2010'01.12 (Tue)
ついに故障、遠見尾根
先の記事のように、魂切っちゃった山行になりました。
8日23時大阪を貸切バスで出発。
9日5時過ぎ五竜スキー場着。
さすが連休の初日、早朝でもスキー場には煌々と明かりが点いていますし、人もいます。
スキー場らしい華やかな雰囲気の中で装備を用意して、8時にテレキャビンに乗車して一気に高度を稼ぎます。
またまた吹雪いてます…太陽は見えているのに強風で積もった雪が吹き飛んでいるんですね。
あやしげな視界の中、ベテランの指導で地蔵の頭に到着。地蔵と遭難者の慰霊碑があって、ちょっと気分がブルーな方向へ…

こんなにトレースはきれいなのですが、風の吹いていく所へ出ると横殴りの吹雪なんですよ。

太陽の光で雪がキラッキラッして地吹雪でトレースが消えていく様は映画みたいにきれいなんですが、気分は「南極物語」のタロとジロです。
慣れないワカンのトラバースはマジで怖いし、装備は重いしで、一行に遅れるのであせるし、小遠見山頂では顔色が真っ青だったそうです。
強風で一息ついただけで山頂とはお別れして、今日のテント場になる鞍部を目指します。
ここで、kinkachoはついに故障です。
あせって通った木の側で左足が凹って上に残った右足を捻りました。ピキッと音がしたような気がしたのですが、強風に急き立てられてテント場へそのまま移動しました。

(↑写真中央あたりが事故現場、左端がテント場)
この時は痛いかな程度だったので、テント設営と雪洞作りの土方仕事は普通にしていたのですが、キムチ鍋の夕食後にテントを出ようとした時、痛くて膝が伸びないことに気づきました。
寝たら治るかと甘い期待をしたのですが、朝起きても痛い…自己判断で行動は無理とリーダーに申告して、一人テントに残留しました。この判断は正解だったと思います。
その日はかなり強い吹雪。テントが風でバタバタいう音を聞きながら一人寝てると、一行が西遠見途中で撤退して無事帰還。明日は撤収ということで、チーズ鍋の夕食後19時には就寝していました。眠れるものです。

そして最終日。やはり皮肉にも快晴でした。
ごきげんにテント撤収作業をして、ごきげんに下山のはずでしたが、前記のアクシデントが…

でもまあ結果オーライでした。そして、最終日の稜線はこんなにきれいでした。
8日23時大阪を貸切バスで出発。
9日5時過ぎ五竜スキー場着。
さすが連休の初日、早朝でもスキー場には煌々と明かりが点いていますし、人もいます。
スキー場らしい華やかな雰囲気の中で装備を用意して、8時にテレキャビンに乗車して一気に高度を稼ぎます。
またまた吹雪いてます…太陽は見えているのに強風で積もった雪が吹き飛んでいるんですね。
あやしげな視界の中、ベテランの指導で地蔵の頭に到着。地蔵と遭難者の慰霊碑があって、ちょっと気分がブルーな方向へ…

こんなにトレースはきれいなのですが、風の吹いていく所へ出ると横殴りの吹雪なんですよ。

太陽の光で雪がキラッキラッして地吹雪でトレースが消えていく様は映画みたいにきれいなんですが、気分は「南極物語」のタロとジロです。
慣れないワカンのトラバースはマジで怖いし、装備は重いしで、一行に遅れるのであせるし、小遠見山頂では顔色が真っ青だったそうです。
強風で一息ついただけで山頂とはお別れして、今日のテント場になる鞍部を目指します。
ここで、kinkachoはついに故障です。
あせって通った木の側で左足が凹って上に残った右足を捻りました。ピキッと音がしたような気がしたのですが、強風に急き立てられてテント場へそのまま移動しました。

(↑写真中央あたりが事故現場、左端がテント場)
この時は痛いかな程度だったので、テント設営と雪洞作りの土方仕事は普通にしていたのですが、キムチ鍋の夕食後にテントを出ようとした時、痛くて膝が伸びないことに気づきました。
寝たら治るかと甘い期待をしたのですが、朝起きても痛い…自己判断で行動は無理とリーダーに申告して、一人テントに残留しました。この判断は正解だったと思います。
その日はかなり強い吹雪。テントが風でバタバタいう音を聞きながら一人寝てると、一行が西遠見途中で撤退して無事帰還。明日は撤収ということで、チーズ鍋の夕食後19時には就寝していました。眠れるものです。

