2012'12.31 (Mon)
今年のまとめ
今年のまとめ
・よかったこと … 右膝のワイヤが抜けて足は完治
・悪かったこと … 失業 ← 年が年なので再就職できるかとっても不安(涙)
最大のイベント
大阪マラソン参加 42.195kmのフルマラソンデビュー
【本】
増補版歌舞伎手帳
伝統芸能の底力を感じた渾身の文庫。他のどの本よりも面白かったかも…
【マンガ】
暗殺教室
年末に二巻が出ましたが、一巻が圧倒的に面白かった。禁断のジャンプコミックスを買ってしまいました。
【映画】
007 スカイフォール
今年は例年になく映画館で映画を見ましたが、その中であえてこの作品を挙げたいと思います。
さすがシリーズ開始50周年! 娯楽映画としての完成度を誇ってもいいと思います。
【舞台】
The Bee
野田秀樹のキレ味を堪能した作品。
野田作品を見たことない人は是非一度見てみるといいと思います。
夢の遊民社時代は尖がっていたけど、野田地図になってからは切っ先を真綿に隠すようになりました。
それだけに怖いです。
【マンガ家】
よしながふみ
「大奥」で一般にブレイクしてBLマンガ家がよくぞここまでと思いましたが、kinkacho的には一連のBLロココものに蒙を啓かれました。
ベルばらで目くらましをされていた世代には、ロココ時代を再認識するには格好の作品でした。
貴族とブルジョワの有り様、ロココ時代の軽佻浮薄さ、空虚なエスプリを体感できます。
いろいろ現実を見てしまうと暗~くなってしまう年末ですが、とりあえず波瀾万丈の2012年も終了ということで、新しい年に心をはせたいと思います。
来年もよろしくお願いします。
2012'12.29 (Sat)
消費カロリーはご破算に
ラン 10.91km
消費カロリー 620キロカロリー
同行者にキロ7分でお願いしました。kinkachoにはこれが精一杯。
忘年会は近江屋@玉造。いつになく贅沢な忘年会でした。


炊き合わせと造り盛り合わせ(マグロ・タコ・ハマチ・甘エビ)


タラの白子と赤魚の塩焼き


紙鍋とゴマメ


お寿司(中トロ・ヒラメ・マグロのヅケ・マグロ・イカ)


上巻きと味噌汁
お寿司さんなので海鮮づくしでした。どれもおいしかったのですが、締めになる上巻きと味噌汁がお気に入りでした。
写真がボケボケなのが残念です。
2012'12.28 (Fri)
さすがにこんがらがらないよ
母曰く「こんがらがらない?」
一週間に十本芝居を見たkinkachoに愚問です。
というか、大奥とレミゼのチョイスでどうこんがらがる???
kinkachoが会員になっている映画館から招待券をもらっていたのと、会員特典が平日千円なので、間に昼食を挟んで二本見ました。
大奥→レミゼの順に見て、正直、大奥の感想なんてふっ飛んでいるのですが、一応防備録として記事にします。
大奥~永遠~右衛門佐・綱吉篇
最近の大河ドラマのネタ切れぶりに、冗談で「よしながふみの大奥をやればいいのに」とは言ってましたが、実際映像にされてしまうと引いてしまいます。
このよしながふみ版大奥は、映画・吉宗篇に始まり、テレビドラマ・有功&家光篇、映画・右衛門佐&綱吉篇と一大プロジェクトとなっているので、出来としてはそこそこです。
打掛にお金かけてるし、綱吉は腰巻(夏の盛装)姿もやったくれたぐらい考証に力入れてました。
でも、先にも言った通り、少女(一応か?)マンガを実写にされてしまうとドン引いてしまうのが、オタクの性…
この映画のウリのひとつが、堺雅人がドラマで有功、映画で右衛門佐という白と黒のような二役を演じることだったのですが、右衛門佐も別に悪人ってわけではないので、それほどインパクトはないですね。
それに、堺雅人は達者な役者ですから、一本内で二役演じるならまだしも、ドラマと映画で二役なんて意味が無い。
そして、ラストがあそこではねえ…
右衛門佐&綱吉篇なので仕方ないけど、あそこで切っちゃうと、御台所との関係や吉保との関係が薄っぺらになっちゃって、綱吉がただの真実の愛を求める女になってしまいます。
原作の回想で「好色一代女」と言われてしまうぐらいのファム・ファタールの凄みが出てない。
無意識に周りを不幸にして、ついでに自分も不幸になってこそのファム・ファタールなのに、ただの女にしてどうする?
頑張ってるけど、残念。これが正直な感想です。
それと、菅野美穂が抱いている狆。堺雅人曰く「リテイクで芝居を変えてくる」演技派です。

