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2012'11.12 (Mon)

面白かった

三銃士/王妃の首飾りとダヴィンチの飛行船

これが劇場公開された時は「いまさら三銃士かよ~」と侮ってました。
もっとも劇場で見ていたら怒っていたでしょうが、テレビでは楽しめました。
確か公開時は3Dとオーランド・ブルームが初の悪役というのがが売りでしたでしょうか?
テレビではもちろん2Dで、オーランド・ブルームは添え物のようでしたが、面白かった。
やっぱり、アレクサンドル・デュマ・ペールの原作の面白いところを抽出して、徹底的に娯楽作品にしたところがよかったのでしょう。

kinkachoが三銃士ものを読んだり、見たりして、いつも違和感を感じるのは、リシュリュー枢機卿でしょうか。
ルイ13世とアンヌ王妃のバッカプルぶりは、史実とは全然異なっていても、フィクションとして納得できるのですが、なぜかリシュリュー枢機卿の悪役は納得できないでいます。
王権の確立を目指した大政治家というイメージがあって、不倫でスキャンダルなんて小さい陰謀を巡らす悪役には思えないのが違和感の原因でしょうか。
蓄財とか、姪の政略結婚とか、個人的野望も果たしているのですが、リシュリュー枢機卿は「フランスを大国にする」という理念を実現した政治家という感が強く、臨終の「私には国家の敵より他に敵はなかった」という言葉にしびれてしまいます。
そして、自分の後継にマゼランを指名したのもなかなかナイス!!
後継選びに失敗しなかった政治家というところもポイント高し!です。

デュマの原作を読み返す勇気はありませんが、リシュリューの評伝なら読み直してみたいなと思っています。
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