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2008'09.30 (Tue)

容疑者Xの献身

東野圭吾著
言わずと知れたミステリーです。映画も公開間近。

今朝、会社で滑って転んで後頭部を強打。脳外科に駆け込んで、会社を早退しました。CTに異常なしで安静にする仕方なく、置いておいた文庫を一気に読みました。

幕開きで起こる殺人は発端に過ぎず、メインはタイトル通り「献身」です。
ガリレオこと湯川が在学中に唯一一目置いた石神。
学者への夢破れ、今はしがない高校教師の彼が心を寄せる薄幸の母娘に起こる事件。母娘を守るため石神が構築した論理を湯川が崩壊させる。
周到な前振りと最後のどんでん返しで、正しいミステリーだなと感心しました。
物理対数学
実験対論理
理系対文系
成功者対敗北者
男前対醜男

これらの対比が明確ながら、絡み合っていろいろな構造になっています。どう対比を読み取るかは読者の自由だと思います。

気になったのは薄幸の母娘があまりにもステレオタイプなこと。まあありきたりなだけに、「献身」が際立つのかも知れません。

さて、映画はテレビでお馴染み福山雅治と堤真一。
堤真一が石神ですか?
男前すぎ!
伊良部の阿部寛並みの違和感ですね。演技力は福山より保証できますが…

頭部の強打は今のところ大丈夫ですが、明日ムチウチ症状が出ないか心配です。
直後とは言え、手足が数瞬動かないのにはパニックでした。
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