最後に、ラストのテロップ「右衛門佐の名を知る者は少ない」の一行。
時代劇愛好家なら知っているので、少ないはずがありません。
2012'12.27 (Thu)
練習納めのためのトレーニング
風邪を引いて以来、運動をしていなかったので、練習納めのためにジムトレーニングへ行ってきました。
ラン 30分
バイク 30分
ステップ 40分
運動の前後にストレッチ + ジム往復ウォーク4km
消費カロリー 884キロカロリー
次回の大会エントリーは3月24日の熊野古道マウンテンランです。
距離は33kmですが、マウンテンランなのでアップダウンがあるのが未体験といえば未体験。
一昨年17kmは走っているのですが、どんな感じでしょうねえ…。
一昨年はまだ淀川市民マラソンのハーフに参加したことがあるだけで、大会というのがどんなものかもわからないままに、トレイルラン用のザックを抽選でもらって、温泉、海鮮料理を楽しんで、プラスのイメージしかありません。
適度に放置で、適度にエイドがあったような気がするので、確認してきます。
化粧品の買い物と一緒で、あまりかまわれすぎても申し訳ないので、ちょこっとだけ給水、給食してくれたら十分です。
今日のおやつ

ハーフ&ハーフサンドセット
スモークサーモンサンドとエビフライサンドをチョイスしました。
一応、食べログに掲載されたりするお店ですが、東大阪で1050円は強気の値段設定です。
でも、エビフライは注文が入ってから揚げるので、熱々なのは評価できます。
2012'12.26 (Wed)
複雑な襲名&千秋楽

四条河原町の駅から南座へ向かう途中、舞妓さんやら芸妓さんの集団と一緒になったので、
「総見にしては遅いよね?」
「ご出勤?」
「これだけ揚げたらすごい出費」
と連れと話していたのですが、本当に宮川町の総見でした。
千秋楽に花街の総見は珍しいです。

ロビーには鬢付け油のいい匂いがして、下手の桟敷はフル装備の舞妓さんやら芸妓さんで華が咲いたようです。

5日に亡くなった勘三郎の供養のために東京のご贔屓が綺麗どころを揚げたそうです。
肝心の顔見世興行の方ですが、勘九郎と七之助の兄弟が頑張ってました。
特に、新・勘九郎は結婚した頃からしっかりしてきて、ここに至っては中村屋を背負うことになって悲壮感すら漂ってました。
襲名演目の船弁慶の後ろ向きの花道の引っ込みにためらいがないのが凄かった!
貧乏なkinkachoは3階の天辺で花道は三七しか見えなかったけど、気魄だけは感じたよ!!
もう頑張ってくれと激励しかできない顔見世で、今年の観劇は終了となりました。
歌舞伎の世界って、世襲とか決まり事とかいろいろあって非難も受けるけど、こうなっちゃうと血筋の継承、家の芸とかの凄さを目の当たりにして敬服するしかないですね。
2012'12.24 (Mon)
6周年終了、7年目開始

