2007'09.21 (Fri)
黒博物館 スプリンガルド
藤田和日郎著。
名手藤田氏による「バネ足ジャック」の物語。19世紀ロンドンに出没したと言われる「バネ足ジャック」をアレンジしたアクション漫画。下手な作家がやるとパクリになるところ、名手の手になるとあら不思議。実に面白い話になりました。掲載誌が青年誌なので、藤田氏にしては珍しく、主人公がハンサムな若い男。もっとも性格には目一杯ヒネリが入ってますが、根っこは男前です。(同時収録の二作目は少年少女が主人公で、本来の藤田作品!)女性作家のような緻密な時代風景は描かれませんが、19世紀ロンドンの闇の雰囲気は十分醸し出してます。闇を描かせたら藤田氏は一級品ですね。そして何故かパブリックスクールの学友にはつきものの同〇愛テイストもあって、う~ん実においしい作品だ。ただシリーズものになりそうな気配がアリアリなのにkinkachoは腰が引けます。
この「バネ足ジャック」のほか「切り裂きジャック」「ジャック・ザ・ストリッパー」とイギリス犯罪史に「ジャック」が多いのは何故かと思ったら、「ジャック=太郎」だそうで、未解決事件には「ジャック」が使われるそうです。ひとつ勉強になりました。
名手藤田氏による「バネ足ジャック」の物語。19世紀ロンドンに出没したと言われる「バネ足ジャック」をアレンジしたアクション漫画。下手な作家がやるとパクリになるところ、名手の手になるとあら不思議。実に面白い話になりました。掲載誌が青年誌なので、藤田氏にしては珍しく、主人公がハンサムな若い男。もっとも性格には目一杯ヒネリが入ってますが、根っこは男前です。(同時収録の二作目は少年少女が主人公で、本来の藤田作品!)女性作家のような緻密な時代風景は描かれませんが、19世紀ロンドンの闇の雰囲気は十分醸し出してます。闇を描かせたら藤田氏は一級品ですね。そして何故かパブリックスクールの学友にはつきものの同〇愛テイストもあって、う~ん実においしい作品だ。ただシリーズものになりそうな気配がアリアリなのにkinkachoは腰が引けます。
この「バネ足ジャック」のほか「切り裂きジャック」「ジャック・ザ・ストリッパー」とイギリス犯罪史に「ジャック」が多いのは何故かと思ったら、「ジャック=太郎」だそうで、未解決事件には「ジャック」が使われるそうです。ひとつ勉強になりました。
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