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2020'08.30 (Sun)

山行は計画的に!!

突然、高天原温泉へ行きませんかとのお誘いにを受けました。

北アルプス最深部、こちらも憧れの地でした。

二つ返事で同行を了承したのはいいですが、えらいしんどい目に合いました(涙)

とりあえず早朝にピックアップしてもらって、新穂高温泉まで移動し、わさび平で前泊しました。

一日目:500わさび平~820鏡平~910弓折乗越~1020双六小屋~1245三俣蓮華岳~1340三俣山荘テント場

雲一つ無い晴天です。そして、暑い...

この弓折乗越までの炎天下にさらされる上りはつらかった...

ここからは比較的なだらかな稜線をたどって、双六小屋のラーメンを楽しみに頑張りましたが、

ラーメンがショボくなってた(涙) 以前はチャーシューともやしとコーンがトッピングだったのに、今回は五目ラーメンとかになってて中華丼の具みたいなのが載ってた...前の方がよかった...値上がりしてるし...

がっかりしながら、中道を三俣蓮華岳へ向けて進みます。

そしたら、さらにがっかりなことに雨が降り始め

三俣蓮華岳山頂は雨でした。

その日は三俣山荘のテント場で泊まりましたが、夜中に叩きつけるような雨が降るなど散々でした。

二日目:530三俣山荘~645鷲羽岳~740ワリモ岳~840岩苔乗越~1115高天原山荘

幸いなことに雨は上がりましたが、心は折れてました。

でも、鷲羽岳は数年前に黒部五郎岳から三俣蓮華岳へ縦走した時に憧れた山! 

オコジョさんのかわいい姿も見たので何とか頂上を踏みました。

しかし、ワリモ北乗越から水晶岳を見た時は、肩に食い込むテント装備も相まって、時間的には大丈夫でしたが、心がギブアップでした。

この乗越にデポすればよかったのですが、今回アタックザックを用意していなかったし、往復3時間もテント装備を担ぎ続けることも、空身で往復する勇気も無く、水晶岳は諦めました。

かなり後悔してます。

岩苔乗越に下り、高天原山荘までさらに下ることになったのですが、この道が樹林帯の中で、展望は無いし、木の根に気を使う退屈な道でした。しかも、クマの痕跡がチラチラあって緊張を強いられました。

ヘトヘトになったところで、ようやく高天原山荘に到着です。

ここにはテント場が無いので、必然的に小屋泊まりで、早い時間にも関わらず小屋に入れてもらえました。

コロナ対策で畳二畳に布団が一組、しかも隣とはビニールシートで仕切られてます。

ピーク期には布団一枚に二人寝るなんて当たり前なのに、今年はこんな贅沢なことになってました。

のんびり昼御飯を食べて、昨日の雨で濡れたものを干して、荷物を整理して、秘湯高天原温泉へ向かいます。

混浴!と思ってましたが、ちゃんと男湯、女湯、露天風呂と分かれてました(笑) 

時間が早いので、貸切り状態でした。

風呂に入って着替えたら、折れた心も元に戻りましたよ。

今回は夕食と

お弁当を付けるという贅沢な小屋泊にしたので、もの凄く楽でした。

ビールも飲んで、20時の消灯にも気付かずに爆睡してました。

三日目:515高天原山荘~610高天原峠~820雲ノ平山荘~1050黒部源流~1130三俣山荘~1410双六小屋

お風呂と小屋食と爆睡が効いて、すっかりリフレッシュされてしまいました。

快調に北アルプス最深部雲ノ平へ突入です。

雲ノ平は高原なので、一旦下って登るという試練がありますが、そして、目指すは黒部源流

このてっぺんから源流まで激下ります。

黒部源流を渡渉

黒部源流の碑を確認して、三俣山荘まで登り返し、双六岳の巻き道をトラバースして、最終宿泊地双六小屋のテント場に到着しました。

九時間行動!!長い!

四日目:515双六小屋~610弓折乗越~645鏡平~910わさび平~1020新穂高温泉

あとは来た道を戻るだけ。午前中には下山できるので、雨の心配もありません。

登りの時は見送った鏡平のコーヒーフロートを楽しみに、暑さと戦いながら下りました。

前日にクマの車上荒らしという恐ろしい話(クマがガラスを叩き割って登山口に駐車された車に乗っていたらしい)を聞いていて、一抹の不安はあったのですが、幸い大丈夫でした。

下山後はお約束の平湯の森で汗を流して着替えました。

今回の歩行距離は43km、累積標高は3800mあまり。

トムラウシの余勢で行けると思ったのは甘かったです。やっぱりこんな大きな山行は計画をきっちり練らないと行けませんね。行きたいと思っていたけど、具体的にイメージしてなかったので、水晶岳をカットしてしまうことになったと反省してます。

山行は計画的に!!

