2019'10.24 (Thu)
素直に見れないお年頃
野田地図「Q」
現代演劇の頂点であることに全くの異論はございません。
ロミオとジュリエットを下敷きにして、源氏と平家の対立を筋立てに使っています。そこに、名前と存在とはという大きなテーマが底を流れてるというか...
もちろん、戦乱、匿名性の危うさ、格差社会、現代階社会に対する警鐘と風刺が盛り込まれて、野田得意の言葉遊びとQueenの楽曲で彩られていました。
昔なら「野田ってすご~い!」と感心するか、「私、バカだからわからない~」と拗ねるところですが、素直には見れませんでした。
「手札だけ見せられてもどうしろと?」と言うのが正直なところです。そう思いながら、「愛」に感動していました。
真面目な感想はここまで。
主演四人のうちの広瀬すずがめちゃかわいい。顔が小さくて手足が華奢でお人形さんみたい。主演の若い組が広瀬すずと志尊淳、年長組が松たか子と上川隆也なんですが、並べてしまうと演技力の差が歴然で酷いと思う反面、お肌のツヤと頭身の差が一目で比較できるのも大概酷いと思いました。
広瀬すず、まだ野田歩きをマスターし切れてなくて、ただのゆっくり歩きになってるのがご愛敬でした。
年長のさらに年長組になる羽野晶紀と竹中直人は演技が自己主張し過ぎてうざかったですね。羽野なんて、最近女優やってないからけたたましいだけ。竹中直人は出番の大半で履いていた靴がとにかく目を奪ってきて目障りでした。
そして、主宰の野田秀樹、彼に関しては、私の積年の本懐を遂げさせてくれて、ありがとう!!とお礼を言いたい。
kinkachoはジュリエットの乳母を野田秀樹に演らせたいとずっと思っていたのですよ。今回、ロミオとジュリエットの本作ではありませんが、とりあえずジュリエットの乳母をやってくれて満足です。
原作を読むと、ジュリエットの乳母って、下世話で下品ですっとんきょうなかしましい老女というイメージで、それを是非野田秀樹の演技で見たいと思っていた宿願が果たされました。
一階一列目の下手寄りの席で、役者の表情ははっきり見えましたが、チケット代12000円也!なかなか気軽に芝居が見れない時代になってきました。
2019'10.23 (Wed)
レビューはさておき愕然
フット ザ・ビギニング
映画をレビューするよりも、行きつけの映画館が2月末に閉館という事実に愕然としていました。
私が怪獣やらアニメの映画見始めた子供の頃からあった映画館です。シネコンが流行り始めた頃に映画館が淘汰されていく中で、ビルに建て替えてシネコンの波に乗って生き残った映画館だったのに、ついに閉館...
もう閉館のお知らせの張り紙の前で膝を折りそうになりました。
自転車で15分の距離にあって、レイトショーでも深夜上演でも家に帰れたし、時間さえ確認しておけばフラりと行っても目当ての映画が見れて、本当に身近な生活に密着した映画館だったのに...あまりにショック過ぎてどうすればいいのか...
ネットワーク配信の普及で家でも気軽に映像が見れるようになって、繁華街の映画館は生き残れても、市街地の映画館は生き残れなくなってきてしまったのね(涙)
フラりと映画館で映画を見るのが楽しかったのに、きっちり予約して電車に乗って映画館へ行くしかなくなるのか...
もうメチャクチャ残念です。
あと4ヶ月。ターミネーターとスターウォーズはこの映画館で見よう!!
2019'10.19 (Sat)
マラソンシーズン開幕
kinkachoのマラソンシーズンは9月の村岡ダブルフルウルトラランニング大会で開幕しました。ウルトラで開幕も大概ですが、今ジーンズ初のフルマラソンは NYCM といきなりの海外遠征...波乱万丈のスタートです。
NYの打合せをイギリス風のアフタヌーンティーセットを目の前に置いておいてやりました。
サンドイッチ、アイスクリーム、スコーン、クッキー、生ケーキとポットサービスの紅茶...昔は楽勝だったけど、今は食べあぐねました。
カロリーが恐ろしいので、前払いで消費しておきました。
NYCMの後は、12月に大阪マラソンと順調に決まっているのですが、早春の大会にはことごとく抽選で破れ、やむなく1月に指宿菜の花マラソンと大阪ハーフマラソンを予定に入れている状態です。
春の大会の方が記録を狙えるので、相性のいい姫路城マラソンに当選したかったのですが、無念!!
菜の花はアップダウンが激しいし、同行メンバーが凄い人ばかりで萎縮するし、何とか3月にねじ込みたい篠山マラソンはアップダウンが激しい上に制限時間が厳しいので余裕がないので、落ち着いてタイムが狙えません...
