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2018'08.30 (Thu)

政治闘争なんですよ


ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮

ラン仲間がマッツ・ミケルセンのファンなので主演作品を探してみました。
(ローグワンとかスタトレで脇役で見てたのですがね)
ラン友イチオシのTVシリーズのハンニバルはちょっと無理なので、こちらをチョイス。

歴史物です。18世紀デンマークのクリスチャン7世の宮廷でのお話。改革派の廷臣に仕組まれて、侍医として出仕したストルーエンセ(マッツ)はクリスチャンの信任を得て、権力を掌握し、政治改革を開始する。保守派を排除し、一時は勝利したかに見えたが、王妃との不倫、性急な改革で改革派とも亀裂を生じ、保守派のクーデターで全てを失い、斬首(マジ斧で)される。

18世紀ですから、市民革命の兆しが見え始める時代ですね。しかし、デンマークは後進国、まだ市民階級の台頭は見えません。でも、外国の啓蒙思想に触れられる一部貴族階級は改革を目指しています。
宮廷に食い込みたい改革派は、精神的に不安定な国王の側に啓蒙思想を持つ医師ストルーエンセを送り込む訳です。
意志薄弱な国王に改革派の宮廷復帰を吹き込ませるはずだったストルーエンセが、思いの外国王の信任を得て顧問官として独裁権を握ってしまったからもう大変!!
ストルーエンセはドイツ出身の平民なので、改革の加減が判らない。矢継ぎ早に法案を出して、独裁で可決していくものだから、保守派はもちろん、改革派の反感も買うことになる。国民も思想的土壌がないから改革には戸惑うばかり。
おまけに、切り札の国王の妻、王妃と不倫の挙げ句に娘を生ませてしまう...
そして、お約束の反動クーデターで逮捕、処刑となりました。

そのストルーエンセを演じるマッツさん、ロココ時代の宮廷でただ一人黒一色の衣装で異彩を放っておりました。
軽薄の中で重厚なのは目立ちますね。
そして、演技も渋い。たまに激昂する演技が映える。
さすが、「北欧の至宝」でございました。

日本の公開コンセプトは宮廷スキャンダルのようですが、この映画は政治闘争として売った方がよかったと思います。

このスキャンダルはけっこう有名だと思ってたのですが、違うのかな?
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05:16  |  映画  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT   このページの上へ

2018'08.27 (Mon)

大人の合宿

ランニングクラブの合宿で北九州に行きました。
簡単に言うと、北九州に転勤になったメンバーのお宅訪問です。
北九州かぁ...新幹線高いしなぁ...と考えていたら、なんと大阪~新門司港のフェリーが片道3980円と割安でした!!
で、フェリーの優雅な船旅(ただし、二等)で往復です。

お風呂もあるし、別料金ですがレストランもある!!

一日目:英彦山&キリンビール工場見学
三彦山(英彦山、雪彦山、弥彦山)の一つ英彦山を上ってみたいと言ったら、ランニングクラブなのでトレランになりました。



上りは正面登山道を使って、下山は北岳経由でと思ったのですが、これが選択ミスでした。
激坂過ぎて、走って下れない。とにかく下りきって、温泉で汗を流して、

キリンビール北九州工場を見学に行きました。

二日目:八幡製鉄所&門司港観光

世界遺産の八幡製鉄所を見学して、

門司港で焼きカレーを食べて、

巌流島に上陸して、

門司港のレトロな街並みを観光したら、暑くて死にそうでした。
帰りのフェリーに乗船するなり風呂に入って、気絶して帰阪しました。

大人の合宿は楽しいです。
12:58  |  ランニング  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT   このページの上へ

2018'08.16 (Thu)

山形遠征 観光編

どうにかこうにか無事下山して、登山バス、JR、レンタカーと乗り継いで、蔵王へ移動しました。
今回は縦走でinとoutが違うので荷物のデポができず、下山後の着替えを現地調達する計画でした。
レンタカーを借りるなり、しまむらで衣服を購入。
泊まる予定の蔵王のペンションは朝食のみの外湯なので、外湯の閉まる時間までにチェックインしなければならないので、夕食とビールを購入。
ペンションが分かりにくい所にあり迷いながらも、19時にどうにかチェックイン。外湯の閉店ギリギリに風呂に入りました。
この外湯も体が洗える外湯と浸かるだけの外湯があり、下山後の体に洗えない外湯の選択はあり得ないので、けっこう必死でした。
どうにか獣から人に戻り、テレビを見ながらコンビニ食で乾杯し、気絶するように寝たら、kinkachoは寝言でスゴく怒っていたらしいです...寝言が煩いんです...

翌朝、ペンションのとっても軽食な朝食(コストコのマフィン1個、キャンベルのカップスープ、コーヒー)を食べて、浸かるだけの蔵王大露天風呂で朝湯して、

(洗えないだけで、お風呂自体は野趣溢れていい露天風呂でした)
お釜へGo !



