ~蝶が岳
三日目:4:20蝶が岳ヒュッテ~まめうち平~8:30三股
節約大作戦で、夜行バスで長野イン長野アウト、長野~豊科は高速バス、やむなく豊科~登山口のみタクシー。
おかげでケツカッチンで渋滞にもろかぶりでした。これが最大の核心部だったりします。
路線長距離バスは三列シート、リクライニング、フットレスト、レッグレスト、トイレ付き、スリッパ、毛布、お茶、コーヒー自由と快適空間。睡眠をある程度確保して、乗り継ぎ乗り継ぎで一ノ沢登山口に到着です。
一ノ沢沢沿い
一日目、トイレも水もある良心的な登山口から、沢沿いの樹林帯の快適な登山道を快晴の木漏れ日を浴びながら高度を稼ぎます。荷物は重いけど快調です。胸つき八丁も予想より楽に越えて、最後の水場で2リットル水を補給して担ぎあげる余裕もあるほどでした。
樹林帯を抜けた途端、左手にでかい常念岳と正面に穂高~槍、晴れていてドラマチックな展望がいきなりでした。
常念乗越常念テント場
速攻テントを張って新居完成!ピカピカだし、張るのが楽!
そして、小屋で生ビールと枝豆でご機嫌な酔っ払いになりました。
ビールと枝豆
この頃は小屋も余裕がありました。
鰻飯、キュウリとカニカマのサラダ、吸い物の夕食を槍を見ながら食し、朝の水を買いに(1リットル200円)小屋に戻るとそこは戦場!
軽食堂はもちろん廊下も宿泊場所と化し、夕食の遅い部は21時とスタッフが叫んでました。
テントでよかったとテントに戻りで20時就寝。夜中のトイレの際に天の川と流れ星を堪能できました。
二日目、4時起きでスープパスタの朝食後、ご来光を待って撤収。
ご来光
昨日のオンタイムに気を良くしていたら、朝一・テント泊荷物・急登の三重苦は堪えました。でも、常念は登ればすぐ山頂と親切な山。人がいっぱいはどこも同じ。今日もバッチリの槍~穂高を見ながら甘酒を飲んで、蝶へ向かいます。
常念山頂常念山頂
本日の歩行面の核心は鞍部までの下り、精神面の核心部は2592のピークでした。
浮き石の混じる下りで荷物に振られてボディブローの様に腹筋にダメージがきて、低い山に見える2592のピークはいつまで経っても着かない…
常念下り常念北から
樹林帯が切れて蝶槍が見えた時は心底ホッとしました。
蝶槍も親切で登れば即ピーク。ここからは高原のようななだらかさ。サクサクと旧ピークをクリアして蝶が岳ヒュッテに到着。かなりコースタイムオーバーでした。
蝶槍から蝶テント場
幕営後、蝶のピークを踏んで、ヒュッテでホットカルピスを飲んで、水(1リットル150円)を購入。
明日は天気が下り坂らしく、一段と近くなった槍~穂高には雲がかかり始めてました。南岳からキレットの落ち込み具合を見て、あんな所へ行ってバカとセルフツッコミを入れてました。
穂高~槍
五目ご飯、豆サラダ、海藻サラダ、味噌汁の夕食後、ケツカッチンの明日を考えて19時就寝。
三日目、3時起床。真っ暗な中、朝食撤収で4時20分下山開始。途中て朝焼けの日の出を見て、ジグザグの道にウンザリしながら、コースタイム+30分で三股に帰り着きました。はぁ~疲れた…
ここからが怒涛のスケジュール!
譲れないのが風呂!と、昼食はすっ飛ばし、長野県庁近くの温泉で山の埃を落として、13時半にバス乗車。スケジュール通りですが、核心部はここから。
連休の渋滞にガッチリ捕まり、大阪にたどり着いたのは22時半。苦行でした。

充実した三日間。やはり縦走は登山の華ですね。
次は唐松~五竜を目指そう!
13:56  |  登山  |  TB(0)  |  CM(10)  |  EDIT   このページの上へ

2009'09.23 (Wed)

常念~蝶

無事帰還しました。
最大の核心部は帰りの高速バスでした。
01:07  |  登山  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT   このページの上へ

2009'09.18 (Fri)

