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2014'11.09 (Sun)

孤高の人

宝塚歌劇100周年最後を飾る作品はこれです。
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宝塚歌劇団宙組公演 宝塚大劇場2F12列5番

スウェーデン国王グスタフ三世(1746~1792)の生涯を描く「白夜の誓い」とショー「PHENIX宝塚!!」の宝塚王道の二本立てで、宙組トップ凰稀かなめのサヨナラ公演です。

スウェーデン…北欧三国の一つ、ノーベル賞のお国とは知っていても詳しくはありません。
フランスやイギリスやドイツのように通史として知っているわけでもなく、ハプスブルグ家やロマノフ王家のように血統で覚えているわけでもない。
宝塚的にはハンス・アクセル・フォン・フェルゼンの母国ぐらいの認識???
なにせ、当初はグスタフ三世を「北方の流星王」カール十二世と混同しちゃてましたし…
オペラ座で暗殺されたで、ようやくフェルゼンの主君じゃん!と思い出す体たらくでした。

で、見た感想ですが、ショーも含めて、凰稀かなめってピンな人???でした。
一緒に退団する相手役ともあんまり絡まないし、脚本のせいもありますが、二番手ともすれ違い。
ショーでも周りとあまり絡むダンスはしないし、ショーのフィナーレの直前では凰稀かなめ一人板付きでいったん緞帳が下りる演出だったし、よく言えば孤高の人、今風に言えばボッチな感じがひしひしときました。
ふりかえれば、トップ就任の「銀河英雄伝説」から、「モンテ・クリスト伯」、「風と共に去りぬ」、「ベルサイユのばら」と、ことごとく相手の娘役と絡まない芝居でしたね。
ビジュアル的にピンで十分満足できる人ではあるのですが、組を率いるトップとしてこのボッチ感はまずいのではと危機感を持ってしまいました。
まあこれで最後なのですが、きれいなトップさんだっただけに、次こそは相手役と絡んでくれると見続けたkinkachoとしては、不完全燃焼なサヨナラ公演でございました。
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