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2013'01.16 (Wed)

マンガ二冊

山の帰りにアマゾンで注文したら、翌日の装備の片付け中に届きました。

乙嫁語り5 森薫
「エマ」で大英帝国の貴族社会を描いた著者が今度は19世紀の中央アジアの遊牧民を描いています。
ロシアの進出やら大戦前の複雑な世界情勢が背景にあるのですが、遊牧民から定住民の家庭へ嫁いできた年上妻(といっても二十歳)と年下夫(末子相続なので)の基本ほのぼのした関係が描かれます。
このマンガの凄いところは、作者の異常なまでの書き込みへのこだわりです。
NHKの「シルクロード」などでご存知でしょうが、ウズベキスタンやトルキスタンなどの民族衣装の衣装や装飾品は生地が見えなくなるまで刺繍を施し、繊細過ぎる細工を連ねてます。
それを著者はこれでもかというまで(ほとんど手描きと思われる)描き込んでいます。
この巻は婚礼シーンがあるので、究極の装飾である花嫁衣裳もあり、それはもう偏執狂といっていいほどの絵柄となっております。
そして、遊牧民の家庭ということで動物が多数登場するのですが、これがまた精緻としかいいようのない絵です。
馬、羊、山羊、鶏、鷹…いずれも生き生きとしてリアルです。
馬なんて是非乗ってみたいと思わせるほどのかわいさ。
そして、この地方の馬らしく馬装が繊細で華やか。これも凄まじいまでの描き込みです。
この絵だけでも見る価値のあるマンガです。
しかし、時代が時代だけに悲劇で終わらないことを祈る作品です。

タンゴの男 ザ・ファイナル 岡田屋鉄蔵
すいません、いわゆるBLマンガです。しかも、さぶ系入っているというか、ガチムチで鉄板というか、おまけに描写がリアルで、どこがBLだゲイマンガだろうと非難されても仕方のない作品です。
でも、ストーリーが切ないというか、人間的というか、是非単館公開系の映画にしていただけないかという心に沁みる作品です。
アルゼンチンタンゴでつながる男と男、男と女。匂い立つ官能とエロス…なんですが、著者のデビュー作なもので、最初の頃は女がどう見ても女装したガチムチの男なところが、いくらこの著者の作品が好きでも、女なのか?男?と悩んだことも事実です。
この本をうかつに人前で開くことはあまりに危険でやってはいけないことですが、この作品みたいにたまにストーリー性が素晴らしい作品があるのでBLマンガはなかなか侮れません。
基本的にkinkachoは一般的なBLは苦手なのですが、むしろゲイマンガみたいなこの著者の作品は必ず読んでます。
ただし、店頭で買えずにアマゾンでクリックなところが、お笑いです。
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