2021'08.18 (Wed)
雍正帝だなんて...
君子無朋
@京都府立芸術文化会館
佐々木蔵之介が雍正帝を演る、しかも弁髪(←萌えツボ💕)と言うことで、初めての劇場へ久しぶりに当日券という手段で参上しました。
最近は当日引換券なるシステムがあるのですね。余計なシステム使用料などがかかりましたが、二列目センターなので許す!
清朝最盛期三代の真ん中でいまひとつマイナーな雍正帝を題材にした演劇なんて初めてです。
いまひとつマイナーと言ってますが、宮崎市定先生の「雍正帝」を読んでいるkinkachoは興味津々。最近は「冷徹な政治マシン」「コスプレ皇帝」「元祖テレワーク」と面白ポイントが追加されたので、どうするのかわくわくでした。
脚本はテレビディレクターの初脚本で、まだまだ未熟(この直前に見たのが野田秀樹だったので尚更)がでしたが、↑のポイントは過不足なく押さえてましたし、佐々木蔵之介の熱演に押し切られました。
脚本の裏の裏まで読まなくて良いリラックスと、ちょっとしたミステリー要素と、佐々木蔵之介でほどよい出来の舞台でした。
紫禁城からほとんど出ることなく、書簡のやり取りのみで大清帝国を運営し、父親の赤字を消して子供に資産を残し、過労死した雍正帝。
「君主は国家第一の僕」という啓蒙専制君主の概念を一番体現していた君主だったと評価しています。
部下との書簡の返信は書簡に朱を入れるという赤ペン先生のような所業、しかも部下に激しく突っ込む!!
もっと皆に評価して欲しいと思ってます。
2021'08.15 (Sun)
残念でしたで飲み会
秋雨前線にしてやられて、お盆山行は順延となりました。
残念でしたで自宅飲み会を実施しました。
飲み会だけだと悲しいので、ビフォーに生駒山三角点までハイキングはしましたよ。
1100石切駅~辻子谷コース~1250生駒山三角点~宮川谷コース~1440石切駅
お久しぶりの三角点
ここまで遠景がくっきりするのは珍しい。
ハイキング終了後は楽しい飲み会
今さらの網走ビールでまず一杯
kinkacho自家製鶏ハムと山友の家庭菜園産トマトのカプレーゼ。
サングリアととても合いました。
ハイキングより長い飲み会でした(笑)
2021'08.11 (Wed)
最果ての縦走路へ
ワクチン接種終了記念、という訳ではありませんが、今年二度目の北海道へ出かけました。それも最果ての知床半島へ。
ハラハラ要素が山積みでした。
①ワクチンの副反応
二回目のワクチン接種の二日後に出発で、副反応が酷かったらどうしよう...でした。消炎鎮痛剤を事前、事後に服用したら、ほとんど副反応は無かったです。よかった。
②台風接近
台風9号、10号が接近してました。熱帯低気圧bから発達した10号に注意してたら、温帯低気圧に変わった9号にヒヤヒヤさせられました。
北から南に帰るので帰りの飛行機が欠航になったら確実に二日は足止めされてました。しかも、飛んでも女満別空港に戻る可能性ありとのアナウンスされて、関空に着くまでドキドキヒヤヒヤでした。
③熊
今年も荒ぶっている熊さん。ましてやヒグマのメッカ知床半島。熊出没カレンダーは熊シールだらけ...エンカウントしたくないのは当たり前です。
結果はお会いしなかったのですが、現場では暑さに脳が沸いてて、熊のことなど気にしてませんでした。
④水
エキノコックスの件もあるのですが、今回は上の方の水場が枯れているとの情報で、縦走路序盤で6リットル担ぐことに...重さに閉口しました。煮沸している暇も無いので、ついに浄水器を投入しました。
⑤気温
北海道の北の山の中ということで、寒さと装備の重さの兼ね合いは熟考したのですが、まさか暑さにやられるとは...女満別空港に着いた時の第一声は「暑い!」でした。
今回は終始暑さに苦しめられました。
前日:関空→女満別空港→木下小屋
網走あたりで降り出した雨に波乱の予感...でも、とりあえずはサケザンギ丼を食べてます。
前泊の木下小屋で青大将の洗礼を受ける。人はビビると声も出ない。
縦走一日目:400木下小屋~540弥三吉水~740羅臼平~845羅臼岳~1000羅臼平~1100三ツ峰キャンプ指定地~1330二ツ池キャンプ指定地
本当に序盤の弥三吉水で水を汲むしかなく、いきなりの4kg増量で水だけで6kgの状態に...これが後半ジャブの様に効いてきます。
速度もガタ落ちです。
羅臼平キャンプ指定地で荷物をデポして羅臼岳を目指します。
二度目の羅臼岳もガスの中
羅臼平に戻るとどうにか羅臼岳の全容を拝めました。
エゾフウロなど高山植物を慰めに、荷物を担いで三ツ峰の上りを上り切り、
サシルイ岳が見えるあたりから天気も晴れてきたのですが、これが地獄の始まり...
雪渓が残っているのを見て、ここでも水が汲めたと脱力したところに
強烈な日差しと暑さ、立ちはだかるオッカバケ岳に、脳みそが沸騰してきた気分になりました。
暑いので水を飲みたいけど、明日の行程もあるので、がぶ飲みはできない...でも暑い...葛藤と暑さにやられて足もフラフラ...