肝に銘じます。

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11:21  |  登山  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT   このページの上へ

2020'08.13 (Thu)

クマクマパニック

お盆休みの前半、別山・白山と福井の山攻めの予定でしたが、気象条件がイマイチなので、久しぶりに大峰山を攻めることにしました。

しかし、色々と想定外の出来事が...

一日目:大天井岳の予定が交通渋滞でたどり着く時間が遅くなり登らず。

大峰はよく来ているのですが、こんなに渋滞したのは初めてです。

コロナ禍で海に行く人が川に流れてきた感じです。

本来なら浜辺で見るタトゥーな人やヤンキーな人が多く、うるさく騒いで、ゴミを入れたビニール袋を置き去りにするなどマナーも最低(怒)

これで来年からは規制が厳しくなるんだろうな(涙)

二日目:540母公堂~650法力峠~820稲村ヶ岳山荘840~900稲村ヶ岳940~950大日山~1035稲村ヶ岳山荘~(ピストン)~1250母公堂

登山を始めた初期によく来た稲村ヶ岳。ここのところご無沙汰でした。

以前は判然としなかった母公堂横の登山口が明瞭になっていました。

こちらからの登山道は樹林帯を緩やかにじわじわ登って行くので気楽です。

稲村ヶ岳山荘にやがて到着。

小屋前の日陰のベンチでのんびり大休止をしてから、山頂を目指します。

大日山へ行くまでにキレットがあったはずですが、整備されてて歩き易い道に変貌してました。

梯子や鎖場はありましたが、回り込むようにして山頂到着。

風も爽やかで晴天を堪能。

名前が気になるバリゴヤの頭などを眺めて、通過した大日山に戻ります。

この塔のような山が大日山です。

岩場に鎖や梯子がかかっているので、荷物はデポして往復します。

こんな感じでよじ登って山頂にたどり着きます。

大日如来様が祀られています。

そして、来た道を戻って母公堂に下山。

いくら風が爽やかでも汗だくなので、温泉に移動します。

洞川温泉は一時間待ちなので、黒滝の湯に移動。ここも駐車場が満杯でしたが、運良く空きが出来て駐車できました。

お風呂は川遊び組がまだ来る前だったので、ゆったりと入れました。

さて、最大の事件はこの後です。

翌日予定している釈迦ヶ岳へのアプローチの林道へ移動したのですが、目の前をクマが横切りました。

目撃したクマは子グマで姿も仕草も可愛かったのですが、すぐ傍に母グマが絶対いるはず!!

アカンやつや!と撤退しましたが、頼みのキャンプ場に宿泊を断られ、凹みまくって道の駅で車中泊となり、メンタルも体力も削られました。

今回は三人で来ていたのですが、三人が三人とも動揺しまくってました。

三日目:745観音峰登山口~910観音峰展望台~945観音峰1000~(ピストン)~1125登山口

クマクマパニックで釈迦ヶ岳は諦めて、観音峰に転進しました。

こちらは完全なハイキングです。

登山口の吊り橋の横の

熊注意の看板に見てきたところだから!とツッコミながら、

登山道の花を愛でながら、

展望台を通過して

ブナ林の中の観音峰山頂から

雲のかかる稲村ヶ岳を眺めました。

下山後、今度こそ洞川温泉と思ったのですが、またまた一時間待ちなので、今度は秋津温泉に入りました。

ここでヤマトポークのトンカツ大を頼んで、消費カロリーは台無しにして帰阪しました。

帰路でネットニュースを見たら、上高地の小梨平でクマが出てキャンプ場が封鎖とかになっていて、撤退は正解と安堵した次第です。

18:16  |  登山  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT   このページの上へ

2020'08.13 (Thu)

憧れの地へ-反省編

さて、前後泊付き三泊四日40km超えの縦走を終えて、次に繋げる振り返りをしてみましょう。

①天気

今回は恵まれたの一言です。おそらく最高と言ってもいいほど条件が良かった。雨無し無風。これだけで消耗が違います。

去年の爆風地獄を省みればまさに天国でした。

②時期

ちょっとお花は終わりかけだったので、7月10日前後の方がお花的にはベストかも?

