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2008'11.14 (Fri)

闇の公子

タニス・リー著
最近、文庫の新装版化が流行っています。kinkachoはこれがあまり好きではありません。焼き直しというか、新商品開発に手を抜いているような気がします。編集者が努力してないからだよとか勝手に思ってます。
その反面、老眼に文庫の小さい活字は辛いからその意味で評価できるかしらとも思います。もっとも、kinkachoは極度の近視のせいでまだ老眼はきてないので実感はしていません。
さて、表題の一冊。
もちろん旧版で読んでますし、持ってます。しかし、もはや捜索は不可能なので、新装版で再読したら…
ラノベなんて目じゃありませんでした。
絢爛豪華な退廃美!
エロス全開の異世界ファンタジー!
異世界の世界観はこのぐらい確固としてなきゃ!
ラノベは所詮バッタものだなあと実感してしまいました。
まだまだ感性が柔軟な頃にこのあたりの翻訳ファンタジーやSFマガジン全盛時代のSF作品を読んでいるので、最近一番元気なラノベを読んでも所詮亜流という一抹の違和感がありました。
それを目の前に突きつけられた気分です。
だから、目を逸らしていたのに…

まあ読み直す機会をくれた新装版の功は認めます。
でもねえ、くそややこしい古臭い岩波文庫の訳でドストエフスキーの「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」を読んだ世代の苦労も顧みてよ!
ちなみに、こいつらが倫理学のテキストだったんですよ!訳わかんね~教授でしょ?!
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