風邪で寝込んで巣篭もりの三連休でしたので、せめてもの景気づけでプルミエールにケーキを奮発しました。奥がズコット、手前がキャラメルオレンジです。
ズコットが激旨でした。
ココアとバニラのスポンジ生地にナッツがたっぷり入ったクリームを封じ込めて、とても香ばしい濃厚な味でした。紅茶でいただいたのですが、濃いコーヒーといただくのが正しいかと思います。
プルミエールのケーキは微妙にラインナップが変わるので、たまに買いに行かなければならないように思います。
そして、本日でこのブログの6年目が終了し、明日から7年目です。
今年の総括もそろそろしたいし、記事の内容を練っていきたいと思います。
2012'12.21 (Fri)
体から休暇申請
何年かぶりの本格的な風邪引きです。
楽しみだった飲み会もパスしたし、レミゼの公開初日も諦め、友達のお宅訪問も諦めたのに、朝起きたら喉が痛いし声が出ない。
ショックでした。
荒島岳の天気予報を見てると、突っ込んだら風邪が肺炎に発展しそうなので、泣く泣く諦めました。
ドタキャンのメールを送るのは悲しかったですが、仕方なしです。
一緒に行くはずたった人にも申し訳ないなあ。
せっかく冬靴も新調したし、保険も増額したのにねえ。
しかし、今年は体を酷使したし、休暇申請は受理します。
この記事はスマホで書いているのですが、利用し始めて3日目、何が何やらわかりません。
スマホは携帯電話の延長ではなく、端末ですね。
電話でよかったので後悔してます。
2012'12.20 (Thu)
音楽週間
18日 バッハ平均律ピアノリサイタル @兵庫県立芸術文化センター
20日 大阪市楽団クリスマスコンサート @シンフォニーホール
と、音楽週間でした。
いずれもご招待というのが、コスパ良しというところでしょうか。
フルート・アンサンブルは、モーツァルト「フィガロの結婚」序曲やドヴォルザーク「セレナード ホ長調」などオーケストラが演奏する楽曲を金管楽器のみの編成で演奏する試み。
もの珍しかったです。こういうことが可能なのですね。見たことのない金管楽器もありました。
ピアノリサイタルはバッハ平均律第二巻を一気に演奏。
バッハです、しかも平均律。途中寝ました。
そして、橋下改革のあおりで存亡の危機にある大阪市楽団のコンサートが一番楽しかったです。
選曲がクリスマスソング、ジャズ、唱歌など馴染みのあるものばかりで、編曲がボブ佐久間と派手で楽しいアレンジになっていました。
所詮、kinkachoはクラッシックは嗜む程度でしか無理なのね…


一応クラッシック合わせて、ワインとチーズなどと洒落てみました。
2012'12.19 (Wed)
女優の力
作:井上ひさし
演出:蜷川幸雄
出演:大竹しのぶ、藤原竜也、木場勝巳、立石涼子ほか
説教聖と三味線弾きの女が語る説教節「日の浦姫物語」…
奥州・米田庄の領主男女のに双子が生まれる。
兄・稲若と妹・日の浦は兄妹の垣を超えて、愛し合い、日の浦は男の子を出産する。
醜聞をもみ消すために、都へ出仕しようとした稲若はその途上で死に、子供は海に流され、一人残された日の浦は米田庄の領主として生きることになる。
18年後、近隣の領主の強引な領主の求婚に困り果てていた日の浦の前に、成長し魚名と名乗るようになった息子が現れ…
言葉の魔術師・井上ひさしが文学座のために書き下ろした作品を蜷川が演出。
初演では大女優・杉村春子が演じた日の浦姫を、女優として脂の乗った大竹しのぶが演じ、相手役・稲若と魚名の二役を藤原竜也が演じます。
兄と妹、母と息子という禁忌であり悲劇を、言葉を操ることで喜劇にしてしまったところが、井上ひさしの真骨頂でしょう。
それを蜷川が演出したわけですが、どうも蜷川臭さにもう飽きがきていて、「またか」と思う場面がしばしばあって、はっきり言って退屈でした。
米田庄が福島県浜通りということを明示したり、説教聖たちを現代人が罵倒非難する幕切れで何かを訴えたかったというのが説教臭い。
そこを補うのが大竹しのぶの演技力。
もはや何かが取りついている感じで恐怖すら覚えます。兄を愛し、息子と契った宿業の女を演じ、妹の時はもの知らずの深窓の姫、領主の時は凛々しく、妻の時は官能的と、「宿命の女」(ファム・ファタール)と呼ぶにふさわしい演技力です。
さすが、私生活でも三人の男を食い尽くしただけに凄みが違います。
(第一の夫は病死、さんま、野田秀樹は大竹と付き合っている時は精彩に欠けてました。大竹自身も「面白くなくなったら捨てちゃうの」と公言しています。)
相手役の藤原竜也は、スカウトされて踏んだ初舞台が白石加代子だっただけに、食らわれるぐらいの方が光ります。
なにせ初舞台の劇評が「蜷川と白石という重油の海でもがくラッコ」と呼ばれたぐらいですから、受身の演技が合ってます。
しかも、半裸になるシーンに見える体がきれい。眼福でした。
正価12000円ではちょっと…でしたが、半額6000円なら大竹&藤原で許せます。
2012'12.17 (Mon)
秘密の買い物その2
始発に乗って、バスがないので、宝塚で待ち合わせた当日組とタクシー相乗りで、ギリギリ7:00に蓬莱峡に到着しました。
今日は冬山訓練のピークなので、砂場もスラブも大変な混雑でした。
おかげで本日も知り合いにいっぱいご対面。