東京混声合唱団定期演奏会

いずみホール1階J列33番。
友達に誘われてです。多分、中学以来、合唱を聞く機会なんてなかったはず。
ドイツ語、フィンランド語と訳のわからない言語の歌で、声を聞くしかない状況です。
ミュージカルの唐突に歌う、オペラの情感たっぷりに歌う、宝塚のキラキラの歌いっぷりは平気なくせに、合唱の直立不動ながら微妙に揺れて情感たっぷりの歌いっぷりに妙に照れて視線を外す自分を発見!
言葉がわからないから?と思ってましたが、日本語でも合唱になると聞き取れないから状況は同じで、照れる自分がいました。
交響楽、室内楽といった楽器の演奏はいくら情感たっぷりでやられても平気なのに、究極の楽器、人間の演奏はダイレクトすぎて苦手です。
21:48  |  文化・芸術  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT   このページの上へ

2009'09.17 (Thu)

消えた横浜娼婦たち 港のマリーの時代を巡って

檀原照和著。
ラシャメンの系譜を引く「メリケンお浜」とパンパンの生き残り「白いメリーさん」の二人の娼婦の人生が二本柱の横浜の外国人相手の娼婦の歴史を描いたドキュメンタリー。
読み応えはありますが、kinkachoの頭の中で、「メリケンお浜=猟奇」、「白いメリーさん=ホラー」の公式が成立しているため、素直にドキュメンタリーとして読めませんでした。
これは先行して読んでいた唐沢なをきと中島らもの一種の悪影響です。

主軸になった二人の生涯があまりにも強烈なため、横浜娼婦の歴史のドキュメンタリーとしては、通り一遍歴史をなぞっただけで希薄な印象が残ります。
そして、主軸の二人の娼婦には継続性が感じられず、一概に「横浜娼婦」というひとつのカテゴリーにくくって一冊の書物にまとめることに無理があったようにも思います。
さらに、取材を本人(死亡していたため本人からは取材できなかった)からではなく、周囲の人間からしているため、傍証でしかないことも迫真になっていない原因です。

やはり、この種のドキュメンタリーは、初めに読んだインパクトもあり、kinkacho的最高峰です。
18:55  |   |  TB(0)  |  CM(9)  |  EDIT   このページの上へ

2009'09.13 (Sun)

お好み焼き at 箕面

昨日の雨もスッパリ上がって秋晴れの今日は箕面でお好み焼きです。
担当ではないので、用意するものは食器と箸のみ。
一応荷物運びのため大きなザックをスカスカにして集合場所に向かいました。
箕面の滝を久しぶりに見物。
20090913191633.jpg
一昔前は猿との戦いを繰り広げた現場も、猿を山奥に返す努力が実ったのか、一匹も見かけません。安心して団子をかじりながら滝見物に興じました。
そして、滝の裏山のビジターセンターで調理が始まります。
準備
手際のいい皆さんが見てるうちに用意をして焼き始めました。kinkachoの仕事は生地の上に豚肉、チーズ、餅を載せるぐらいでした。
焼き上がり
あとはチューハイ片手に食べるのみ。野外は食が進むので、ついつい食べ過ぎますね。
ダム
撤収後、食べ過ぎで重い体を抱えての駅までの帰路が核心部でした。
19:16  |  グルメ・クッキング  |  TB(1)  |  CM(6)  |  EDIT   このページの上へ

2009'09.12 (Sat)

長距離二連発

なんか勢いで長距離縦走大会に参加することになりました。
ひとつは例年参加のダイヤモンドトレイル40キロ、10月25日。もうひとつ六甲山全山縦走大会56キロ、11月8日。
なに考えてるんでしょうね、kinkacho?!
マラソンは走るの嫌いだからと拒否してますが、山道縦走は気力が保てばなんとかなると思ってますよ、大丈夫か?
ダイトレは10時間気力があって故障さえなければイケると経験が言ってますが、六甲山全山縦走はkinkachoは一気の縦走は未踏。どうなる?
心の支えは六甲山はエスケープルートが沢山あるってことです。しかし、去年のダイトレでわかる通り、kinkachoはリタイアの機会を逸して最後まで止まらないタイプなのが最大の問題。やはり自分との戦い?
15:07  |  登山  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT   このページの上へ

2009'09.08 (Tue)

プリティ・ウーマン

ジュリア・ロバーツ&リチャード・ギア主演。
ハッピーエンド映画の定番作品。
何となく最初から最後まで飽きることなく見てしまいました。

街角に立つ娼婦ビビアンが偶然彼女を拾ったエドワードに磨かれてレディとなり、ビビアンを拾ったエドワードも父親に対するコンプレックスから彼女のおかげで解放される。最後は二人が結ばれてハッピーエンド。

