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2014'01.05 (Sun)

百周年バンザイ!

今年二度目の観劇は今年百周年を迎える宝塚歌劇です。
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百周年記念の気分をガンガン感じさせる雰囲気のムラでした。
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これらの写真は百周年用のディスプレイが成された場所で撮影しました。
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宝塚歌劇星組公演「眠らない男ナポレオン 愛と栄光の涯に」
作・演出:小池修一郎 作曲:ジェラール・プレスギュルヴィック
ナポレオン:柚希礼音 ジョゼフィーヌ:夢咲ねね

ナポレオンの一人息子・ライヒシュタット公がナポレオンの旗下の軍人だったマルモンから、父ナポレオンの生涯を聞き取る形で舞台は展開します。
第一幕は士官学校時代から皇帝戴冠式までをジョゼフィーヌとの恋愛を絡めて描き、第二幕はジョゼフィーヌとの離婚、マリー・テレーズとの再婚を経てモスクワ撤退まで描きます。

ミュージカルナンバーの歌詞通り、嵐の様のような舞台展開で全体に息をつく間がありません。
観劇後にかなり疲れを感じるほど、行け行けドンドンの展開でかなり肩に力を入れて見ていました。
野心家で骨太の軍人のイメージのナポレオンを少年のイメージの柚希礼音がどう演じるかちょっと不安だったのですが、なかなかどうして好演していました。
そして、男から男を渡り歩いていたジョゼフィーヌはすみれコードに引っかからないのか不安でしたが、そこらへんを省略することなく正面から描いて、夢咲ねねは下品になることなく演じてました。
さすが現在のトップコンビでもキャリアの長いコンビ、危なげがなかったですね。
ナポレオン&ジョゼフィーヌの恋愛がかなり大人のイメージがあったので、宝塚歌劇で大丈夫か実は不安でした。
かと言って、すみれコードのために変に純愛にされても困るし、けっこう史実通りにきたので驚いたぐらいです。
今回の小池先生はアタリ!ですね。

歴史好きのkinkachoとしては、
ライヒシュタット公が二十歳ということはゾフィー大公妃がもう嫁に来てるか
ルイ15世の公式寵妃・ポンパドール夫人が設立した士官学校にナポレオンが入学していたのは皮肉だなあ
バスティーユ陥落→ルイ16世、マリー・アントワネット処刑→ジロンド派台頭・失脚→恐怖政治→ロベスピエール失脚→バラス台頭→ブリュメールのクーデター→第一帝政というフランス革命の流れの復習
ジュゼフィーヌの従姉妹がオスマン・トルコのハレムに入っていたな
マリー・テレーズの父親の大叔母はマリー・アントワネット
アレクサンデル1世の祖母はエカテリーナ2世
イギリスの海軍提督はネルソンだったね
と歴史の復習に忙しかった次第です。

百周年一作目らしい大作!!という感じでしたが(戴冠式の場面はダビッドの絵画を見事に再現してました)、正月は和物のショーが入っていて欲しいと思うのはわがままでしょうか。
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