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2012'07.09 (Mon)

盛大につっこむ

ドラマの夏クールが始まりました。
で、見てみました。

向井理主演「サマーレスキュー」

日本アルプスの架空の山小屋に隣接した診療所に赴任した医者の奮闘記?のようです。
診療所というものの、医者と看護婦、医大生がいるだけで、医療機器らしいものは酸素ボンベとAEDしかない場所で、向井医師が大パニックという第一回目でした。

う~ん、確かに場所によっては診療所がある山もあるけど、基本的に登山者って診療所って当てにしていないような気がします。
山での怪我、病気で頼るのはまず山岳救助隊ですからね。
とにかく搬送して下界まで!!というのが正直な所です。

ドラマにするなら、山なら医者ではなく救助隊が正解だと思うのですが、映画「岳」があったので無理だったか…

そして、第一回目の患者は、肺気腫と開放骨折の二人でした。
高度2500の夏山で若い娘が肺気腫で瀕死になることってあるのか???ないこともないか???
だいたい風邪気味で登山口から10時間行動を、山ガールはしないだろうとつっこみ、滑落による開放骨折にはつっこみの嵐!!
膝下動脈損傷で出血が止まらないという点は置いといて、そこまでの滑落で骨折以外に傷が無いのは絶対嘘だ!!
服は破れてないし、顔もきれい。
去年やったからいうけど、滑落は基本は満身創痍です。
大きな血管を損傷してなくても血溜まりができるぐらい出血するので、服は血だらけです。
打撲しまくってるので、顔も腕も腫れまくって人相変わります。
そこらへん、ちゃんとメイクしましょうよ!!!
それから、いくら医療機器がない設定でも、縫合道具があるならキシロカイン(局所麻酔)ぐらいは置いときましょう。
キシロカインなしで開放骨折の傷口洗われたら、患者は暴れまくります。
痛くて耐えられません。

kinkachoの体を張ったつっこみ、いかがでしょうか。
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Comment

●安心は安心

一度も登山小屋常駐の医師の世話にはなったことはありませんが、登山計画の際、とりわけ長期登山では重視していました。有名なのは富士山と槍ヶ岳、北岳あたりでしたね。私の同期のお父上は、しばしば常駐の任についていたそうです。山岳事故よりも、風邪とか腹痛で訪れる患者が多いと聞いています。
ヌマンタ | 2012年07月09日(月) 13:28 | URL | コメント編集

●ドラマ的に

ヌマンタさん、こんにちは。
確かに長期滞在の人やちょっとした病気にはいてくれれば安心ですね。
ただ、ドラマとしては劇的なことを描きたいみたいで、瀕死の人が駆け込んでました。
それなら、やっぱり山岳救助隊だと思います。
それに、向井理は華奢過ぎ!
kinkacho | 2012年07月09日(月) 15:44 | URL | コメント編集

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