2022'12.02 (Fri)
クライマーとは
人生クライマー
世界的クライマー山野井泰史のドキュメンタリー映画です。
単独行動初登頂にこだわり続けたクライマーで、それはもうえげつないルートを、えげつない季節に、フリーソロで登っておられます。
クライマーのドキュメンタリー映画を見ると、クライマーはエゴイストという印象を強めるものですが、この映画ではその印象は薄めでした。
ご本人の訥々とした語りがそう思わせるのかとも思いましたが、未だに生き残っておられるのということが大きな要因かも...
困難なルートに挑んで敗れるクライマーは多々おられます。
この映画でも、○○で死亡というテロップが沢山流れます。山野井さんとザイルを結んで登っていた映像があった方が亡くなられてたり、山野井さんが自分より慎重と評したクライマーが亡くなってたり、鑑賞中ビビることもしばしば。
その方々と同様、またはそれ以上に危険なルートに挑んでいる山野井さんが生き延びているのは、自然に対してエゴイストになる一線を踏み越えてないからと、思ったりしてます。
まあ個人的な感想ですが...
奥様の妙子さんとの日常生活もこの映画に収録されてます。
この淡々とした日常生活が、あのシビアな山行を際立たせてます。
奥様の妙子さん、kinkachoとしては泰史さんより力のあるクライマーではないかと思ってます。
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長生きできないだろうなァと思ったものですが、世界的クライマーとなり、今も現役ですから頭が下がります。技術や努力だけでなく、なにか持っている気がしますよ。