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2012'08.02 (Thu)

この三部作は全部見よう

ライジングを見て、
ビギンズを見んといかん!
と燃えたオタク心でレンタル屋に走りました。

今さらの「バッドマン ビギンズ」

なぜ公開時に見なかったかと言えば、見た人に「謙さんの扱いがあんまりよ」と聞いたからだと思い出しました。

で、三部作を全て見ての結論は、この三部作は全部見るべきだけど、「ダークナイト」は単独でも燦然と光ってる、でした。

ブルースがいかにしてバッドマンになったかの経緯を描出し、ライジングで敵の意図が過去の因縁に由来するという中で、何の脈絡もなく、ゴッサム・シティの悪意が擬人化したかのようなジョーカー。
確かに「ビギンズ」のラストにジョーカーの明示はありますが、あれは無くても成立します。
彼には過去もなく、未来もなく、ただ存在する世間全体に向けられる純粋な悪意だとkinkachoは思ってます。
「影の同盟」が世の中をリセットする理念の下に行動する。「ライジング」の敵役は復讐が行動の原理にある。
それに対して、ジョーカーはただ破壊して殲滅する。余計な理屈がないだけに阻止のしようがない。
故に鳥肌だったなあと回想していました。
まあヒース・レジャーの鬼気迫る演技に引きずらている部分が大きいので、今「ダークナイト」を見直すと違ってくるのでしょう。だから「ダークナイト」は見直さないつもりです。

今回「ビギンズ」を見て、ノーラン監督はこの三部作をきっちり作ったなあと感心し、三部作として成功していることは喜ばしいことです。

まあ、監督はただのバッドマン好きで、オタクだったというオチかとも思います。
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Comment

●アメコミならバットマン!

今晩は。e-486

私も近いうちに「ダークナイトライジング」見に行くつもりです~。

私は、アメコミ映画の中ではバットマンがダントツで好き!!
ブルース・ウェインの内面のダークさが良いんですよね、バットマンは。

「ビギンズ」はゴッサムシティの描写に、まだティム・バートンの世界観を残してるんですよね。それが「ダークナイト」でガラリとリアル路線になって、ゴッサムはアメリカの架空の一都市となった。

「ダークナイト」ももちろん大好きなのですが、この現実世界に近づいたイメージが、実は私としては「このリアルさってどうなんだろう・・」と疑問に感じたところでもありました。

好みとしては、私が一番好きなバットマンは、T・バートンでもC・ノーランでもなく、ジョエル・シューマッカーの「バットマン・フォーエバー」だったりします。

とにかくライジング楽しみ!!!v-10
ごみつ | 2012年08月03日(金) 03:02 | URL | コメント編集

●旧三部作

ごみつさん、こんにちは。
敢えて旧三部作と呼びますが、旧三部作からビギンズを飛ばしてダークナイトに行ったので新三部作はリアル路線と思ってました。
まあ、kinkachoはヒース・レジャーに幻惑されて、ダークナイトを賞賛してる感があります。

さて、次はアベンジャーズです。
kinkacho | 2012年08月03日(金) 07:48 | URL | コメント編集

●アメコミ

アメリカンコミックとの付き合いは、かなり長いのですが、以前ほどのめりこめなくなっています。あまりに単純に善と悪とを切り分ける思想に違和感を感じてしまうようになったからです。ヴェトナム戦争以前なら、アメリカ国民でさえその単純な割り切りに納得していたのでしょうが、ヴェトナム撤退後はそうはいかなくなった。その迷いがかつてのアメコミのヒーローたちに悩みを抱かせるようになったのだと理解しています。ずれて共感できるのですが、違和感はぬぐいきれません。
ヌマンタ | 2012年08月06日(月) 13:48 | URL | コメント編集

●アメコミは映画

ヌマンタさん、こんにちは。
kinkachoはアメコミに関しては映画の方が好きみたいです。
あの毒々しい彩色が苦手だからでしょうか。
kinkacho | 2012年08月06日(月) 23:24 | URL | コメント編集

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