午前中はアイゼン歩行のトレーニングで、午後はアイゼン歩荷でした。
蓬莱峡~大谷~大谷乗越~六甲縦走路~宝塚 12km
前回に続き、道無き尾根道をアイゼンを着けて必死で登り、縦走路に出ると黙々と歩く歩荷はこたえます。
前回同様荷物は軽めに設定し、今回は最後までアイゼンを外さずに歩き切りました。
やっぱり右腰、右膝は痛いまではいかないにしろ怪しげな雰囲気でした。
そして、帰り道…

先日、好日山荘で一目惚れしてしまっていたhanwag FRICTION Lady GTXをご購入!
新しい方のアイゼンが装着できたら買おうと無駄な条件付けをしてたのですが、条件をクリアされてあえなく陥落。
今日がポイント3倍セールの最終日だしと言い訳をして、49140円をカードで買っちゃった…
ゴアテックスデュラサーモ内蔵、レザーとナイロンの組み合わせで片方780gと軽い。そして、hanwagというのでkinkachoは心が動いてしまいました。最初に買った登山靴がhanwagで一番長く履いていて、最近このメーカーの靴が手に入らず寂しく思っていたところを突かれた感じです。
抱いて寝たいところなのですが、秘密の買い物なので、玄関に箱をこっそり置いておきます。
この連休、これで荒島岳へ行っちゃうよ!
2012'12.16 (Sun)
美味しすぎ!!
LE PINEAU 玉造店
前回ケーキとセットではカロリーが怖いので見送ったショコラ・ショーを飲んでみました。

ショコラ・ショー(ミルク)500円&マカロン(シトロン)170円
おまけのフロマージュ・スフレ
このショコラ・ショーがkinkachoの理想のショコラの味でした。
カカオとミルクが調和して、危険な美味しさとわかっていても止められない脂肪の甘味…
そして、熱々で出てくるのが最高!!
美味しい! 美味し過ぎる!! 残り三種類も是非制覇したい!!!
そして、マカロンは十種類以上ある中からショコラに合いそうな酸味のシトロンをチョイス。
期待を裏切らない酸味がショコラの負担にならずGoodです。
マカロンはkinkacho的にあの大きさであの値段が許されないお菓子なのですが、ここのマカロンは200円を切っているので許せます。
しかも、280円クラスのマカロンに決して負けないお味で、種類もそろっています。
ここのマカロンなら買ってもいい!
ケーキとコーヒーは平凡な出来だったのですが、ショコラ・ショーとマカロンは期待以上でした。
お値段も伊勢丹地下の某店の半額以下。飲み物にはちょっとしたお茶請け(前回はサブレ)が付くというサービスも心憎い。
大阪城を走ってカロリー消費してでも、ショコラ・ショー全種類制覇を冬中に完遂したいと思います。
2012'12.15 (Sat)
買ってみました
大阪マラソンや奈良マラソンなどの大きな大会では、プロの撮った写真が購入できるシステムがあります。
2L版2100円~といいお値段です。
購入は写真屋さんのサイトに、閲覧パスワードとゼッケン番号を入力すると自分の写った写真が一覧表示されます。
一覧から写真を選んで、支払い方法を選んで支払いを済ませれば、10日ほどで自宅に写真が届きます。
普段は興味がないのですが、初フルマラソン完走ということで大阪マラソンのゴールの瞬間と、ついでに奈良マラソンのピントばっちりの一枚を購入してみました。手数料を合わせて4620円!
大阪マラソンの写真、一目見て右腰が痛いのねと言うほど体が歪んでます。宿敵ピカチュウも写ってました。
大阪マラソンで学習した奈良マラソンでは自分から写りに行ったので、笑顔の写真もあったのですが、あえてカメラ目線ではない一枚を購入です。
浮かれて買うことはもうないでしょうが、記念の写真、ちょっと楽しみです。
2012'12.14 (Fri)
噂ほどでは
パンケーキ・カフェ mog
行列必至と噂のパンケーキ・カフェとのことで覚悟の上で行ってきました。
微妙な時間を狙ったので、ほぼ並ばずに入れました。

