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2010'01.28 (Thu)

インビクタス 負けざる者

試写会です。連れにフラれたので一人で鑑賞。
ネルソン・マンデラ大統領が誕生し、アパルトヘイト撤廃で内乱の危機の中、開催された1995年ラグビー・ワールド・カップ南アフリカ大会。
前評判の悪さをはねのけ開催国である南アフリカが初出場で初優勝の快挙を成し遂げる。
感動の実話ではなく、スポーツの政治利用とは?を考える映画です。
監督はクリント・イーストウッド。
ちぃ~とあざといというか、監督の老獪さが出てます。
アパルトヘイト撤廃で、長年の鬱積を晴らしたい黒人と報復を恐れる白人。
内乱の危機をはらんだ祖国を一つにしたいと考える大統領の目についたのが、ラグビー・ワールド・カップ。
確かに、ワールド・カップのようなスポーツの国際大会は国を一つにするには絶好の機会。何せ敵が目に見えるし、ライブ放送だと臨場感抜群!
サッカーでも、野球でも、勝てば隣と肩を抱き合うのが人間の心情というもの。
そうなれば、歩み寄りのきっかけにはなりますよね。
それに目をつける人はまあいるでしょうが、利用するとなるとどうでしょうか?
政治とスポーツは無関係という建前を教えられ、政治がスポーツに介入すると非難される風潮を見てきた一般人は躊躇しますが、マンデラ氏は躊躇しません。
まあ政治はスポーツに介入しまくりなんですが、他に社会問題が山積みの時にラグビーに目をつけて利用する辺りがマンデラ氏の政治家として非凡な点ですね。
映画としてはその点ばかりも描けないし、マンデラ氏の家族問題、職務に忠実なSP、マンデラ氏の不屈の精神に導かれるラグビーチームのキャプテンなども描きますが、やっぱりメインテーマの前には霞みます。
マンデラ氏にはモーガン・フリーマン、キャプテンのビナールはマット・デイモン。手堅い演技派を配置してます。
マット・デイモンのラグビー選手に見えるように作り込んだ肉体は見事です。
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Comment

●やっぱ観にいくべき?

今晩は。

試写会に行かれたんですね~。
イーストウッドは、テーマ選びのヴァリエーションが多彩だし、実に手堅い作品作りをしますよね。v-265
初期の頃は、失敗作も多かったけど、最近の作品はホントにうまいな~って思います。
凄い人だな~。

Kinkachoさんの記事を読ませていただいても、見どころはたくさんあるみたいですね。やっぱり、劇場へ足を運ぼうか・・と思っています。e-446
ごみつ | 2010年01月28日(木) 23:45 | URL | コメント編集

●試写会は好きです

ごみつさん、こんにちは。
この作品、手堅い出来です。わかってても、南アフリカが優勝してしますラストシーンはジ~ンとしてしまいます。
監督にしてやられた感が大きいですね。

試写会、当ればラッキーですよね。
kinkachoの友達は、舞台挨拶付きの試写会で金城ワンコを生で見たそうです。うらやましい~~~
kinkacho | 2010年01月29日(金) 09:53 | URL | コメント編集

●差別なかりせば

南ア、なにげにスポーツ大国です。アパルトヘイトがあったころは、ほとんどのスポーツ大会は参加できませんでした。でも、参加していたらメダルは確実と言われた選手は数多いましたね。
サッカーは難しいと思います(日本より少し強い程度)が、ラグビーは十分優勝を狙える国だと思います。スポーツの政治利用は当然というか、必然なので、それはイケナイと思うほうが現実離れだと思います。
日の丸、君が代に拒否反応をする方々も、なぜかオリンピックには反対しません。いい加減、その自己矛盾ぶりを自覚してほしいものです。
ヌマンタ | 2010年01月29日(金) 17:19 | URL | コメント編集

●ラグビーって

ヌマンタさん、こんにちは。
この映画、ラグビーのルールを知らないと面白さ半減かしら?
ラグビーってあまりわからないのですよ。ひょっとして一番過酷な球技かもと思う映像でした。
kinkacho | 2010年01月29日(金) 22:53 | URL | コメント編集

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