漸く宿泊地二ツ池キャンプ指定地が見えるも、ハイマツ帯が行く手を阻む...何度も引っ掛かりながらクタクタでキャンプ指定地に到着して、テントを張るも暑すぎて中には入れない...
日陰を探してあっちへウロウロこっちへウロウロして、水を煮沸しながら日が陰るのを待ってました。
暑さで食欲は無いものの明日の行動を考えて、無理矢理食べて、許される範囲の水分を補給して、とりあえず就寝しました。
縦走二日目:345二ツ池キャンプ指定地~440南岳~550知円別岳~740硫黄山~新噴火口~1205展望台~1230硫黄山登山口~カムイワッカの滝~1305バス停
ダメなのはわかってますが、食欲がありません。前夜の残りの枝豆とエナジーバーと羊羮を薄めたコーヒーでどうにか流し込みました。
今日はこの稜線を歩きます。
行き先が見えるのは心強いけど、あれを歩くのかとゲンナリもします。
こんな平原もあるのですが、
両側が切れたザレ場
よじ登る岩場とバシバシ体力を削いでくれます。
コマクサとかが慰めてくれて、このあたりはガスで日差しが無くて良かったのですよ。
硫黄山の領域に入るあたりから晴れてきました。
絶景なんですが、灼熱地獄。
固形物は口が受け付けなくなるし、そろそろ水の残量が不安になってきます。
硫黄山山頂
知床半島突端方向
オホーツク海もバッチリ見えて絶景なんですが、とにかく暑い。
ここからは水の残量と喉の渇きとの戦いでした。
渇れ沢の滝の高巻きにビビりながら、ハイマツ帯をかき分けながら、とにかく下る。
汗が止まりだして、熱中症を疑いながらとにかく下る。
ここに着いた時はやり切ったと思いました。水も飲み切ってました。
でも、ここには自販機は無い...
カムイワッカの滝は硫黄分が多くて飲めないし、温泉なのでクールダウンにもならない...
シャトルバスに乗って、知床自然センターにたどり着くまで「水!水!水!」しか頭に無かったです。
ウトロに戻って、コーラ、お茶など2リットルほど飲んで、どうにか回復して、野営場のコテージに落ち着き、温泉でひたすら水シャワーでクールダウンして、漸く食欲が戻ってきました。
でも、予定の海鮮居酒屋へは行く気力がなく、セイコーマートのお惣菜とサッポロクラシックを買ってコテージで夕食としました。
一泊二日の縦走なのに、こんなにハードとなるとは...
後日:知床観光
観光船オーロラ号を予約していましたが、高波で欠航となり、ここらへんから復路の心配が高まります。
西日本の飛行機は軒並み欠航で、次は東日本や北日本...明後日欠航なら二日は足止め??? スマホで飛行機の運航状況を逐次確認しながらの観光でした。
知床五湖
エゾジカ
高架木道
熊避けの電流が流れてます。
なまものに会わなくてよかった。
ラウスへ足を伸ばして、刺身定食を食べて、熊ノ湯に入りました。
道の駅で買い物をして、ジンギスカン屋がやっている安宿で宿泊。
当然、夕食はジンギスカン鍋でした。ジンギスカン鍋は定番のお味だけど、宿は二度と泊まりたくないかも...
帰阪日:宿→女満別空港→関空
とにかく前夜寝る前から、起きてから、空港に向かう間もスマホと首っ引き。アクセス集中で画面も固まり、不安も高まる。
空港職員は「飛びますよ」と軽めな感じも、アナウンスは「飛びますが、女満別空港に戻るかも」と不穏な感じ。
でも、ソフトクリームは食べた(笑)
定刻より遅れて離陸し、波乱もなく関空に着陸し、関空からの交通も復活していて、無事に帰宅できました。
お家に着くまでが山行を実感しました。
2021'08.03 (Tue)
弾丸ツアー大好き!!
九州への旅はフェリーに乗るためと言っても過言ではないほどです。
ついにスタンプカードが貯まって夕食券ももらいました。
山友から「弾丸フェリーで由布岳へ」と言われた時も、真夏の九州の山の暑さ<フェリーで決めました。
それに、由布岳はお鉢巡りが残ってる!!
910由布岳正面登山口~1110マタエ~1200西峰~1300東峰~1450正面登山口
今回の旅のネックはバスでした。
朝イチのゆふりん号の運休に始まり、帰りの延着による乗り継ぎ失敗、バス停不明など、これでタイムロスが出ました。
草原にそびえ立つ由布岳は夏仕様になっていました。
樹林帯をジグザグに抜ける登山道を思い出を語りながら登り、
マタエに到着。
ここまで、先週の白山より涼しくて意外でした。
西峰からお鉢巡りを目指します。鎖場が超楽しい!
西峰到着。ここからは未知の道です。
お鉢巡りはザレ場の激下りや岩場の通過があってなかなかの難路でした。
東峰の仏様に再会です。山頂はトンボが群れを成してました。
イヨフウロ
ウツボグサ
ノリウツギ
この草原が大好きです。
無事に登山口に戻りました。
先にも書いた通りバスの乗り継ぎに失敗して、温泉には入れたのですが、地獄蒸しは食べれず、フェリーで夕食となりました。
これがバイキングだったので食べ過ぎたのは失敗でした。
この年で食べ過ぎはしんどいです(笑)
感染対策でフェリーの二等船室も一人一人カーテンが付いていたり、共用スリッパが無くなったりしていました。
やっぱりフェリーは楽しいです。