一番オーソドックスなバターミルク・パンケーキと紅茶をオーダーしてみました。セットで950円。
オーダーが通ってから焼くので時間がかかるような但し書きがありましたが、割とすぐ出てきました。
バターとメイプル・シロップが基本のトッピング。デフォルトが3枚でけっこうなボリュームです。
フカフカのホワホワで確かに美味しいのですが、レビューなどで書かれているように一時間待ちしてまで食べたいかと言われたら、そこまでする気にはなれません。
それだったら、家で森永のホットケーキ・ミックスを使って作っても、すぐ食べたらけっこう美味しいと思ってしまいます。
でも、シンプルなもう一品ライ麦パンケーキ(はちみつバターとシナモンシュガー添え)やお惣菜系パンケーキは違うのかも知れません。
やっぱりkinkachoの一番のホットケーキは神田・万惣のものが一番衝撃的に美味しかったなあ。
次点は東京・帝国ホテルの喫茶のホットケーキです。
ちなみにmogも東京・三軒茶屋が本店のようです。
2012'12.13 (Thu)
粉ものの反省
そこで、反省にジムトレーニングに行ってきました。
バイク40分 132キロカロリー
ランニング30分 219キロカロリー
ステップ30分 210キロカロリー
ジム往復ウォーク4km 132キロカロリー
合計694キロカロリー
今日は体成分分析が出来る日なので、それも目的でした。
体重、BMI、体脂肪率、筋肉量いずれも適正、体重は少し減ってましたが、それは計測器の設定が甘いようです。
そして、運動後は右腰がグズグズするのが気になります。
でも、反省は朝食前のランニングが一番効くように思うのは間違いではないはずです。