どこかフラットな大会はあまってませんかね???
2019'10.15 (Tue)
何か違うけど凄いのはわかる
ジョーカー
行きつけのシネコンでやってなかったので、山帰りに時間をつぶしてまで見てきました。
kinkachoは「ダークナイト」のジョーカーの造形が凄く納得していました。
ゴッサムシティの悪意と憎悪が形と成ったのがジョーカーである。
ジョーカーは忽然と存在し、過去も未来も無い。
というのが、kinkachoの勝手な解釈でして、ジョーカーに誕生秘話なんて不要と思っているのをご理解ください。
それはさて置き、この映画、まあ凄まじい映画でした。
ジョーカーとしてではなく、一人の悪人の誕生秘話としてはそれは凄い出来だと思います。
社会から拒絶され、周囲の悪意に曝され続けたら、人間はどうなるのか...危険な人体実験を見せられている気分でした。画面からかんじるのは常に嫌悪感とグロテスクさ...それを二時間を見せ切るのは凄い!!
主演のホアキン・フェニックスがアーサーの絶対的孤独感を全身を使って演じておりました。普通にしているのに、不気味で気持ち悪い、見ているものに不安感を抱かせる演技なんて、俳優としてやっててどうなんだろうな...この人、本当に狂っちゃわないかと不安になりました。
何せ、お兄さんは薬物で死んじゃってるし、ダークナイトのジョーカーをやってたヒース・レジャーも薬物で死んでるので、不安は倍増でした。
2019'10.14 (Mon)
山ハイク、街ハイク
三連休の最終日、昼前からお天気が崩れました。
東おたふく山へ行くつもりも風吹岩であえなく下山
岡本駅前で以前から気になっていた民家カフェでカレーランチとしました。
気仙沼クラムチャウダー風カレーですって!
梅田に戻って映画を見よう、近くのシネコンでは「ジョーカー」を上演していないので、と思ったら満席ですか???
仕方がないので空きのある回にしたら待ち時間が長い...
そこで、銭湯へ行こうとしたのてすが、梅田から少し離れた中崎町にしか銭湯が無い上に、営業時間前...そこで中崎町をフラフラしていたのですが、この街は長屋なんかを改造したカフェやら雑貨屋が立て込んだ若者向けの街でした。
アウェー感半端ないです。
公園のベンチでネット作業をしてたら、そろそろ銭湯の営業時間なのでいってきます。
2019'10.13 (Sun)
ラバーダック来場
アヒルちゃんが帰ってきた!!
すみのえアートビートというイベントがあったので行ってきました。
愛する巨大アヒルちゃんがやって来るというのでワクワクです。
空飛ぶアヒルちゃんもいます。
会場の全景はこんな感じ。
造船所の跡地を利用したイベント会場です。
旧造船所の実寸設計室
なんと床に原寸大の設計書を描いていたそうです。この写真はその名残。描き換える度に床を塗り直していたそうです。
オブジェの展示やら、自主制作の短編映画の上映やら、屋台が沢山とか、ごちゃごちゃ感が楽しいイベントでした。
2019'10.12 (Sat)
台風、大丈夫ですか?
関東の皆さん、台風は大丈夫ですか?
kinkachoは予定していた白山行きが中止となり、買い物を早めに済ませて家籠りしてました。
台風の前にちょっと文化活動のために京都へ行ってました。
ドレス・コード@京都近代美術館
すみません。展覧会の意図が理解できませんでした。
最近の尖った展示は苦手です。
まらしぃピアノライブ@ロームシアター
最近、kinkachoがYouTubeで再生しまくってるピアノ奏者のライブでした。
ライブには生演奏の良さがあるのですが、演出が安っぽくて、やっぱりYouTubeがよかったなと思いました。
2019'10.11 (Fri)
弾丸フェリー好きです
前々からラン友達に要請されていた由布岳登山!