そして最終日。やはり皮肉にも快晴でした。
ごきげんにテント撤収作業をして、ごきげんに下山のはずでしたが、前記のアクシデントが…

でもまあ結果オーライでした。そして、最終日の稜線はこんなにきれいでした。
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ごみつ | 2010年01月13日(水) 01:01 | URL | コメント編集
遠見尾根は夏に歩いても 急で長くて 楽なコースじゃありませんから
冬の悪天候では 簡単には登れないコースです。
それにしても 下山日だけでも 素晴らしい景色に恵まれて良かったですね。
過激な遊びですから 体のコンディションを維持するのも大変です。
膝 お大事に。
冬の悪天候では 簡単には登れないコースです。
それにしても 下山日だけでも 素晴らしい景色に恵まれて良かったですね。
過激な遊びですから 体のコンディションを維持するのも大変です。
膝 お大事に。
ごみつさん、こんにちは。
昨日レントゲンで、明日MRIです。
骨に異常はなかった(いつ見てもりっぱな骨だ!)のですが、念のため靱帯が写るMRIを撮ることになりました。
今、右膝は固定用の包帯を巻いているので、立派な怪我人の様相を呈しています。
昨日レントゲンで、明日MRIです。
骨に異常はなかった(いつ見てもりっぱな骨だ!)のですが、念のため靱帯が写るMRIを撮ることになりました。
今、右膝は固定用の包帯を巻いているので、立派な怪我人の様相を呈しています。
kinkacho | 2010年01月13日(水) 08:45 | URL | コメント編集
ニコさん、ご心配おかけしました。
事故の記事は事故に遭われた方がとっても気に病んでらっしゃるので、非公開にしました。
最終的には全メンバーが一緒に大阪へ帰ることができたので結果オーライです。
たまたまパーティーに冬季クライミングの経験もある人が複数いた、すぐ近くに顔見知りのパーティーがいて助力を頼めた、リーダーの救助要請が的確だった、快晴無風でヘリがすぐ飛べたと、救助体制の条件がよかったので大事に至りませんでした。
まったく不幸中の幸いで、運がよかった。
事故の記事は事故に遭われた方がとっても気に病んでらっしゃるので、非公開にしました。
最終的には全メンバーが一緒に大阪へ帰ることができたので結果オーライです。
たまたまパーティーに冬季クライミングの経験もある人が複数いた、すぐ近くに顔見知りのパーティーがいて助力を頼めた、リーダーの救助要請が的確だった、快晴無風でヘリがすぐ飛べたと、救助体制の条件がよかったので大事に至りませんでした。
まったく不幸中の幸いで、運がよかった。
kinkacho | 2010年01月13日(水) 08:54 | URL | コメント編集
写真、凄くきれい。
本当にきれい。
寒さもこの景色を引き立ててくれそうですね。
みなさん無事に下山して良かった。
運も大事。本当に無事で良かったです。
本当にきれい。
寒さもこの景色を引き立ててくれそうですね。
みなさん無事に下山して良かった。
運も大事。本当に無事で良かったです。
がらさん、こんにちは。
せっかくコメントをいただいたのですが、事故者の方が大変気を病んでらっしゃるので、先の記事を非公開としました。
身を切るような空気だと景色が余計にクリアになるのが魅力です。
特に星空は夏より美しいです。
せっかくコメントをいただいたのですが、事故者の方が大変気を病んでらっしゃるので、先の記事を非公開としました。
身を切るような空気だと景色が余計にクリアになるのが魅力です。
特に星空は夏より美しいです。
kinkacho | 2010年01月13日(水) 11:57 | URL | コメント編集
五竜に行っていたのですね。
あのあたりはどの山も荘厳ですよね。
それにしても、怪我をされたとの事、残念です。早く治るよう安静にしてくださいね。
友人の凍傷は酷いです。手の指が一番になって、身体は手の指に血が通わないと、末端を切り捨てようとするらしく、足もやられてしまいました。最高級の新しい登山靴だったのに・・・。冬山の低温にはご注意を。
あのあたりはどの山も荘厳ですよね。
それにしても、怪我をされたとの事、残念です。早く治るよう安静にしてくださいね。
友人の凍傷は酷いです。手の指が一番になって、身体は手の指に血が通わないと、末端を切り捨てようとするらしく、足もやられてしまいました。最高級の新しい登山靴だったのに・・・。冬山の低温にはご注意を。
のんちゃん | 2010年01月14日(木) 09:29 | URL | コメント編集
のんちゃんさん、こんにちは。
今日、MRIを撮ってきます。で、今週末は山はお休みします。
今回のkinkachoの捻挫は雪庇崩落の滑落事故の前にはふっとびました。
凍傷ですか…人間の体って内臓と脳を守ろうとするので、危機的状況になると手や足から血流を減らしていくそうです。だから、指先、足先から凍傷にやられると聞きました。
今日、MRIを撮ってきます。で、今週末は山はお休みします。
今回のkinkachoの捻挫は雪庇崩落の滑落事故の前にはふっとびました。
凍傷ですか…人間の体って内臓と脳を守ろうとするので、危機的状況になると手や足から血流を減らしていくそうです。だから、指先、足先から凍傷にやられると聞きました。
kinkacho | 2010年01月14日(木) 12:33 | URL | コメント編集
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無事に戻られた様で安心しました。
大変でしたね~。
膝の調子はその後いかがですか?
↓ の救助ヘリの写真、凄い緊張感!
やっぱり冬山って、本当に大変なんですね。
しかし、最後の山の写真は本当にきれいです・・・。