ギリシャ神話のピグマリオから、バーナード・ショウの戯曲、映画「マイ・フェアレディ」まで、やりつくされてネタですが、ついつい見てしまうお話です。
恵まれない境遇の女性が、ある日運命の男性に見出されて、磨かれて才能を開花させて幸せになる。場合によってはその男性と恋仲になってしまう。
バカバカしいですが、夢物語としてはいいですよね。少女マンガの傑作「エースをねらえ!」、「アラベスク」もこの王道を踏んでいます。こんなお話は女心をくすぐるのでしょう。
この手のお話が女性受けするのは、見出してくれる男性でもいなければどうにもならなかった女性の境遇があったのでしょうか、最近では少女マンガでも、ラノベでも、皆無とはいいませんが、あまり見ません。女性の境遇が改善されたのか、男性を当てにしてられないと女性が悟ったのか、そこは一考の価値ありということですね。

さて、この映画、若いジュリア・ロバーツは口は大きいけれどピチピチしてきれいですし、リチャード・ギアも若い頃の油気が程よく抜けて瀟洒な紳士ぶりが魅力的です。
でも、kinkachoが好きなのは、ホテルの支配人です。
この人が最初にビビアンを一人前の女性扱いをして、丁重に扱って、アドバイスもしてくれたすごくいい人。最後は恋のキューピッドもしてくれるし、一流ホテルの支配人はこのぐらい軽くやってのけなければいけませんね。
00:02  |  映画  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT   このページの上へ

2009'09.07 (Mon)

飯道山 下見

先日の三田に続き、今回は信楽の地へ遠征してきました。
10月に会の例会山行の下見です。

10:00貴生川駅~飯道寺~岩壷不動尊~杖の権現茶屋~12:15山頂~飯道神社~行者コース~宮町登山口~15:10雲井駅

行きも帰りも駅~登山口のアプローチが約1時間…バス路線はあるのですが、土日は運休です。
素晴らしい田舎っぷりに驚きました。
JRから降りると駅前には何も無い!! あるのは田んぼのみ!!
けっこうたわわに実った稲穂の間を飛ぶ赤とんぼ…絵に描いたような田舎です。
貴生川
その農道のアスファルトを延々歩いてようやく登山口に到着。
ここから山道ですが、車の入る作業道なので、幅広くてなだらかで鼻歌まじりで登って行くと、第一の休憩ポイント岩壷不動尊に到着。
水分補給をして、不動尊を拝観して(岩が崩れてどれが不動尊か確認できず)、沢沿いの緩い坂道を再び登り始めました。
「楽勝じゃん!!」と思っていたところ、左折するといきなりガラガラの急坂が始まりました。
左羅坂と垢離坂の二連チャン!!
さすが元修験道の山、舐めてはいけなかったと思ったところで、第二の休憩ポイント杖の権現茶屋に到着。
茶屋と言っても屋根と机とイスがあるだけで人はいません。せっかくの茶屋なので、持参のフルーツの缶詰とサイダーでフルーツパンチ風飲み物を作成して、同行者2名と休憩です。缶詰を凍らせて持ってきたので、冷や冷やの飲み物ができて、冷たくて甘い飲み物は日差しは夏の日においしくししみ渡りました。
一息入れて荷物も軽くなったところで、さらに急になった道を15分登るとあっけなく頂上に到着でした。
飯道山頂上
山頂からは紫香楽宮があった信楽の地や近江富士が見渡せます。
近江富士
紫香楽
山頂からは幾分緩やかな別の道で降りると次の目的地である飯道神社はすぐでした。
ここは修験道の修行場が残っているそうなので、さっそくトライしました。
行者コース
途中に鎖のかかった大岩や岩の間をすり抜ける箇所があるのですが、それよりも落ち葉の溜まった道の方が滑りそうで嫌でしたね。軽いアスレチックコースをこなしたところの出口が飯道神社の本殿。
飯道神社
なかなか立派な建物でした。
ここからはただ下るだけ。途中の東屋で昼食を取って、ひたすら下って宮町登山口に到着。
そして、最後の試練はここからでした。西日がカンカン照りの元、アスファルトの道を延々歩いて1時間…途中にコンビニはもちろん自販機もほとんどなし…ようやく信楽高原鉄道雲井駅に15:10に到着。
しかし、無人駅で、列車は16:02までなし。さすがに駅にはあった自販機で冷たい飲み物を飲んで、列車がくるまで眠りこけてしまいました。
12:34  |  登山  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT   このページの上へ

2009'09.05 (Sat)