(ルジャンドルのマロンパイ 温かいのがウリ)
昼間はこんなものが食べれるので、トレーニングが帳消しになる危険があります。
2012'12.12 (Wed)
シリーズものの宿命
映画としては好き。しかし、映画007シリーズとしてはどうだろう?
007 スカイフォール
ダニエル・クレイグのボンドになって三作目。たぶん本作で、今後の007シリーズの方向は決まったのでしょうね。
クレイグ・ボンドは機能美に光るコンバットナイフみたいですね。
洗練されていない訳ではないのに武骨。
精悍で荒々しい。
ストイックでいて、案外情に弱い。
そんなボンドにはボンドガールは絡みにくいなあ…
仕立ての良いスーツを着こなし、オメガの時計をし、アストンマーチンを乗り回し、敵地のバーでウォッカ・マティーニをオーダーして、美女を口説く。
少佐が「バカヤロー」と怒鳴りつけそうなボンドが、kinkachoにとって、ボンドなんです。
(クレイグ・ボンドなら少佐もOKかなと思いましたが、NATOの工作員が犠牲になってるからアウトですね。)
だから、kinkachoはショーン・コネリーが理想で、ベスト作品は「ロシアより愛をこめて」です。
この映画自体は楽しめる映画でした。
オープニングの派手な追跡劇
新Qのなかなか面白いキャラ
Mのジュディ・リンチの貫禄の演技
シルバの怪演
アストンマーチンのボンド・カーなどの小技
そして、後半の舞台となったスコットランド。
故郷ということで、クレイグ・ボンドの象徴として効果的でした。
行ったことがあるのでわかるのですが、ロンドンが春真っ盛りでも、ハイランドは寒々として荒涼たるもので、畑作もできなくて、牧羊しかしようがない土地なんですよね。
クレイグ・ボンドになっての三部作、ボンドの故郷で過去が清算され、最後に新Mと新ミス・マニーペニーが着任して、これからシリーズ開始というところでしょうか。
2012'12.10 (Mon)
小ネタいろいろ
今日行ってきました。
投票権は必ず行使するのが、kinkachoのささやかなポリシーです。
なぜ期日前投票かと言うと、正規な投票所は山を下って登るプチハイキングになるからです。
今はいいけど、足腰が悪くなったら絶対無理な感じです。
まあその頃にはネット投票とかになってることに期待して、今は期日前投票に行きます。
選挙結果には期待してません。
・タルトタタン
昨日の自分へのご褒美プルミエールのケーキです。
一個600円といつもなら二の足を踏むお値段ですが、昨日はエイヤ!と買っちゃいました。
アーモンドプルードのきいたタルトの上にカスタードクリームを仕掛けて、紅玉のカラメル煮を惜しみなく載せてありました。
この紅玉のカラメル煮がカラメルの苦味と紅玉の酸味が絶妙の調和で、スパイスのシナモンの刺激も香ばしい!
しかも、スプーンで切れる柔らかさなのに、りんごの食感は残ってる絶品です。
お子様禁止の大人なスイーツでした。
・映画レ・ミゼラブル
25年以上ロングランされているミュージカルの完全映画化作品が間もなく公開です。
全部歌っちゃうオペラ形式のミュージカルなので、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウが歌えるのか心配です。楽曲がかなり難しいので尚更です。
ロンドンまで見に行った大好きな作品なのでコケて欲しくないです。
・宝塚歌劇99周年
60周年あたりから記憶にある身としては感慨深いです。
春日野八千代先生が今年亡くなられたのは残念です。あの方には百周年の舞台に立っていただきたかった…
で、99周年の幕開けはベルばらですか…しかも、オスカル&アンドレ編…好きだけど見るには恥ずかしいです。
オリジナル演出は長谷川一夫氏なんですが、植田先生の演出の改変がつらい…
・勘三郎死去
あまりにショックでした。
何年か前見た舞台で悪ふざけが過ぎたので、近年舞台を避けていたのが悔やまれるのは事実です。
これから江戸歌舞伎の名優になるだろうと期待していました。
しかし、裏返して言えば、まだ名優ではなかったのです。
kinkacho的にまだ本気を見せてもらってないうちに置き去りされた感じです。
勘九郎から勘三郎に変わって、もう落ち着いたかと思っていた矢先に…残念です。
ご冥福をお祈りします。
息子・勘九郎の襲名興行である顔見世には千秋楽に行きます。
2012'12.09 (Sun)
予想通り雪
予想通り昨夜は雪が降ったらしく、大阪から奈良に向かう途中の生駒山が雪化粧してました。
スカイツリーより低いくせに、よりにもよって今日が雪ですか…
寒いおかげで、ウェアの選択に悩むことになり、結局、防風仕様のCW-Xにハーフパンツ、ブレスサーモのアンダーにノースフェイスの長袖で走ることにする。
正直、ブレスサーモは失敗でした。予定通り、コンプレッションのアンダーにすべきでした。
鴻ノ池競技場~(下り)~高天~(平坦)~大仏前~(登り)~高畑町~(登り)~折り返し点~(下り)~春日大社~(下り)~焼門前~(登り)~鴻ノ池競技場
平坦な箇所がほとんど無いコースで、道が狭いし、一部地道、登って折り返して下りで狭くて人がつかえてるのはつらかったですね。
地道、石畳は山屋なんで苦にはならなかったです。何と言っても空身ですから。
ラストの登りもつらかったのですが、やっぱり道幅が狭いのが苦痛でした。
それでも、9:30スタートで11:00には会場を離れたので、10kmってあっという間ですね。
下りをお構いなしで飛ばしたら、右膝内側上部と右腰に違和感ありなので、ケアします。
終了後はゆららの湯で温まって、昼間からビールで忘年ランは終了。

ご褒美にタルト・タタンを買ってきて、ただ今ちょっと幸せです。
2012'12.08 (Sat)
嫌がらせの寒さ?
明日は奈良マラソンです。10kmですが、忘年ランとして参加します。
本日は受付に行ってきました。

