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2009'12.12 (Sat)

蘭陵王

田中芳樹著。
知っている人は知っている蘭陵王の生涯を描く中国歴史小説。
正史にもきっぱり美貌と書かれてしまう蘭陵王です。舞楽でも有名ですね。
でもねえ、著者が田中芳樹というのが…
田中一門(?)の素材の選び方はなかなかツボなのですが、その創作姿勢がどうも好きではありません。
たまに当たりがくるのですが、だいたいは史料まんまで、「それやったら、史料を読むわい!」と突っ込んでしまいます。
この本の後記にも、作者は史料が面白い箇所は脚色の必要を感じなかったと書いてあったりして、小説家としてどうかなと首を傾げます。
だいたいシリーズをまともに完結させず、手が回らず一門に続きを書かせたり、読者を嘗めてるなあと思います。
初期は架空歴史物を書いてましたが、結局、史料を生かす技量がなかったのねとつくづく思います。
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Comment

●乱蔵

最初、タイトルを見たとき、てっきり九十九乱蔵の憑き物落としの短編かと思いましたが、よくよく見たら田中芳樹。乱蔵は夢枕獏氏でした。

田中芳樹は資料地獄を巡っていると私はみています。資料を咀嚼して営養として吸収する時間を欠いているとさえ思えます。だから初期の頃の架空歴史ものの輝きが失せているのではないか?
もっとも翻訳点数の少なかった中国ものを広く普及させた功績は認めています。kinkachoさんのように原典に当れる方はレアだと思うので、私のような素人には入門として良いと思います。
ヌマンタ | 2009年12月13日(日) 12:55 | URL | コメント編集

●歯がゆい

ヌマンタさん、こんにちは。
中国文学は史書が面白すぎて発達しなかったという極論の教授なんかを見ているので厳しい言い方かも知れません。
これがきちんと他の作品を仕上げていたら、中国歴史物も評価するのですが…
司馬とか陳とかの先達に比べると未熟!
史料に振り回されるレベルで歴史を書いてはいけませんよ。
架空歴史物で止めとけばねえ…
kinkacho | 2009年12月13日(日) 16:12 | URL | コメント編集

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