2020'07.30 (Thu)
北海道遠征-終章
十勝岳から下山して、計画では車で釧路まで戻ってテント泊、最終日に雌阿寒岳登山と考えていたのですが、最終泊ぐらいキャンプ場でゆっくりしたいと白金野営場で泊まることにしました。しかも、雨予報のためバンガローに泊まります。体が楽です。
美瑛の町まで買い出しに出て、温泉に入って着替えるとホッとしました。そして、ビール片手に夕ごはんを屋根の下で食べるのは極楽です。荷物整理も屋根の下で出来るのは消耗度が違います。
多少カビ臭いのは我慢して、壁に囲まれて屋根の下は安心できます。
虫に刺されまくりましたけどね...
後は空港へ戻るだけですが、十勝から釧路は高速を使っても4時間。うっかり寝てしまいました。同じく疲れているのに運転してくれている連れに申し訳なかった...
釧路空港で、最後の懸案であるザンギ定食を食べました。鶏の唐揚げザンギにソースをつけて食べるのが、釧路流らしいです。タレをかけるザンタレが次の課題です。
さて、次は大雪山をトムラウシ温泉まで縦走しますよ。
2020'07.30 (Thu)
北海道遠征-十勝岳・美瑛岳の章
昨日の晴天と売って変わっての曇天です。
この天気で9時間か~
540望岳台~640十勝岳避難小屋~845十勝岳~910平ヶ岳~915鋸岳1050美瑛岳分岐~1105美瑛岳~1200美瑛富士分岐~1330ポンピ沢~1505望岳台
火山特有のガレ場を黙々と上ること1時間、十勝岳避難小屋に到着です。頑丈な避難小屋は火山のシェルターを兼ねています。前十勝からは噴煙が上がっているので、kinkachoはヘルメット着用しています。
昭和火口の縁にたどり着くと一気に平坦な道になります。
グランド火口越しに見える十勝岳への距離と急峻さにちょっとゲンナリしながら、平坦な道を詰めて行きます。
残念なことに眺望を楽しめたのもここまで、山頂に着く頃には霧の中でした。
十勝岳は百名山なので、頂上に人が多いです。
しかし、美瑛岳への道へ行く人は少ない。
こんな荒涼とした道なんですよ。風と霧が流れていて荒涼感マシマシです。
すごく広大な荒野に放り出された感じです。
ちょっとしか晴れ間はありません。
岩山を2つほど越えると、風景は一変します。
エゾノツガザクラ
エゾノハクサンイチゲ
ミヤマキンバイ
高山植物のお花畑が広がります。
登山道の両側が花畑で和みます。
美瑛岳分岐で思案して、下山は巻き道を使うことにしたので、美瑛岳山頂をピストンします。
美瑛岳山頂には人はいない...
美瑛富士を右手に見ながら、
美瑛岳を巻いて行きます。
巻き道は平坦なのですが、ヒグマの痕跡があったのでクマ鈴を必死で鳴らしながら緊張して進むことになり、ポンピ沢への下りは激坂下りで疲弊して、
渡渉ポイントを通過し、
雪渓を通過して、登山口に帰還しました。
体がガクガクでヘトヘトです。
明日の雌阿寒岳は無しにして、キャンプ場でゆっくりします。
2020'07.30 (Thu)
北海道遠征-間章
7時間の行動を終えて、kinkachoは悩んでおりました。
翌日は計画通り、十勝岳・美瑛岳を周回するのが、上ホロカメットク山~富良野岳を周回するのか。
前者は予定通りのコースで行動時間9時間で累積高度1500m超え、後者は行動時間7時間で富良野岳は花の百名山で、今回の遠征の趣向が統一できる。
7時間の行動でかなり疲れている上に、夕張から十勝は遠い...今日もキャンプ場に入るのは遅い...
悩みました。
悩みましたが、夕張メロンとソフトクリームを食べて、温泉に肺って着替えたら、心が決まりました。
予定通り十勝岳、美瑛岳を周回しようと、ただし、疲れたら十勝岳ピストンにしよう、最終日は天気が悪かったら雌阿寒岳は次回に持ち越しにしよう。
よく言えば臨機応変、本音は日よった感じで計画決定をしたのでした。
2020'07.30 (Thu)
北海道遠征-夕飯岳の章
占冠から二時間半、うちダートな林道が一時間弱、ナビにも載ってない道を走って着きましたよ、大夕張コース登山口!
運転してくれた連れに感謝です。
まだまだ早朝なのに、駐車エリアの半分は埋まってます。
640登山口~冷水コース~745水場~840望岳台~930ガマ岩~1005金山コース分岐~1025山頂~1150望岳台~1220馬の背コース~1305夕張岳ヒュッテ~1320登山口
キバナシャクナゲ
高原へ出るまでは普通の樹林帯で退屈なコースですが、
高原に出ると広大な大地が広がります。
一気にテンションが上がって、木道をスキップする勢いで進んで行きます。
エゾノリュウキンカ
チシマノキンバイソウ
ミヤマハナシノブ
ミヤマオダマキ
シラネアオイ
花の百名山だけあって花が咲き乱れてます。
寄せ植え風もすごいですね。
山頂からは360度の展望を一人占めできました。
(後で聞くと、山頂付近にクマが居たそうです((( ;゚Д゚))))
山頂の展望を堪能して、木道をスキップしながら戻り、馬の背コースで下山しました。これが倒木と崩落でアドベンチャーコースとなっていました。夕張岳ヒュッテを確認したかったので、悪戦苦闘しました。
夕張岳ヒュッテは今季はコロナのため休業していますが、水場とトイレは使用できます。
気温が高かったので、この水場は有り難かったです。
クールダウンして登山口に戻りました。
2020'07.30 (Thu)
北海道遠征-序章
飛行機のお安いチケットを予約するのは賭けですよね。
登山目的の場合、天気が悪いと観光に振り替えになることは想定していたのですが、5月末の屋久島はコロナ禍でまさかの欠航で、中止でした。
今回の北海道もハラハラドキドキでしたが、飛行機が飛びました。
夕張岳、十勝岳~美瑛岳なのに、何故か釧路空港からのアプローチは波乱含みでした。
まず関空でシステムダウンによる、大幅な出発遅れ...釧路から夕張までは車で5時間はかかるのに...
