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2008'09.26 (Fri)

文庫3冊

「魔王」井坂幸太郎著
「紅顔」井上祐美子著
「ハメルンの笛吹女」岩井志麻子著

毎度の本屋での散財です。でも、文庫…
「魔王」
ついこの前まで放送していたテレビドラマのノベライズだと不覚にも思っていました。
ふくちゃんさんのブログで「死神の精度」の某氏が出ているとあったので、速攻本屋で購入しました。
井坂氏の作品は非常に洗練されていますね。きれいな都会の街並みを見ている気分がします。
確かに某氏が出ていました。脳内キャストは金城武です。

「紅顔」
井上祐美子の中国歴史小説。
当たり外れが大きいと言うか、クオリティが安定しないと言うか…
舞台は明末清初の動乱期。主人公は呉三桂と陳円円。
この時代をかじった人なら誰でも知っている有名人を扱っているだけに、史料に寄り過ぎているように思います。井上女史の悪い癖ですね。
同じ時代を扱った「海東青」はそんな感じはなかっただけに残念です。

「ハメルンの笛吹女」
ホラー小説は湿った日本独特の怖さを醸し出し、淫猥さも持ち味なのですが、エッセイはただの壊れたスケベ婆になってますね、岩井志麻子。
しかも、この本は掲載が「東スポ」なので、スケベ度全開。なのに、出発元は中央公論社。
まあ「D」シリーズが朝日文庫から出るような時代ですから、ありですかね。
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