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2014'12.06 (Sat)

京都で年中行事

師走の京都と言えば
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南座の顔見世興行です。
予算と時間の関係で、今年は昼の部のみの観劇です。
演目は、
藤十郎の恋
新口村
魚屋宗五郎
仮名手本忠臣蔵 七段目
です。
今年は顔見世らしい演目で満足です。
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ロビーもすっかり顔見世らしくなっています。
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お弁当も張り込んで、カニ飯です。

そして、お目当ては、当然、仮名手本忠臣蔵です。
あらすじは、
主君・塩屋判官の仇討ちを心に秘めた大星由良之助は、敵の目を欺くために祇園で放蕩三昧の日々を送っている。
そんな放蕩ぶりに同志も疑い、敵側も一抹の疑いを抱きながらも本心の放蕩と騙される。
しかし、密かに仇討ちの準備を進める由良之助は、早野勘平の妻ながら仇討ちの資金のために祇園に売られたお軽に密書を読まれてしまったことに気づき、お軽の口を封じるために身受けを持ちかける。
身受け後自由にしてやるという言葉を喜ぶお軽。
そこで、偶然再会した兄・平右衛門に身受け話を話すと、いきなり平右衛門はお軽に切り付ける。
足軽の身分ゆえに仇討ちへの参加を拒絶された平右衛門は、由良之助の真意を見抜き、妹の首を土産に仇討ちに参加するという。
最初は、夫・勘平との再会のために逃げるお軽も、勘平の切腹を知って、平右衛門の役に立とうと死を覚悟する。
兄妹の心意気を知って由良之助は、平右衛門の参加を許し、由良之助を探っていた敵をお軽に討たせて、勘平の仇討ちの名を連判状に加える。

忠臣蔵の一場面ながら、祇園のお茶屋の華やかさとドラマティックな筋立て、最後の勧善懲悪のカタルシスゆえか、見取り上演の多い段です。
由良之助は主君の仇討ちという大望を胸に秘めながら、遊里で放蕩三昧を続ける粋人としての色気を持ち、目的のためには女ですら殺す非情さも見せる、なかなかしどころの多い大役です。
今回、由良之助は仁左衛門。たぶん七段目の由良之助に関しては、この人ほど適役な役者はいないでしょう。
判官切腹とか、城明け渡しとか、他の段なら、故団十郎や吉衛門でもいいと思うのですが、七段目に関しては、仁左衛門がベストな由良之助役者だと思います。茶屋遊びをしてるところの色気がもう最高です。
ヒロインのお軽は七之助。
人妻ながら遊里に売られ、遊里の水に馴染み始めたところを演じます。
年長の女役が演じると悲壮さが出たり、哀愁が漂ったりするのですが、七之助は可憐で無邪気。
実直な平右衛門を演じるのは勘九郎。七之助とは実際の兄弟です。
父・勘三郎を亡くしてからこの兄弟はとても健闘しています。
特に、勘九郎は結婚してから成長著しかったのですが、さらに成長してきています。

一緒に行った歌舞伎友達をして、「今考えうるほぼベストな配役」を言わしめた素晴らしい七段目でした。
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