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2009'01.14 (Wed)

チェ 28歳の革命

チェ28
チェ・ゲバラ。一時期Tシャツに溢れたおじさん?ミュージカル「エビータ」で狂言回ししてた人?
いえいえ、さすがに革命家ということは知ってます。「ゲバラ日記」は読んでます。でもねえ、「革命家」という肩書きに目一杯胡散臭さを感じてしまうんですよ。チェの盟友カストロ議長もそうだしなあ…
ただ、この映画は見とかないといけないと無性に思いました。おまけに行きつけの映画館で公開してくれたのがラッキーでした。
歴史好きのkinkachoの大盲点、南米の現代史。立ち上がりは頭が大混乱。「わかんねえ~」で必死で見ないとついていけませんでした。暑苦しいヒゲ面ラテンオヤジばかりの絵面で潤いがない。華麗好き、美形好きのkinkachoにはつらすぎる画面が続くし、聞き慣れないスペイン語が違和感満点。かなりな苦行でした。
しかし、チェが脱走兵を処断するシーンでストンとハマりました。「チェって徹底的に理性で革命を推進したんだ」とkinkacho的に納得したんでしょう。理論でなく理性というのがポイントでした。
革命家として評価が高いチェを「早死にした分得したな」とかなり斜めに見ていた点を修正したいと思います。
カストロに厄介払いされて、実は暗殺だったりしてとかなり誤解していたことを反省します。
これは続編「チェ 39歳別れの手紙」も見なくてはなりません。パンフレットまで買ってしまいましたから、かなり気に入ってます。
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23:29  |  映画  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT   このページの上へ

Comment

●スペイン語圏の悲劇

歴史大好きな私も南米は鬼門です。どうしてもインカ、アンデスに関心が飛んでしまい、現代史には疎いですね。「解放の神学」などには興味があるのですが、どうも良い本が出てない。近年のノーベル文学賞は南米が大きな勢力となっていますから、読みたい本は数多あるのですがね。

他にも反グローバリズムはスペイン語圏のメディアが先鞭をつけていますし、なかなかに無視できないものがあると思います。
ヌマンタ | 2009年01月15日(木) 12:36 | URL | コメント編集

●南米、アフリカは未開の地

南半球になると頭がついていかないkinkachoです。
アフリカ大陸も「アラビアのロレンス」で頭が止まってしまいます。赤道は高い壁なのか???
南米文学は「蜘蛛女のキス」ぐらいしか読んでないかも知れません。勉強不足です。

一晩たって、この映画はいい映画だと評価が上がっています。
時間があれば見てください。
kinkacho | 2009年01月15日(木) 12:46 | URL | コメント編集

●理論でなく理性・・・

今晩は。

わ~、私も見に行きたいんですよ~。ちょっと、ムリそうなんですけど。e-445

デル・トロの演技はどうでしたか?気になるな~。見たい!

今回の記事で、Kinkachoさんが書かれてた、「理論でなく理性で」革命を推進したという一文にとても興味をひかれました。
続編のレビューも期待してます!v-254
ごみつ | 2009年01月15日(木) 23:50 | URL | コメント編集

●いい仕事してました

ごみつさん、こんにちは。
デル・トロは25キロの減量をしてこの映画に臨んだそうです。
姿形はまるで好みではないのですが、中盤以降映画に引き込まれたのは彼の演技力です。チェのカリスマ性がスクリーンを通してビンビン伝わってきました。
28歳と39歳を続けて見た方がいいと思うので、DVDが出たら一気に見てください。
kinkacho | 2009年01月16日(金) 08:37 | URL | コメント編集

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