弾丸フェリーの季節なので実行しました。
声かけしたら、大阪から3人、岡山から1人、北九州から1人の総勢5人のグループ登山となりました。
弾丸フェリーで別府観光港に到着した3人は別府で岡山、北九州の2人と合流し、バスで由布岳正面登山口に到着。
920正面登山口~1120マタエ~1150西峰~マタエ~1245東峰~1310マタエ~1430正面登山口
本来の計画ではお鉢巡りをして西登山口へ下山予定でしたが、時間がおしたのでマタエからの東西峰ピストン、正面登山口のピストンとなりました。
前回の由布岳は雨の中だったのですが、
秋晴れ!!のはずが、
山頂近くになるとガスがかかりました。
西峰
東峰と踏破して
仏さまにもご挨拶して、バスの時間を気にしながら休憩無しで下山しました。さすがラン友達、それでも文句は出なかった。タフです。
鉄輪温泉で汗を流して、定番の地獄蒸しを堪能して帰りのフェリーに乗船。
慌ただしくも、濃厚な一日でした。
2019'10.07 (Mon)
比叡山でリハビリ
村岡が終わった一週間は家の中では這いずる、外ではノロノロとしか歩けない、階段は手すりにすがると、体がガタガタのボロボロでした。ようやく人並みに歩けるようになったので、リハビリに村岡仲間と一緒に比叡山をハイキングしてきました。
はい、信長の焼き討ちで有名なあの比叡山です。
比叡山坂本駅を9時に出発して、30分ほどでこの石段の登山口から始まります。
もう大丈夫と思っていたのに、体が重い、足が上がらんとぼやきながら、ゆっくりペースで
10時半に延暦寺到着。
根本本堂は改修で全体像は見れませんが、
貴重な屋根の修復の様子などが観察できます。
大比叡山頂に倒壊したのが11時40分。
ここでカップ麺を食べました。カップ麺がおいしくなるとは秋ですね。
倒壊した登山道を下り、修学院に下山したのが14時。
駅前のケーキ屋さんでケーキセットを嗜んで帰宅しました。
2019'10.05 (Sat)
ブラピの美貌よりも犬の一途さ
アド・アストラ
ストーリーとかはネットにお任せします。
見ていて思ったのは、日本の近未来を舞台にしたアニメがもう既にやり尽くしたテーマじゃないかな???
父を宇宙の彼方へ追いかけていく息子、互いに抱える目的、理想、葛藤...いろいろ入り乱れて、最後には宇宙の彼方に姿を消す父、残される息子...どっかで見たよな~と思いながら最後まで見ました。
全く目新しくないのですよね。時代設定といい、親子の葛藤といい。
どれ程のロボットアニメでこのテーマをロボットで誤魔化しながら、大人の視聴者に提示してきたことか...
ブラピの宇宙軍の制服姿は一見の価値ありです。
僕のワンダフルジャーニー
僕のワンダフルライフの続編。これだけ時間が経ってから、まさかの続編...大丈夫か???とは思ったけど、ワンコのかわいさが全てに勝ってました。
かわいいは正義!!
今度はご主人の孫を守れの命令にしたがって、何度転生してもその使命を果たそうとします。
このいじらしいまでの忠実さはワンです。
これにメロメロにされてください。それが正しい見方です。
2019'10.01 (Tue)
去年からの宿題を果たしました。
昨年は台風で大会が中止になり、泣き伏したランナーたちが帰ってきた!!
村岡ダブルフルウルトラランニング大会
クリック合戦を制して、kinkachoも参加してきました。
50kmは走ったことがあるけど、それ以上は未知数...体がどうなるか不明...コースがエグい...不安要素を沢山抱えて行ってきました。
66kmコースに参加です。
スタート前の元気な頃の写真です。
既に20kmは走っているのにまだまだ元気な100kmランナーの応援をしながら、8時のスタートを待っていました。
女郎の滝
紅葉で有名な蘇武岳を上ったり、日本棚田百選の棚田を眺めたり、日本らしい風景を堪能できるコースですが、蘇武岳周辺は1000m級が連なっています。
累積標高差は3000m超、山越え、峠越えは当たり前。ロードのレースのはずなのに未舗装山道ありと、とてもエグいコース設定でした。
丹波牛の産地です。
そして、エイドでは丹波牛の焼肉も提供されています。
急勾配の箇所では、ランナー一人一人にメッセージが掲示されてます。
ついに50kmを走破!!
ここから未知の領域に突入しました。
ゴールまで4kmの地点まで最後の峠越えがあり、残り4kmを走り下りるとゴール!!
時間は10時間8分でした!!!
途中でリタイアを考えたほどツラいレースでしたが、終わってしまえば、とても楽しいレースで来年も...と思っている自分がいました。
村岡はおもてなしが素敵で、高校生が応援やら運営で頑張ってくれてて、微笑ましかったです。
そして、各エイドが競い合うように個性を出していて、10時間の走行中お腹が空くことがありませんでした。
ブドウ、梨などのフルーツ、おにぎり、そうめん、細巻きなどの炭水化物、玉子サンド、プリン、丹波牛の焼肉、お好み焼き、手作り一口カステラ、おはぎ、かぼすジュース、乳酸飲料などなど。給水には、水、スポーツ飲料、コーラが最低でも用意してあって、レース後には、ご飯、豚汁、ぜんざいが用意してありました。
(ちなみに、私設エイドにはビールもあります)
レース中、レース後も丈夫な胃を持つkinkachoにはパラダイスでした。