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2013'10.17 (Thu)

ザ・ストレートプレイ

棚ボタでお芝居を見てきました。

青年座「黄昏」
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作:アーネスト・トンプソン 
出演:津嘉山正種、岩倉高子他
兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール A席1階M列3番

長年連れ添ったノーマンとエセルの夫婦は毎年恒例のニューイングランド、ゴールデンポンドでの避暑にやってくる。
80歳を迎えるノーマンは心臓に不安を抱え、記憶にも障害が見え始めている。
ノーマンもだが、エセルもそんな夫に不安と苛立ちを感じる。
そこに、父との軋轢から疎遠になっていた娘・チェルシーが再婚相手とその連れ子を連れて、ゴールデンポンドにやってくる…

1981年にヘンリー・フォンダとキャサリン・ヘップバーンで製作されて映画の舞台化です。
劇場に入ると緞帳がきちんと下りていて、幕が開くとアメリカの別荘をリアルに作った舞台装置、暗転による舞台進行と、ザ・ストレートプレイという芝居でした。
最近、ここまでオーソドックスな芝居を見ていなかったので、なんだかかえって新鮮でした。
そして、主演の二人の俳優がいい!
頑固で辛辣な皮肉屋のノーマンを演じる津嘉山雅種、溌溂として快活な娘の頃の面影があるエセルを演じる岩倉高子、いずれもかっちりした楷書の演技で、オーソドックスな芝居をかっちりと描いていきます。
娘と再婚相手などの脇役の役者も基礎ができた正しい演技です。
さすが青年座という歴史ある新劇の劇団。きっちりと基礎から俳優を養成していますね。
ぽっと出のタレントを起用したドキドキの配役の舞台とは一味も二味も違います。
いいよな~こういう芝居はと思わせる佳作でした。

このごろ予算の関係で話題作の舞台ばかり見ていたkinkachoの観劇姿勢に活を入れてくれる一本でした。
でもねえ、ヴィジュアルの美しい舞台は目の保養だから、ついそちらに走ってしまうわ。

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阪急梅田駅の中に、カウンターで座って食べれるお寿司屋さんがありました。
茶巾寿司と巻き寿司の盛り合わせ500円。
お味噌汁付きで小腹がすいた時にぴったりでした。
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12:33  |  舞台  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT   このページの上へ

Comment

●On Golden Pond

こんばんは。v-353

「黄昏」は良い映画でしたよね~。まあとにかくキャサリン・ヘップバーンの演技が見事で泣かされました。

お芝居でも、てらいのない演出で、じっくり俳優達の演技を見せてくれる舞台も良いものでしょうね・・。

私も歴史劇だとか特撮ものだとかが好きなんでついそっちにかたよりがちですが、じっくりと描かれた等身大の人間ドラマを見ると、自分の生きている世界のはかなさとか、愛おしさとか、心の痛みだとか、そんなものに気がつかされてハっとさせられます。e-490
ごみつ | 2013年10月18日(金) 00:04 | URL | コメント編集

●正統派の芝居

ごみつさん、こんにちは。
こういう正統派の演劇は役者の力がはっきりわかりますね。
ケレンや奇抜な演出で誤魔化せないから、演技力の真剣勝負でした。
たまにはこういう楷書の舞台を見ておかないと、観劇の視野が濁るのでこういう機会は大事にしたいと思います。
kinkacho | 2013年10月18日(金) 08:14 | URL | コメント編集

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