遅れても海鮮丼は外せないわとまず行ったのは釧路市内の市場です。
勝手丼と言って、白飯を好みの量買って、魚屋で好きな具材を購入して自由に載せます。単品で買うと簡単に3000円を超えるので、刺身の盛合せとホタテの刺身盛りを買って、友達とシェアしました。
1000円でてんこ盛りの海鮮丼の完成です。
そして、買い出しをしながら、夕張方面へ車で移動します。飛行機はガス缶が積めないので買い出しは絶対です。
どちらかというと新千歳空港の方が近いもので、高速を走っても遠い...天気予報とにらめっこして夕張が先か十勝が先か悩んでいたので、占冠で近いニウウキャンプ場にようやく決めました。
今回のメインは花の夕張岳で天気のいい日をメインにしたかったし、もう車に乗ってるのも嫌だったし、近いニウウキャンプ場に日よったとも言います。
それでも、明日は4時前起床です。
2020'07.20 (Mon)
今日も花見だ!
憧れのお花松原へのお誘いを受けてしまいました!
一日目:530別当出合~砂防新道~910南竜ヶ馬場930~1020室堂1040~1115御前峰~お池巡り~-1150中宮道分岐~1250お花松原~(ピストン)~近道~1435室堂1450~1540南竜ヶ馬場
レンタカーで深夜に市ノ瀬に到着し、テント泊で試したいことがあるkinkachoは単独でシャトルバスで別当出合に到着。
つり橋を渡って砂防新道からテント場の南竜ヶ馬場を目指します。
テント装備が重い...かなりUL寄りな装備なのですが重い...
南竜ヶ馬場は開けた高原です。
手早くテントを建てて、トンビ岩コースから室堂へ上がります。
そう、今回のお花松原は御前峰を越えた向こうにあるので、かなり巻き気味に歩かないとテント場に戻るのが遅くなります。
雪渓を所々かすめて室堂に到着。
コロナ禍で食堂が使えないビジターセンターで、カップ麺とジュースを仕入れて、サクッと御前峰を越えます。
そして、お池巡りコースを下り
途中から中宮道を下ります。
下り切って雪渓を渡ると、ようやくお花松原です。
群生している黒ユリやら
ハクサンコザクラが最盛期です。
珍しい高山植物がほとんど雑草のように生えてます。
お花を堪能して来た道を戻るのですが、これが地獄の上りです。往きには無かったクマの落とし物が登山道にあったり、ガスが上がってきたりで、喘ぎながらの上り返しでした。
室堂へは巻き道でかつ近道を利用。
クタクタで室堂に帰りついて、タイミング良く連れと遭遇して、下山の打ち合せが出来ました。
テント場へはエコーラインでサクッと下り、テントに荷物を放り出して、とりあえず温かい飲物で一息つきました。
改めて回りをみまわすと、お隣はオートキャンプ場で見る背の高いテントが...住人に聞くと、三人で手分けして持って上がったそうです。
あれは山間のテント場で見る代物ではない!!
かと思ったら、えらい遅い時間にテント場到着の二人連れが、新品のテントを立てようとしてました。
ポールが初期包装のビニール袋から出てくるし、説明書も真新しい。
聞くと、試し張りもせずに持って来たそうな...
点検も兼ねて、お家で試し張りはしようよ!
何だか真逆の両隣を眺めながら、自炊した白飯で温卵のせ牛丼、味噌汁、スモークチキンのサラダの夕食を食べて、明日の下山道を検討してました。
テント張りの係員がヘリコプターで重機を搬送するので翌日7時までに撤収して欲しいとのアナウンスがありました。
6時に出たら別山経由でチブリ尾根から市ノ瀬へ下れるかなと、当日の疲労を忘れたような計画を練ってました。
二日目:700南竜ヶ馬場~砂防新道~945別当出合
テントを叩く雨音でチブリ尾根下山は断念しました。
荷物とテントを抱えて炊事棟に逃げ込んで、撤収準備をして、砂防新道で別当出合に下ります。
出発時に室堂泊まりの連れにメールで予定変更を伝え、小雨の中下り初めましたが、途中で本降りになったり止んだりで結構心が削られました。
面白かったのは自衛隊の新人らしい集団とすれ違ったこと。訓練とのことでしたが、若い女の子もいました。広報と医療の人が付き添ってました。若い子はお肌ピチピチ!とおばさんなことを思いながら別当出合に到着。
バスで市ノ瀬へ戻り、連れを待つことになりました。
市ノ瀬の温泉はコロナ禍で外来入浴ができず、とりあえず着替えて、晴れた下界の日差しにテントが干しながら、畳張りの休憩で荷物の整理をしたり、ミルクティーを飲んだりと、なかなか充実した待ち時間がでした。
懸案のお風呂と昼食は白峯温泉で解決です!