めちゃくちゃ寒いです。大和盆地の風は切れるように冷たいです。

会場近くの池のカモもコイも寒そうでした。
受付後は東大寺の方へ回ってみました。
これはその途中にある光明皇后の御陵です。

寒い中、それでも観光客はけっこういました。

寒さに耐えかねて入ったカフェでキッシュを食べました。野菜にかかっている紫のドレッシングはビーツだそうです。
添えられたミネストローネの温かさで生き返った思いです。

奈良公園で親子ウォーキング大会があったらしくゆるキャラがいました。
イシキリンだそうです。ライオンちゃんやせんとくんもいましたが、写真は撮れず。

フルマラソンとは違い、10kmは奈良公園内にコース設定をされているので、こいつら=鹿を蹴立てて走る予定です。
2012'12.05 (Wed)
昨日の反省
飲み放題、食べ放題で、炸裂する本音トークはピー音を被せないといけないほどの実名報道。
笑ってはじけた一夜でした。
そして、今日はその反省でジムトレーニングをしてきましたとも!
バイク、ランニング、ステップ+ジム往復ウォークで消費カロリー803キロカロリー。
日曜日には10kmとはいえ奈良マラソンなので、油断大敵、火がぼうぼうです。
それなのに、自分が仕込んだ牛すね肉の赤ワイン煮込みが激旨で今日もお腹いっぱい…
そして、反省は永遠に続くのでした。

簡単レシピ
1.牛すね肉に軽く塩こしょうをしてなじませる。
2.にんじん、たまねぎ、セロリ、にんにくを大きめにカットする。
3.肉と野菜をジップロックに入れて、赤ワインを材料が完全に浸かるように加え、冷蔵庫で一晩寝かせる。
4.3をこして、赤ワインと材料を分ける。
5.厚手の鍋にオリーブオイルを熱し、材料を炒める。
6.たまねぎがしんなりして、肉の色が変わったら、こしておいた赤ワインを鍋に入れる。材料がひたひたにならないようなら、水とコンソメを加える。
7.沸騰するまでは中火であくが出たらすくい取る。あくが出なくなったら、弱火で2時間以上煮込む。あれば、ローリエを加える。
8.塩こしょうで味を調える。酸味がきついようなら、砂糖を少量加えるとマイルドになる。
コツ
・牛肉はすねなど煮込み向きの安い肉を使う。高価な肉はかえってまずくなる。
・赤ワインは安物でよいが、必ず辛口でミディアムボディ以上のものを使う。
・にんにくは芯の部分を除去するとえぐみが出ない。
・あくは執拗なまでに徹底的に取る。
・仕込みに一晩、煮込みに二時間以上必要だが、野菜のカットなどの手間はたいしたことがなく楽。肉が塊なら豪華な一品になります。
今回のコスト
・牛すね肉320円 セロリ79円 たまねぎ34円 にんじん40円 ワイン282円
2012'12.04 (Tue)
まとめ買い
大奥9
きのう何食べた?7
聖☆おにいさん8
ボールルームにようこそ1~3
マンガの神が降臨したらしく、まとめてお買い上げ~!
7冊買って一気読み!で、まったくコスパの悪いこと。
よしながふみ作品は安定したクオリティの安心して読める状態です。
大奥は家光編、綱吉編の身を切り刻むような男女の恋愛、吉宗編の大仕掛けはありませんが、事件の萌芽を孕んだ嵐の前の静けさです。
田沼時代の解釈を読むにつけ、作者の時代劇への造詣の深さがわかります。
きのう何食べた?はケンジくん、シロさんの実家に行くという一大イベントがあるのに、相変わらず家ご飯の淡々とした一巻です。
この作品を読むと手間のかかる料理をしたくなります。今回はついうっかり牛肉の赤ワイン煮込みを仕込んでしまいました。
聖☆おにいさんはドッカンドッカンの直後の新刊で破壊力満点。
聖母マリアのお告げが最高でした。
ライブの物販は苦行なのか…
ボールルームにようこそはオーソドックスなスポ根ものです。
はじめの一歩みたいに、1巻でイジメられっ子の少年がスポーツに出会い、才能を開花させて、憧れの女の子ができて、ライバルも登場。
よくあるスポ根ものなんですが、出会うスポーツが競技ダンスというところが斬新?
でも、正直なところ期待外れでした。
はじめの一歩の立ち上がりのゾクゾク感がないし、同じ男性作家によるダンスものである昴、MOONの過酷さがない。
ヤワイです。
そして、このラインナップで一番当たりだったのが、暗殺教室。
タイトルからバトルロワイヤル的なものを想像してたのに、ギャグマンガ。一年後に地球を破壊すると宣言している超生物が中学三年生の担任に赴任してきて、生徒がその先生を暗殺しようと日々励む学園ものです。
いやもうありえない設定がハマってて面白い。この「殺先生」のキャラが秀逸です。超生物なのに、先生として凄く真摯で優秀、例えるなら一校に一人殺先生なぐらいです。
ただ惜しむらくはジャンプコミックス、作品としては腰砕けになる可能性大なのが悲しいです。
さて、どの作品が無事に完結をするのか、途中放棄にならないか、神のみぞ知るというところです。
2012'12.03 (Mon)
ドッカンドッカン来た
エル・グレコ展 国立国際美術館