ブラック・バード

シアター・ドラマシティ19列32番。
内野聖陽と伊藤歩の二人芝居。
40歳の時12歳の少女と関係を持ったとして6年服役したレイ。ピーターと名前を変え新しい生活をしている彼の元に事件から15年後に被害者ウーナが現れる…
二人の緊張感を伴ったセリフのやり取りで事件の真相が描出されるのですが、伊藤歩が位負けしてます。
演技派の若手女優はいないのか…
内野は少女暴行で服役したさえない中年男を無理なく熱演。
体に肉をつけていて、幕開きの一瞬誰だかわからないくらいでした。内野が上手すぎるので、若手の女優ではつらいですね。
さて、舞台で語られるセリフからはこの二人の間には恋愛感情が存在していて、誘拐暴行ではなく恋愛の末の逃避行かと思われるのですが、終盤で事件当時のウーナと同じ年頃の少女が現れて、やはりロリコン?と観客に思わせます。
真実は見えず、終劇。
難しすぎるぞ!
幼児ポ〇ノが世界一横行している日本で、その点が厳しいイギリスを舞台にしたこの芝居はストレートに訴えてこないか???
出所後、主人公の境遇が果してブルーカラーなのかホワイトカラーなのか?
ワイシャツにネクタイなのは見栄?
この厳然たる違いも日本にはピンとこないか?
そこらへんの社会的背景よりも、歳の差カップルはありかの方が気になるkinkachoでした。
うらぶれた中年男をやってもエロい仕草をするとセクシーな内野だけに、女優がイマイチなのが悔しい!
22:52  |  舞台  |  TB(1)  |  CM(2)  |  EDIT   このページの上へ

2009'09.03 (Thu)

南極料理人

堺雅人主演の映画の方です。
原作は目茶苦茶面白いです。もう絶対お勧めの面白本です。
しかし、映画にするような本ではないので、映画化して大丈夫かと心配になりました。
予想に反して、どこがどう盛り上がる訳ではないのに、客席は最初から最後まであちらでクスクスこちらでクスクスが止みませんでした。
腹筋が痛い映画なんて久しぶりです。
堺雅人演じる第38次南極観測隊のドームふじの料理人と七人の隊員が過ごす一年余りの日常が淡々と描かれる映画のどこが面白いのか?
極地観測なんて究極の仕事をやっている人達のキャラがやっぱり変なことに尽きます。
自ら仕事として選択しちゃった人、究極の左遷に合っちゃった会社員、派遣されるはずだった同僚の代わりに来ちゃった主人公、みんなどこが変。
その変人達の行動に極地という特殊環境が拍車をかける。
極地というと冒険の地のイメージがありますが、第38次になると普通の生活なんですね。
特殊環境の日常生活はエンターテイメントだという映画でした。

この映画の原作本に掲載されている料理レシピが素晴らしい。
平均気温-50℃、標高3800m、細菌さえ生存できない環境で、食材は冷凍、缶詰、乾物と辛うじて栽培できるカイワレとモヤシ。雪はあるけど水はない。
そこで繰り出される料理なのに、刺身、天ぷら、煮物の純和風料理、フレンチのフルコース、円卓を彩る中華料理、ピッケルに刺して焼いたローストビーフなどなど目茶苦茶豪華!
アルコールは飲み放題!
伊勢海老の海老フライ、毛ガニやズワイガニ食べ放題の朝食はとんでもないですね。
kinkachoの気になる料理はかたまり肉を漬け込んで焼くシェラスコです。
南極はこれを-70℃の屋外でやるそうです。
命懸けのバーベキュー、やる価値ありそう!
00:14  |  映画  |  TB(0)  |  CM(12)  |  EDIT   このページの上へ

2009'09.02 (Wed)

花宵道中

宮木あや子著
文庫初見で、久々に面白いと思う本を引き当てました。
江戸末期の新吉原を舞台に、遊女たちを主人公にした短編連作集。
それぞれ関わりのある遊女がそれぞれの短編の主人公になって、リレーのように続く物語。
身売りに人攫い、自殺をしたり、病で死んだり、足抜けしたりとお約束の悲惨な物語のようでありながら、乾いた中の情緒がなかなか新鮮で、そして、最後の話だけがちょっとハッピーエンドで後味が爽やかでした。
遊郭を舞台にした時代小説といえば、異様に悲惨なものや、遊女の意地の張り合いや花魁道中などの華やかな面ばかりを強調した作品ばかりに出くわしていたのですが、この作品は吉原の格が崩れた江戸末期の、中堅どころと言えば聞こえがいいが中途半端な店を舞台にしているので、最初は先入観から違和感を覚えますが、慣れるとじっくり読ませてくれます。
シリーズ化されなければ、とても評価できる時代小説です。

この本はR-18文学賞を受賞して、官能純愛絵巻ということで店頭に並んでいますが、性的描写はいたってマイルドです。
マンガの横に並んでいるライトノベル(特に少女向けの一部)の方がず~~~っとえげつないです。
BL…あれはある意味エロ本なので比較対象外ですが、ラノベもR-18指定した方がいいと思います。
12:32  |   |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT   このページの上へ
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