2012'05.16 (Wed)
行きましたとも!!
ごみつさんの強い推薦を受けて行きましたとも!!

王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件 心斎橋シネマート
中国・唐王朝初期、武則天の即位直前に謎の人体発火事件。
その謎を解明するために武則天は、かつて自分に逆らい獄に落とした狄仁傑を呼び戻す…
ピンインでディー・レンチェと言われても一体誰のことかわかりませんでした。
テキジンケツ(狄仁傑)のことだったのか~と分かったら話の面白さは倍増します。
名判事として有名な人物に探偵役をさせるという趣向です。まあ映画はアクションが主体ですが…
kinkachoが注目したのは女性二人、武則天とチンアルです。
武則天は有名な中国三大悪女(呂后・武則天・西太后)の一人にして、中国唯一の女帝。
徳川光圀の「圀」の字を作った人です。(則天文字ですね)
太宗の後宮からいったんは尼寺に入れられながら、高宗の後宮に返り咲き、見事に皇后までに登り詰め、帝位簒奪に成功した女傑です。
中国の三大悪女の皆さんはいずれも政治能力に富んだ人ですが、特に武則天は一歩抜きん出ていたのではと思います。
この後に続く玄宗の貞観の治も武則天の地ならしがあったからだと信じています。
だから、玄宗の即位の直前にある韋后の専横と武則天の即位が合わせて「武韋の禍」と呼ばれるのは甚だ不本意です。
その点、この映画は武則天を単なる簒奪者として描かず、民を安んじることに置いては名君と扱っているのはgoodです!
そして、もう一人チンアル。
あくまで映画の創作人物ですが、おそらくは武則天の側近・上官婉児をモデルにしたと思われます。
上官婉児は祖父が武則天に逆らい処刑され、獄に落とされるところを武則天の温情で後宮で養われた女性です。
才気煥発なところを武則天に寵愛され、著作を残したりして、日本の清少納言みたいな人です。
まあ、ご本人は武則天の死後、韋后に媚びたり、太平公主(武則天の娘)に靡いたりして、保身を図るのですが、最後は玄宗に処刑されます。
当然チンアルみたいに武術は使えませんので、あしからず。
kinkachoとしてはチンアルの額に刺青を入れておいて欲しかった。
上官婉児は武則天に逆らって刺青を額に入れられてるんですね。
でも、武自身がかわいがっていたものだから、刑吏に小さく入れろと命じて、黒子みたいだったそうです。
そこで、婉児は刺青を花鈿で彩って、かえって魅力的にしたというエピソードを生かして欲しかったなあと思います。
結局、中国って、強い女性に支配されないように、儒教で女性をがんじがらめにしたのではないかと思います。
それでも、勝てなくって、武則天や上官婉児のような歴史に悪女として刻まれる女性が出てしまうというのが、結論ではないでしょうか。
今回、上映前の韓国映画の予告編にウンザリして、本編上映が始まるとホッとしました。
今回の映画鑑賞で、kinkachoは視覚的にも聴覚的にも韓国は受け付けない、中国の方が大丈夫ということが判明しました。
だって「冬ソナ」も「チャングム」もチラ見でも苦痛でしたもの。

王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件 心斎橋シネマート
中国・唐王朝初期、武則天の即位直前に謎の人体発火事件。
その謎を解明するために武則天は、かつて自分に逆らい獄に落とした狄仁傑を呼び戻す…
ピンインでディー・レンチェと言われても一体誰のことかわかりませんでした。
テキジンケツ(狄仁傑)のことだったのか~と分かったら話の面白さは倍増します。
名判事として有名な人物に探偵役をさせるという趣向です。まあ映画はアクションが主体ですが…
kinkachoが注目したのは女性二人、武則天とチンアルです。
武則天は有名な中国三大悪女(呂后・武則天・西太后)の一人にして、中国唯一の女帝。
徳川光圀の「圀」の字を作った人です。(則天文字ですね)
太宗の後宮からいったんは尼寺に入れられながら、高宗の後宮に返り咲き、見事に皇后までに登り詰め、帝位簒奪に成功した女傑です。
中国の三大悪女の皆さんはいずれも政治能力に富んだ人ですが、特に武則天は一歩抜きん出ていたのではと思います。
この後に続く玄宗の貞観の治も武則天の地ならしがあったからだと信じています。
だから、玄宗の即位の直前にある韋后の専横と武則天の即位が合わせて「武韋の禍」と呼ばれるのは甚だ不本意です。
その点、この映画は武則天を単なる簒奪者として描かず、民を安んじることに置いては名君と扱っているのはgoodです!
そして、もう一人チンアル。
あくまで映画の創作人物ですが、おそらくは武則天の側近・上官婉児をモデルにしたと思われます。
上官婉児は祖父が武則天に逆らい処刑され、獄に落とされるところを武則天の温情で後宮で養われた女性です。
才気煥発なところを武則天に寵愛され、著作を残したりして、日本の清少納言みたいな人です。
まあ、ご本人は武則天の死後、韋后に媚びたり、太平公主(武則天の娘)に靡いたりして、保身を図るのですが、最後は玄宗に処刑されます。
当然チンアルみたいに武術は使えませんので、あしからず。
kinkachoとしてはチンアルの額に刺青を入れておいて欲しかった。
上官婉児は武則天に逆らって刺青を額に入れられてるんですね。
でも、武自身がかわいがっていたものだから、刑吏に小さく入れろと命じて、黒子みたいだったそうです。
そこで、婉児は刺青を花鈿で彩って、かえって魅力的にしたというエピソードを生かして欲しかったなあと思います。
結局、中国って、強い女性に支配されないように、儒教で女性をがんじがらめにしたのではないかと思います。
それでも、勝てなくって、武則天や上官婉児のような歴史に悪女として刻まれる女性が出てしまうというのが、結論ではないでしょうか。
今回、上映前の韓国映画の予告編にウンザリして、本編上映が始まるとホッとしました。
今回の映画鑑賞で、kinkachoは視覚的にも聴覚的にも韓国は受け付けない、中国の方が大丈夫ということが判明しました。
だって「冬ソナ」も「チャングム」もチラ見でも苦痛でしたもの。
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