偶然残り一日有効の入場券をもらい、ピアノリサイタルの前に気軽な気持ちで出かけました。
中之島沿いの冷たい風にさらされながら、地下にあるちょっと変わった国立国際美術館に到着。
特別展は地下三階で開催されていました。
第一部肖像画家エル・グレコはまだよかったのですが、第二部以降の宗教画の展示になると、頭をよぎるのは「聖☆おにいさん」の各場面。
神殿から商人を追い出すイエス=テンパって逆ギレしたイエス
受胎告知=受胎テロ
オリーヴ山のイエス=寝オチ
キリストの復活=武道館満杯ライブ
洗礼者ヨハネ=気遣い出来る人
聖母戴冠=サークル活動したい人
…荘厳な絵画を見ながら吹き出しそうになるとは…
いつも展覧会に一緒に行く連れと
「行きたいけど、法話ですら笑いそうになる今の状態では怖い」
と話していた通りの結果となりました。
真面目に見ると、エル・グレコの宗教画は荘厳過ぎて怖いんですよね。
祭壇画として下から見上げる計算で施された画面構成が追いうちをかけてくれるし、エル・グレコの絵って見たいけど怖いのが本音です。
そして、最近見たフランドル絵画より古いのに、妙に現代絵画に近い気もします。
福音書記者ヨハネなんて、あの色使い、構図にヒヤリとして、ヨハネの視線に射抜かれる気がしました。
「聖☆おにいさん」のおかげで、エル・グレコに対する身構えた気分がマシになったのかしら?
2012'12.02 (Sun)
野心はあるけど
ピッケルを置き去りとか、予定のバスに乗れないとか、いろいろ緩んでるなあと反省する点が噴出した往路を経て、蓬莱峡にたどり着きました。
冷えてるよなあと思いながら用意してもらったテントに潜り込み、夕食就寝。
狭いテントにぴっちり詰まって寝てると冬山感が勝手に盛り上がります。
翌朝5時起床で7時トレーニング開始。
冬靴+アイゼンはやはり重い…午前中は砂場を歩き、スラブをアイゼンで登下降する人の安全確保を偉そうにチェックしてました。一応指導側の立場にいるものでお手伝いな感じです。
今日は、冬山修行で同期とかお世話になってる方々に沢山お会いできて楽しかったです。
昼からはアイゼン歩荷。
蓬莱峡~ナガモッコク尾根~六甲縦走路~宝塚12kmほど
まだ怪我した箇所が怪しいので、荷物軽め、アイゼンもさっさと外すも、急登のナガモッコク尾根をクリアした後はやはり右腰と右膝と右足の甲に激しい違和感がきました。
遠征に行きたいという野心はあるのですが、体がついてこない感じです。
目の前の予定は荒島岳へ二泊三日なんですが、下からずっと続くラッセルしながらの荷揚げを今のkinkachoにできるのか、それができないとなると諦めなきゃ…つらいなあ。