反面、雪渓が減ってて安全性は高まってました。これは要考慮ですね。

③装備

テント泊として最低限のつもりでしたが、まだ削れる余地あり。

着替え - 寝る衣服+完全一揃えを持参しましたが、完全一揃え+靴下とシャツの余分でよかった?

ガス缶 - 二人で250gを三缶持参しましたが、不安を払拭するならこの程度は必要かな?実質は250g二缶と110g一缶で賄えます。

寝具 -  シュラフを持参しましたが、ダウン上下+シーツ+シュラフカバーで寝れそうです。

薮こぎはびしょ濡れになるので、雨具とスパッツは面倒がらずに着ましょう。

使わなかったけど軽アイゼン、あったら助かるストックは持参ですね。

④食糧

夜に二人で三合炊くなら、行動食は削れる。

今回はゼリー四本、バー四本、キャラメル、塩タブレットで賄えた。炊いたご飯でのおにぎりは最強の行動食。

そして、お楽しみおやつを一品用意。今回はミルク(粉末だけど)をかけたフルーツグラノーラは飲む感覚で喉を通るので食べ易かった。

⑤水

一日目1リットル、二日目1.5リットル、三日目1.5リットル、四日目1.8リットルを行動中に消費。心配で前夜に作り過ぎてガスを無駄に消費したかも...

⑥クマ鈴

途中で無くしてしまうことがあるので、複数持参しましょう。

⑦その他

虫除けは面倒臭がらずにふりましょう。特にトムラウシ温泉分岐以降は歩いているふくらはぎを刺されるという信じられない目に会いました。

携帯トイレは出したものを持ち歩くという試練がつきまといます。

当たり前なのだけど色々ツラい。割とお高いし、百均の携帯トイレは色々と支障が...次はフラットのペットシート+黒のビニール袋+ジップロック大で対応してみよう。

これらの反省を踏まえて、次回は20kg弱からどれだけ削減ができるでしょうか?

次は二泊三日で抜けられるか?

ヒサゴ沼避難小屋はやっぱり混んでいるらしいけど、ツアー客やインバウンド客が復活したら、どんな混み具合なのか?

本当は十勝岳まで抜けてみたいけど、トムラウシ山から先は人も減るし、難路らしいし、何よりも一緒に行ってくれる人はいるのかな?

07:29  |  登山  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT   このページの上へ

2020'08.13 (Thu)

憧れの地へ-下山後編

下山後のお宿は下山口のすぐ目の前。登山者に対応しているお宿なので、玄関前に洗い場と干し場があります。

まずは靴を洗って、ザックを拭いて、テントを干して、フロントへ。

部屋へはチェックインしてからしか入れないそうですが、開場したばかりの温泉には入れるとのこと。バスタオル等の温泉セットを受け取って、一番風呂に突入!

某旅行サイトで北海道で入りたい温泉の一番を取っただけあって、広くてキレイ。縦走の汚れを落として、湯船に浸かれば、獣から人間に戻った気分です。

この宿はコインランドリーも設置されているので、脱いだものは全て洗濯機に投入しました。

だって、臭いんだもん。

次は食欲を満たすために食堂へ。

本当はビールも飲みたかったけど、連れと乾杯したいので、豚丼と冷たいお茶で我慢、我慢。

そうこうするうちに、後続の連れが宿に到着。

チェックイン時間に間はあったのですが、宿の人が気を効かせてくれて、早めにお部屋に入れてくれました。

しかも、相部屋予約だったのですが、空きがあるので個室に入れてくれました。

ベッドにダイブして、疲れを癒しました。

そして、お楽しみの夕食。

缶ビールではなく生ビールのジョッキを頼み、ご飯を三杯は食べるぞ!と意気込んでいましたが、

うどんも出てきて、二杯でダウン。

ちなみに、一人鍋はスープカレーでした。

寝る前にもう一度温泉に浸かり、もうちょっと...といいながら、敢えなく寝落ち...

翌日は朝風呂で顔を洗って食堂へ。

バイキング形式なので、まずは和食コース、次に洋食コースと二巡しておきました(笑)

いよいよ帰途につきますが、今年はコロナ禍で路線バスが運転休止なので、宿泊客ならばお宿のマイクロバスで新得駅まで送ってもらえます。

ありがとう、東大雪荘!!

