2014'01.06 (Mon)
中国って裾野が広い

人口が多いと男前の人数も多いのか?
フライイング・ギロチン
監督:アンドリュー・ラウ
明朝を倒して征服王朝となった清朝。清朝支配に反発する勢力を排除するために結成された「血滴子」という暗殺部隊があった。
乾隆帝時代、皇帝の命で反乱分子を粛清していく「血滴子」の前に、反清復明(清朝を倒し明朝の復権させる)を掲げる天狼という人物が立ちはだかる。
皇帝の命により「血滴子」は天狼を追うが、皇帝の意は他にもあった…
ごみつさんお奨めの中華歴史アクション映画です。
ごみつさんの言通り、ストーリー的にはちょっとなあと思うところもあるのですが、明末清初の動乱という時代背景とこれでもかと繰り出される中華の男前にそこらへんのアラは見えなくなります(笑)
カチッとした辮髪の海都もよろしいですが、蓬髪の天狼もよろしいですね。雑な辮髪の冷も捨てがたい…と萌えどころ満載の中華の男前祭りを堪能いたしました。
満州から征服という形で中原を支配した清朝の影の部分を「血滴子」という架空(?)の暗殺部隊が象徴しているのですが、そのぐらい過酷なことをしないと漢民族を支配するのは大変だったんですよということです。
清朝の正規軍・八旗に満州系と非満州系の二系統があったとか、辮髪といった満州族の習俗を強制する一方で、科挙を実施して人材登用には努めたとか、清朝のアメとムチの支配体制を頭の隅っこに置いておくと、楽しみが倍増する映画です。
乾隆帝の黄色の袍を見ただけでも萌えましたが、海都と聞いただけで「清史稿」の列伝を調べたい衝動に駆られました。
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