とにかく大きくてビックリしながら散策しました。

山頂の神社はご朱印を求める人で行列ができていました。
そして、この刈田岳が標高1758mと今回の遠征の最高峰でした(笑)
お釜だけでは時間が余ると思いきや、お釜を堪能しすぎて、玉こんにゃくをかじっただけで昼ごはんを食べ損ねました。
空腹で山形物産館へ移動して、

ようやく冷し鶏中華にありつく次第です。
そして、物産館はお買い物パラダイス!!
来た時より明らかに増えた荷物で山形駅前でレンタカーを返し、夜行バスまでの時間で念願の日本酒を飲んで、バスで気絶して帰阪しました。

満足です!!
12:08  |  登山  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT   このページの上へ

2018'08.16 (Thu)

結果オーライの山形遠征

お盆は山形の朝日連峰へ遠征しました。
行程的に三泊四日が正解でした。二泊三日はキツい...

一日目:935泡滝ダム~1100吊橋~1136七つ滝吊橋~1320大鳥避難小屋

大阪~鶴岡を夜行バスで、鶴岡~泡滝ダムをタクシーで、登山口に着きました。
一日目の今日は大鳥避難小屋までなので楽でした。
二本の吊り橋を通過して、大鳥避難小屋に着いたのはお昼の早い時間で、小屋も混雑していませんでした。

昼寝をして、大鳥池を散策し、のんびりご飯を炊いてビールで乾杯しました。

二日目:400大鳥避難小屋~700オツボ峰~800以東岳~950中先峰~1045狐穴避難小屋~1120三方境~1140北寒江山~1215寒江山~1325竜門避難小屋~1400竜門山~1550西朝日岳~1645中岳~1725大朝日避難小屋

一日目をのんびりしたので、二日目がハードになるのはわかっていましたが、まさかの熱中症で行動が遅れてしまいました。
行動時間13時間半は反省です。
結果としては竜門小屋で泊まるべきでしたね。そうすると、下山日がさらに大変になってましたが...
東北の小屋の人は優しくて、親切でした。

朝3時起床、ヘッドランプ点灯で行動開始です。オツボ峰経由で以東岳をまずは目指します。

高度を上げていくと、大鳥池の全貌が見えてきます。

以東岳の三角点

ここから大朝日岳までほぼもれなくピークを踏む縦走路になります。

朝日連峰の山々は標高は2000mには届きませんが、山容が大きいです。ですから、ここからの標高の軌跡は驚くほどのアップダウンが続きます。

すごく絵になる狐穴避難小屋。
東北の避難小屋はシーズンは管理人さんがいて、今回のコースは水場も確保されていて、水は潤沢に使えました。しかも名水が多い!

それでも、こんな陰のない縦走路を晴天下で歩き続けるとおかしくなってきます。

竜門避難小屋
ここから失速しました。

ピラミダルな大朝日岳が見える頃には青息吐息でした。

やってはいけない遅い小屋到着となり凹みました。
幸い小屋は比較的空いていて、ロフトを自分達のパーティーで自由に使えました。前日は人が溢れたそうです。

三日目:630大朝日避難小屋~645大朝日岳~845小朝日岳~1020鳥原山~1100鳥原避難小屋~1420朝日鉱泉

夜半に雨が降り風が強かったので、出発をずらしていましたが、今日下山したいので風が収まった頃に出発しました。

大朝日岳は霧の中...
大朝日小屋に戻って、小朝日岳を経由する鳥原コースで下山しました。

一瞬見えた小朝日岳

鳥原避難小屋を目指します。
鳥原小屋の管理人さんのお話とワンちゃんに癒されました。
次は逆回りで鳥原小屋に泊まりたいです。狐穴小屋の管理人さんも楽しい人でしたし、泊まりたい。

ここで13時。ギリギリ登山バスに間に合うかと走ったら、登山道を踏み外してしまいましたが、ギリギリ間に合ってしまいました...
これも反省です。登山道は走ってはいけません。
登山バスの定員より1名溢れてしまったので、20分で風呂に入れますと豪語したkinkachoが風呂で汗を流して、朝日鉱泉のご主人に車で一人駅まで送ってもらいました。
このご主人のお話も面白かったです。

読めない左沢駅でパーティーと合流し、どうにか帳尻だけは合った朝日連峰縦走は終了しました。

事故がなくて?結果オーライなんですが、反省しきりです。
10:02  |  登山  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT   このページの上へ

2018'08.10 (Fri)

宝石と女性


オーシャンズ エイト

オーシャンズシリーズのスピンオフですね。
ダニーはお亡くなりなり、ダニーの妹が主人公。仲間を集めて、メット・ガラの会場から宝石を盗み出すというお話です。
女性と宝石というチョイスがナイスですね。華やかでキラキラしくて、女優陣のドレス姿が目に嬉しい。
でも、女性ばっかりだとここまでチームプレーはできないのでは、とふと冷静になったりして...
以前のオーシャンズのイケメン祭もよかったけど、華やかな女優祭もいいです。
でも、続編はいいかな...女性はケンを競っちゃうのでね。
19:58  |  映画  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT   このページの上へ

2018'08.08 (Wed)

同い年か...