JRの特急に乗るという久々な贅沢で新千歳空港に向かい、荷物を預けたら、最後のお土産&グルメタイム。空港ラウンジでダラダラして、定刻通りの飛行機で神戸空港へ戻っていきました。

最終日の普通の温泉旅行みたいな旅も素敵でした。

これにてミッション・トムラウシはコンプリートです。

05:50  |  登山  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT   このページの上へ

2020'08.12 (Wed)

憧れの地へ-最終日編

いよいよ下山の日を迎えました。

今までが比較的平坦だったので、標高を一気に下げる本日は核心だと気持ちを引き締めました。

520キャンプ指定地~610トムラウシ公園~700前トム平~750コマドリ沢分岐~930カムイ天上~1010トムラウシ温泉分岐~1120トムラウシ温泉

明るくなり始めたキャンプ指定地の様子です。

撤収して、朝日が登り始めた頃に出発しました。

歩くにつれて、どんどん変わっていく壮大な風景に全く飽き来ません。岩が点在する荒々しい風景から

緑豊かな高原風景

雄大過ぎて写真では大きさが伝わらないでしょうね。

前トム平です。

とにかく歩くほどに、景色が変わって全く飽きさせません。素晴らしい大自然のパノラマショーでした。

そして超珍しい被写体が出現しました‼️

天然記念物のナキウサギ

この四日間声はすれども姿は見えずだったのが、最終日の下山のこの時に姿を現しました。ナキウサギのお手本のよえな姿をバッチリ撮影できました。

耳が丸くてかわいいぞ!!

そして、下りの雪渓で足元を心配していたコマドリ沢に突入しましたが、雪渓は無し!  持参していたアイゼンがただの重りになった瞬間でした。

そして、楽しい下山道はここまで、いきなりの登り返しから始まって無言の修行の道が始まります。

道の両側は丈の高い笹で眺望は無い、高度が下がってきたので暑い。

完全に無言の修行ロード!!

このトムラウシ温泉分岐から下は歩いていても薮蚊が襲ってくるもいう苦行付き。心を無にして早足で抜けるしかありませんでした。

そして、ついにトムラウシ温泉登山口に下山!

思わず万歳をしました。

終わった...終わってしまった...でも、ついにやり遂げた‼️

さあ、温泉に入って、人間に戻ろう‼️

22:23  |  登山  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT   このページの上へ

2020'08.08 (Sat)

憧れの地へ-三日目編

いよいよ今回の山行のクライマックス、トムラウシ山へ登頂する日が来ました。

ここに来て、天気は微妙。しかし、雨さえ降らなければ、強風さえ吹かなければ問題無し!

400忠別岳避難小屋~500五色岳~645化雲岳~830天沼~920ロックガーデン~1020北沼分岐~1100トムラウシ山1200~1230南沼キャンプ指定地

さすが高緯度の北海道、4時には既に明るいです。

朝日が昇るのを見ながら、歩を進めて行きます。

トムラウシ山を視認。

ハイマツ帯を歩いて行くうちに朝露で下半身がずぶ濡れになってきました。

雨の想定していた着替えをまさかここで使うことになろうとは...でも備えあれば憂いなしで、人がいないのをいいことに高原で着替えました。

五色岳を経て木道を化雲岳へ。

ヒサゴ沼を見下ろして、カムイミンタラを眺め、

箱庭のような風景を堪能し、

足場の悪いロックガーデンを乗り越えれば、

北沼分岐から、いよいよトムラウシ山頂に取り付きます。

曇り始めたのは残念ですが、

無事に山頂を

踏みました。

トムラウシ山って火山なのねと実感しながら、一時間ほど山頂に滞在して、雲の合間から先日上った十勝岳やら美瑛岳、美瑛富士を眺めてました。

ガスが本格的にかかってきたので、

南沼キャンプ指定地へ下りました。

早発ちで行動時間を短めに設定しているので、早い時間に到着して好きな所にテントが張れて幸せです。

キャンプ指定地は水場と携帯トイレブースがあるシンプルなテント場です。今回は営業小屋がないので、山中の支出がありません。アルコールも持参しかない!!

