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2010'08.23 (Mon)

ビビリ、シャリバテ、ロングコース

この夏の沢修行のハイライト、上越・赤倉川笹穴沢は
ビビリ、
シャリバテ、
ロングコース、
そして、ビバークでした。

関東に遠征したのですら先日の雲取山が初めてなのですから、当然、上越なんて初めてでした。
必死で調べたのですが、とにかく明るい沢で滝が多くて、普通は沢中ビバーク1回というコースらしいことだけがわかりました。
そして、kinkachoは必死で荷物の軽量化を計り、共同装備以外の個人装備を徹底的にスリム化。後にこれが仇となりました。

教訓:行動食の削減はほどほどに。
kinkachoは食べる人なので、行動食は軽量化すべきではなかったです。ナッツ類はカロリーはあるかも知れませんが、まるで自分に合わないことが判明しました。同じ重量ならα米が正しい選択です。

19人という大パーティー、バスが遅れて入渓時間が遅くなったこと、いまひとつ天気がすっきりしないなどの点から、リーダー判断により一日目は出合で英気を養うために一泊。
この時点で遡行に12時間、下山に3時間とはアナウンスされてました。当然、オンタイムで遡行が終了するなんて、これっぽちも思っていませんでしたがね。

翌日、5時より遡行開始。
確かに広くて明るい沢です。太陽が昇るほどに、それを実感します。
そして、滝、滝、滝!!!の連続。小滝、大滝、斜瀑、複数段の滝などなど見たことのないほどの滝の展覧会の様相です。
最初は素直に「きれい~」なんて思っていたのですが、そのうち「勘弁して~」に変わるほど、登っても登っても滝で食傷気味になってきました。
おかげ様で、写真を撮る余裕なんてまったくありませんでした。

そして、後半に入った頃の高巻きの草付きのトラバースで、kinkachoのビビリ・スイッチがONになってしまいました…
最初に書いた理由で、シャリバテ気味な上に、ビビリON状態で、動きがとたんに鈍くなりました。
ラスボスと思われる120メートルのナメ滝まではなんとか我慢したのですが、ここから先がもうアウト。
暗くなるし、お腹は空くしで、どんどん心寂しくなっていきます。
源頭部まで登り切った感動もなく、草原状のはずの(真っ暗で何も見えない)詰めを上がってホッとしたのもつかの間、恐怖の笹薮トラバースが目の前に立ちはだかりました。
ついに見かねた同行者がザックを取ってくれて、笹を押さえて先導してくれたおかげで、登山道に出ることができました。
グダグダのヘロヘロで平標山山の家にたどり着いたのは21時過ぎ。行動時間16時間超え。行動時間の自己記録を更新してしまいました…
ここで、リーダーは下山は諦め、ビバーク決定。
問題はみんな夕食、朝食を持参せずだったこと。それでも、全員の非常食をかき集めると、インスタントラーメン、α米、さといもの煮物、ナッツ、カロリーメイト、羊羹があったので、これで夕食。夕食後は死んだように爆睡。
moblog_5369c426.jpg
翌朝はカロリーメイト1本とインスタントコーヒーの朝食の後、一気に下山。
バスがコンビニにたどり着くまでが我慢できず、バスに温存されていたお菓子を貪り食い、コンビニでようやく食物らしい食物にありつきました。
風呂の後、一路高速道路で帰途につき、途中で海鮮丼を楽しみ、思ったより早く大阪に着けたのは幸いでした。
海鮮丼
いや~、今回の山行はとても勉強になりました。
写真がないので、他の方の写真から拝借したラスボス120メートルのナメ滝です。
ナメ滝1
↑下から見上げる
ナメ滝2
↑上からのぞく
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18:51  |  登山  |  TB(0)  |  CM(8)  |  EDIT   このページの上へ

Comment

●お疲れ様

まずは無事に下山できてなによりです。上越の沢は私も大好きでした。でも、あれだけおおらかな滑滝が続く沢は、日本全国でも指折りの名所だと思います。
シャリバテは辛いですね。どんなに鍛えても、あれだけは耐えられない。飴だけでもあれば、かなり違うけど、腹に力が入らない。やはり食糧は大事だと思います。
ヌマンタ | 2010年08月23日(月) 20:30 | URL | コメント編集

●いい修業でした

ヌマンタさん、こんにちは。
ベテランと一緒の修業は勉強になりました。
シャリバテ…最悪でした。午後になってから飴ばかり食べ始めた自分がヤバイとは思ったら、案の定でした。
愛用のゼリーが買えなかったのも敗因です。
上越の沢、素晴らしいです。今度は余裕と食糧を万全で臨みたいです。
kinkacho | 2010年08月23日(月) 20:45 | URL | コメント編集

●海鮮丼

いや。。。そういうわけでしたか。。。

それじゃこの海鮮丼が五臓六腑に染み渡るはずだわ。。。

お疲れ様でした。
一陽 | 2010年08月24日(火) 10:46 | URL | コメント編集

●至福の味

一陽さん、こんにちは。
山の家に着いた時点で冷えたビールを至急されたのですが、クタクタの上空きっ腹では飲んだとたんに昏倒する気がして、他の人に譲りました。
もともと魚が好きなので、この海鮮丼は至福の味でした。
kinkacho | 2010年08月24日(火) 14:04 | URL | コメント編集

●うーん。

軽量化してスピード上げたとしても、15時間の行程を19人という大パーティで日帰りで挑むとは無謀と思えるのですが…。リーダーの判断が普通じゃないような…。
もし天気が荒れたらそれこそ遭難です。
上越地方は、急激に天気が変化するのでご注意を!
平標につきあげるなら西ゼンが良かったですねー。
それにしても、高度感が苦手なのは、私もです。。。登攀には向いてないんですかねー?
のんちゃん | 2010年08月24日(火) 14:40 | URL | コメント編集

●想定内?

のんちゃんさん、こんにちは。
確かに無理と言えば無理なところが…
進退窮まってビバークを体験させるという狙いがあったようには思います。
kinkachoは沢、岩、雪山には向いていないと思います。やりたいのは少人数の縦走なんですが、今は行動の幅を広げるために修行中です。
kinkacho | 2010年08月24日(火) 16:42 | URL | コメント編集

●確かに

> 進退窮まってビバークを体験させるという狙いがあったようには思います。

リーダーさんは大胆なように見えるかも知れませんがかなり慎重なお方です
こうした経験豊富なリーダーやコーチの元 かなりの確率で安全を確保された
状態での究極体験はきっと後日いい経験をしたと思われるでしょう
装備軽量化を思うあまりkinkachoさんが大食漢を自認してなかったとはv-8 
じゅん | 2010年08月26日(木) 18:22 | URL | コメント編集

●悔いなし

じゅんさん、こんにちは。
この経験は既にいい経験だったと思ってます。自己ベスト12時間を更新して、16時間は動ける自信はつきました。
食糧に関しては、ナッツとかバナナチップとかカロリーは考えたのですよ。でも、kinkachoは米が一番だと再確認しました。
kinkacho | 2010年08月26日(木) 22:23 | URL | コメント編集

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