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2009'01.09 (Fri)

裁判長!これで執行猶予は甘くないすか

北尾トロ著
「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」の第二弾。
一冊目はこのふざけたタイトルと著者名で眉に唾を付けながら読んだのですが、読み出したらとまらない。この二冊目も一気読みでした。
著者が裁判傍聴の模様を私情を目一杯交えて語るエッセイ。裁判所で繰り広げられるドラマはやはりフィクションよりドラマチック。かつ、著者の興味の対象がkinkachoに近いのか同調しやすいので、サックリ読めます。
読み物としては面白いのですが、被告の犯罪に対する罪悪感の無さと裁く側の世間知らずさが腹立たしい。
やっぱり嫌だよ、裁判員制度。
被告の自己中心的な発言を聞いてるだけでキレそうになるし、度の過ぎた世間知らずの専門家に指導されたくはないです。
被害者に告訴されたことを逆恨みして出所後刺殺した犯人の一節を読んで、今度は裁判員が被害にあう?という危惧が高まります。
あまりに穴だらけの制度に対する不安が高まります。
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Comment

●問題も多いと思います

元裁判官や検事、弁護士などから非難が相次ぐ裁判員制度ですが、それでも導入が強行されたのは、無言の支持があるからだと思います。ぶっちゃけ、現行の司法があまりにひどいと思う法曹関係者が多いからだと想像しています。

私も仕事柄、税務や会社法務がらみの裁判に関りますが、前例踏襲の形骸化した判決が非常に多く、また裁判官を初めとした法曹界の人間の非常識ぶり、現場知らずぶりに辟易しています。一般常識とあまりに乖離しているがゆえに、もはや内部では改革不可能と判断されているようです。だからこそ、一般市民の感覚が求められているのでしょう。

ただし、相当に問題がある制度だとも思います。何度も改革を重ねる必要はあるでしょう。やってみる価値はあると思います。つうか、昨年来何度となく研修を受けさせられています。多分、いずれは選ばれる可能性が高いと覚悟しています。
ヌマンタ | 2009年01月10日(土) 17:09 | URL | コメント編集

●目には目を

ハンムラビ法典な気質が抜けないkinkachoです。デス・ノートがあればと昨日映画を見ながら思ってました。
法曹界の住人達は親の代から法曹界の住人で、大学も法学部一本、そして司法試験という人種が多いので、法曹界しか世間を知らない輩の多いこと。日常会話でムカついた経験があります。口語でしゃべれと突っ込んでやりました。刑法なんて条文見るとめまいがします。
滞る水は濁るってやつですかね。
kinkacho | 2009年01月10日(土) 17:34 | URL | コメント編集

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