ミッション・インポッシブル フォールアウト

トム・クルーズ56才、体張ってます。
さて、それがいいのか悪いのかというと、何か年寄りの冷や水でした。
申し訳ないけど、無理にアクションやると年が映像に出ますよ。
元々、スパイ大作戦という作品はアクションというより、サスペンスなので、トムも年なんだから頭を使ったストーリーにすればいいのにね。
そうなると、高度な脚本が要求されるから、ドンパチより難しいかな...
スパイ大作戦の原点に戻ってもいいんじゃないですかね。

敵役が今が盛りの男前ヘンリー・カビルで、トムの容色の衰えが目立ったのも、ちょっと悲しかったです。
18:54  |  映画  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT   このページの上へ

2018'08.03 (Fri)

三泊四日はいつも後悔

縦走は山行の華!と思っているのですが二泊三日と三泊四日の間には大きな溝があります。
今回もやっちまった...と後悔していました。
そして、今年の山行はどうして直前に決まるんだろう...
今回は折立~薬師岳~五色ヶ原~立山への縦走でした。

一日目:740折立~920ピーク~1100ベンチ~1215太郎平小屋1300~1320薬師峠キャンプ場
折立から太郎平小屋までは黒部五郎岳へ行った時に経験しているので、お気楽でした。

ラーメン食べたさに他のメンバーを置き去りにしたのはご愛嬌です。
宿泊は薬師峠キャンプ場、夕食はポトフでした。
薬師峠キャンプ場:水場あり(冷たくて美味しい水飲み放題)トイレ(水洗)

二日目:420薬師峠キャンプ場~605薬師岳山荘~745薬師岳~930北薬師岳~1125間岳~1240スゴ乗越小屋
早朝3時起きでヘッドランプを点けて行動開始。

暁暗と月

薬師岳までは一部枯れ沢みたいなゴーロを通過しますが、比較的楽でした。しかし、北薬師岳までがコースタイムには30分とあるのに着かない...そして、日が高くなってから日向の激下りなるので、軽い熱中症になったのか、足が出なくなりました。ヘロヘロになり、怪しげなインド音楽が聞こえ幻聴???と思ったところでスゴ乗越小屋に到着。
スゴ乗越小屋、インド風味でスゴく違和感を感じました。
スゴ乗越のテント場は小屋近くで造成中でした。夕食は鶏そぼろご飯と味噌汁と一気に質素になりました。
スゴ乗越テント場:水(チップ制)トイレ(改修中で仮設)いずれも小屋にあり

三日目:420スゴ乗越小屋~455ザラ峠~820越中沢岳~1050鳶山~1200五色ヶ原山荘
二日目のヘロヘロ度でとっても不安でしたが、上り主体だったので案外大丈夫でした。上りはゆっくりでも動いていればいつか着くし、本日はほぼ日陰で午前中に行程が終わったのが勝因です。

越中沢岳

最後の鳶山を越えると眼下に五色ヶ原が広がります。




小屋から15分ほどの広いテント場にテントを張ってから、五色ヶ原を周回しました。
チングルマ、ハクサンフウロ、ミヤマクルマバナ、トリカブト等々花盛りでした。
本当に天空の園です。
チングルマの咲き乱れるテント場で穴子ちらし寿司と卵スープの夕食を楽しみました。
五色ヶ原キャンプ場:水(沢水なので要煮沸)トイレ(小屋は水洗)

四日目:420五色ヶ原キャンプ場~500ザラ峠~650獅子岳~745鬼岳~910龍王岳~1000一ノ越~1110室堂
いよいよ別天地から俗世に戻ります。

暁暗と劔岳

ザラ峠は佐々成政が戦国時代に冬季に越えたと聞いていて一度この目で見たかった場所です。埋蔵金伝説もあります。

獅子岳
登山道をミスしましたが、どうにかリカバリーして日陰のうちに乗り越えました。

鬼岳は雪渓をトラバースします。
核心部と思ってましたが、ステップも切ってあるので問題なしでした。
ただし、抜け出しにはロープとハシゴがありました。

鬼岳を抜けると

見慣れた雄山と

龍王岳が見えて、いよいよ最後です。

龍王岳を巻いて立山を眺めながら一ノ越に下りると、一気に観光地の雰囲気になります。
雪が無いと不思議~と思いながら、舗装道にトドメを刺されながら、室堂に到着。

三泊四日の長い旅路は終了です。

立山駅前でお風呂に入って、人間に復帰しました。
三泊四日はツラ過ぎると思うのに、またきっと行きます。そして、同じこと言ってます。
10:14  |  登山  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT   このページの上へ
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