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2013'05.31 (Fri)

予定が定まらず

梅雨のはっきりしない天気に振り回されてます。
だいたい梅雨入りの前に改装が終わるはずだったのに、梅雨入りが十日も早かったせいで下準備の状態で停滞中です。
今日も雨模様で作業は中止となり、夜の試写会の前に美術展に行くことにしました。

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ボストン美術館 日本美術の至宝 天王寺美術館

明治維新のどさくさに紛れて、フェロノサが持ち出した日本美術の里帰り展です。
ご一新やら廃仏毀釈の騒動で消滅するくらいなら、先進国に持ち出されていた方がよかったという好例です。
実にいいものを持ち出してます。
チケット、チラシに使われた曽我蕭白「雲龍図」などの障壁画や仏画はひとつ間違えば、燃やされていましたね。
尾形光琳「松島図屏風」は現代のグラフィックデザインのようですし、伊藤若冲「鸚鵡図」は色鮮やかです。
そして、この展覧会の目玉の「吉備大臣入唐絵巻」と「平治物語絵巻」
「吉備大臣入唐絵巻」は吉備真備の唐の入りを描いたフィクション。
ぶっちゃけ、ギャグ漫画です。
真備は鬼の出るという高楼に閉じ込められるのですが、その鬼が実は阿部仲麻呂で真備をいろいろ助けてくれることになる。お陰で唐の官僚を出し抜くというお話です。
絵巻に描かれる人物の表情のデフォルメ具合が笑いを狙ってて、下剤ネタもあったり、実にギャグ漫画です。
対する「平治物語絵巻」は劇画。
炎上する建物、倒れる死体、流れる血...平治の乱の騒ぎが鮮やかに伝えられてます。


クール・ジャパンの源流は絵巻物の昔から健在なのでした。
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00:58  |  文化・芸術  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT   このページの上へ

Comment

●早い梅雨

こちらにもこんばんは~。v-279

今年の梅雨入りは早かったですよね~。
東京もシトシトと降っております。蒸してるけど、気温がまだ低いのでしのぎやすいのはラッキーかな?

工事の時には在宅してなきゃいけないから、予定通りにいかないとあれこれ都合がつけにくいっていう事でしょうか?

早く改装も無事終了すると良いですね。v-258

ご紹介の「ボストン美術展」は東京(東博で)でもやってました。行けなかったので残念です。「吉備大臣入唐絵巻」見たい!(笑)
ごみつ | 2013年05月30日(木) 22:22 | URL | コメント編集

●外装なので

ごみつさん、こんにちは。
改装は外装なので、雨だと作業ができなくて、工期が伸びてます。
この展覧会、よかったです。
なかなかの目利きでいいものを持ち出してます。

「神弓」が行きつけのレンタル屋になかったです(涙)
kinkacho | 2013年05月30日(木) 23:55 | URL | コメント編集

●異端

古代から絵を使った物語は多くの文明でみられます。その多くは戦争の勝利や英雄譚、あるいは神話、宗教がらみなのですが、なぜか日本では鳥獣戯画のような娯楽性の高いフィクションが描かれています。すごく不思議な気がします。吉備大臣入唐絵巻は知りませんでした。これは見てみたいですね。
ヌマンタ | 2013年05月31日(金) 13:03 | URL | コメント編集

●鬼灯の冷徹

ヌマンタさん、こんにちは。
マンガの魂は日本人のDNAに刻み込まれていると、しみじみ思いました。
この「吉備大臣入唐絵巻」を見て、モーニング連載の「鬼灯の冷徹」を思い出しました。
確かに繋がってるなという感じです。立ち読みでもしてみてください。
kinkacho | 2013年05月31日(金) 19:43 | URL | コメント編集

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