山での最後の夕食は白飯炊いてのフリーズドライのカレーでした。

雲も夜半には晴れて、星が堪能できました。

17:29  |  登山  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT   このページの上へ

2020'08.08 (Sat)

憧れの地へ-二日目編

周りのテント(10張限定のところ6張ありました)の音に目が覚めました。ヒサゴ沼避難小屋まで行く人は長時間コースなので、早めに出ますよね。こちらは忠別岳避難小屋までなので7km弱の歩行距離です。

600白雲岳避難小屋~700高根ヶ原分岐~900忠別沼~950忠別岳~1115忠別岳避難小屋

快晴と言っていいですね。

多数の人は次の泊地はヒサゴ沼避難小屋だと思います。kinkacho達も天気が怪しげなら巻いて歩くのですが、スマホで確認したら安定してそうなので、山中三泊の予定にしてあります。

なので、今日は忠別岳避難小屋で屋根の下で寝ます。

手足が伸ばせて、立つこともできるし、荷物も広げられるので、消耗しませんし、回復が望めます。

そして、おそらく忠別岳避難小屋はヒサゴ沼避難小屋より空いているはず!

今回の山行は荷物以外でどれだけ消耗を減らすかを徹底的に考えました。

この区間はスレート台地と言ってだだっ広い台地です。

ガスがかかってたり、風が吹いていたら、殺伐とした風景になるのでしょうが、晴天無風だととにかく雄大過ぎて遠近感が狂うスケールです。

こんな絶景や

こんな看板がちょっとしたスパイス(笑)

忠別沼と忠別岳

連れとはソーシャルディスタンスを守って離れて歩いているので、ほぼこんな絶景のを一人で楽しんでいます。

さすがに飽きてきた(そして怖くなってきた)頃に目的地方向から来た人とすれ違って言葉をかわすうちに

忠別岳に到着。

ここから忠別岳避難小屋へは下って、雪渓を渡ります。

山のあるある、見えてからが遠いを実感して、忠別岳避難小屋に到着です。

午前中なので、誰もいない...

好き放題荷物を広げて、乾いた衣服に着替えて、湿ったものを干して、お茶をしたら落ち着きました。

いつもは山行中は着た切り雀なのですが、今回は泊地では着替えて回復を図ります。

次は沢水を煮沸して飲料水を作ります。

北海道の山はエキノコックスの心配があるので、水は煮沸してからしか飲めません。雪山ののりで水を作ります。

午後になると、忠別岳避難小屋にも人が到着してきました。

30人収用の小屋に6人ですから、密にはなってませんね(笑)

この日入山した地元の人に聞くと、明日は昼から崩れるそうなので、次の日の出発時間を早めることにしました。

夕食はご飯を炊いてチラシ寿司と乾燥野菜を使った和え物と汁物です。梅酒を少し飲んで、空間を楽しんで寝ました。

16:32  |  登山  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT   このページの上へ

2020'08.05 (Wed)

憧れの地へ-前日&一日目編

釧路に降り立ってから一週開けて、再び北海道の地に立ちました、今度は新千歳空港です。

ここから高速バスと路線バスを乗り継いで層雲峡温泉に入ります。合計で五時間ほどのバスの旅。かなり疲れます。バス代は6000円ほど。北海道は道内移動にお金と労力が必要です。

前泊のお宿は元ユースホステルの層雲峡ホステル。登山者の起点となる宿で、扱いが手慣れてます。不要なサービスは一切無し。でも、荷物預かり、お弁当対応、ガス缶の販売など登山者には助かるサービスは充実してます。コロナ対策も相部屋でも詰め込まない、消毒液の小瓶スプレーを配るなど努力してました。

お風呂は割引券をもらってお向かいの高級旅館の露天風呂を楽しんできました。

温泉で体をほぐして、とにかく寝る!!

720銀泉台~950赤岳~1010白雲岳分岐~1050白雲岳~1210白雲岳避難小屋

一年ぶりの銀泉台

ちょっと上っただけで雪渓とお花畑がお出迎えしてくれます。

最初のコマクサ

高山植物の女王と言われますが、この後、雑草の如く生えてました。

一年ぶりの赤岳

昨年は強風でしたが、今年は無風。消耗が違います。

ここから小泉岳までは去年に予習が済んでいるので、お気楽に歩いています。

白雲岳分岐からは未知の領域に突入。白雲岳は分岐からピストンなので荷物をデポろうか考えましたが、結局担いだままアタックしました。20kg弱なんて夏山ではまあ無い重さ(涙)

白雲岳では有名なゼブラ模様の雪渓が見れます。

分岐に戻れば、一泊目の白雲岳避難小屋はすぐです。

小屋の周りもお花畑で、稀少な高山植物が咲きまくってます。ちなみにクマも普通に居るはずです。

白雲岳避難小屋は今年は建て替え中です。

これは工事関係者の宿舎。シャワーと水洗トイレが完備されてます。

早くに着いたのですが、ヘリコプターでの荷揚げの日なので、18時までテントが張れません。とりあえずお昼寝して、沢の水を煮沸して飲料水を作って時間を潰してました。緑岳へ行ったりしてもよかったのですが、できるだけ消耗はしたくなかったので。

幸いというか、16時頃にガスがかかり始め視界が悪くなったので荷揚げは中止となり、早めにテントが張れました。

炊きたての白飯と層雲峡のコンビニで買った生ものっぽいおかずで夕食を済ませて、とにかく就寝。

夜中の星は肉眼で天の川が視認できるほどでした。

22:32  |  登山  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT   このページの上へ

2020'08.04 (Tue)

憧れの地へ-準備編

余りにも有名な大雪山系トムラウシ山への縦走を決行しました。

安いエアチケットを予約することから始まります。

このチケットを予約したのは3月。8月の天気なんて予測出来ません。賭けですね。とりあえず一回だけ変更可能なチケットを予約しました。

天候次第で縦走ではなく、ピストンの連投や観光に置き換えなければなりません。悪天候で突っ込むというのはこのルートでは不可能と判断しました。

そして、計画を練り始めました。

交通手段、ルート、宿泊地、食糧計画、装備等々...

最短で二泊三日、最長で四泊五日の行程となるので、荷物は出来るだけ軽く、削れるものは全て削るけど、必需品までは削ってはいけない。営業小屋が無いので、行動食は必要だが無駄に増やせない。水は現地調達できるけど、要煮沸なのでガス缶をどれだけ用意するのか。

ルートは昨年旭岳~黒岳は縦走しているので省いて、銀泉台から入山してトムラウシ温泉へ下山する。疲れないために、山中三泊で、白雲岳避難小屋、忠別岳避難小屋、南沼キャンプ指定地に泊まるとしました。ただし、今年は白雲岳避難小屋は建て替えで使用できず、工事の関係でテントは休前日を除く平日に10張程度、しかもヘリで荷揚げの日は18時以降しかテントが張れないというタイトな条件でした。

今年はコロナ禍で団体のツアーは無いのでこれはクリアできるかと、白雲岳避難小屋前、南沼キャンプ指定地はテント泊、忠別岳避難小屋は小屋利用で消耗を防ぐことにしました。

交通手段は縦走のためレンタカーは使用しないので、往路の新千歳空港~旭川~層雲峡温泉は高速バス、路線バスの乗り継ぎとして、復路は?と考えたところで、コロナ禍でトムラウシ温泉~新得駅のバスは今季は運休と判明!! さてどうする?!タクシーか?と思案したところ、トムラウシ温泉東大雪荘に泊まれば、新得駅まで送ってもらえるとのこと。これを利用するで落ち着きました。

食糧計画は、高カロリーのバーとゼリーを多用すれば嵩張らないけど味気無いということで、白飯を多目に炊いて夕食~行動食までカバーすることに決定。白飯さえあればあとはフリーズドライでもレトルトでも何とかなるはず。

縦走の盲点は下山後の着替え。持って歩くには荷物になるし、縦走中に濡れる可能性もある。しかも今回は前泊もしなければならないので、移動に着ていた服はどうすると思案しました。

解決方法は往きの服は捨てる、帰りの服は宿に送るとしました。NYCMの時の防寒着のようにぼろぼろ一歩手前の服を来て行き廃棄。帰りの着替えは全国一律送料で送れるレターパックライトで送付にしておきました。万が一たどり着けなかったことを考えて、返信用レターパックも同封して。

そして、ガス缶の調達問題。

北海道へは当然飛行機で行くので、ガス缶は持ち運べません。バスの乗り継ぎを考えると、購入は層雲峡温泉で? 前泊の宿でも売ってるらしいから大丈夫? とりあえずネットで調べてみると、事前に前泊の宿に送っておく方法を発見! ちょうどAmazon primeの会員だったので、Amazonで購入して送り先を宿に指定してしました。これだと送料が無料で必要なサイズのガス缶を必要な数だけ準備できました。

ここらへんを計画書にまとめて、山岳会と警察署に提出して準備は完了です。

クマ鈴は必携です。

04:09  |  登山  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT   このページの上へ
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